親友グルヴィアには勝てない。だって、官能的だもの
https://kakuyomu.jp/works/16816452218537897016/episodes/16816452218838521250
翌々日、ポンポを膝にのせ、蛇竜でグルヴィアの屋敷に向かった。
⇒方向へ移動するときは助詞「へ」ですね。助詞「に」は「膝にのせ」で使っていますので。
⇒翌々日、ポンポを膝にのせ、蛇竜でグルヴィアの屋敷へ向かった。
彼女の屋敷はリーラ城から15ブロックほど先の瀟洒な建物だった。
⇒前の文を読んでいれば「屋敷」に触れているので、「彼女の屋敷は」は要りませんね。
グルヴィアの母は幻影的絵画の第一人者。進歩的特権階級として自由な子育てを標榜していたから、彼女の自立は大賛成だったし、一人暮らしに異論はない。グルヴィアはその境遇を余すところなく享受し、奔放な生活をしていた。
⇒「彼女の自立は大賛成だったし、」の「彼女」とは誰を指すのでしょうか。「進歩的階級として自由な子育てを標榜していたから、」の流れだと「グルヴィアの母」になってしまいます。「一人暮らしに異論はない」も「グルヴィアの母」の立場です。
ここは「娘の自立は」とするべきですね。
門を叩くと、屋敷の2階の窓が開いて、グルヴィアが笑顔を見せた。
⇒単に「門を叩く」だけで、屋敷の二階にいるグルヴィアが気づくのでしょうか?
よいところのお嬢様が「門を叩く」だけで気づけないと思います。
呼び鈴があったのでそれを鳴らしたのなら、先に使用人が気づきそうですし。
たとえば「門を叩きながら名前を呼ぶと、」にすれば、屋敷の大きさにもよりますが気づけるかもしれません。その場合マリーナの声が大きかったことになり、淑女教育はどうなった? という疑問も湧いてきます。
「たまたま」だった形にするのが適切かなと思いますので、
⇒「門を叩くと同時に、」が適切かなと。
玄関をノックする前に使用人頭がドアを開けた。
⇒ここもちょっと疑問ですね。「門を叩く」わけですから敷地外にいたんですよね。そして「玄関をノックする前に」と来るので、マリーナはいつ門を開いて玄関まで到着したのか、が問われます。まさか勝手に門を開いて敷地内に入ったのだとしたら、淑女教育がどうなったのか。
その後で蛇竜を引き渡していますから、まだ門の前にいるほうが自然ですね。
「トールセン。その言葉で皇妃へのプロポーズは消えたわ」
⇒「皇女」ですね。「皇妃」は皇室の嫁を指します。
「あら、安心したわ」
「グルヴィア」
「マリーナ」
「お相手は誰?」
⇒ここまで会話文だけが続きます。するとここにあげている部分はグルヴィア、マリーナ、グルヴィアと来るので当然「お相手は誰?」はマリーナのセリフになってしまいます。
おそらく「マリーナ」が余計ですね。もしくは「マリーナ、お相手は誰?」とひと続きなのか。
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どうもグルヴィアの屋敷を明確に思い描けませんでした。
屋敷には柵が巡らせてあって、門がある。庭があって居住棟があり、そこに玄関が付いている。その二階がグルヴィアの部屋。
これで合っていますか?
ただ「門」「玄関」「二階」としか出てこないのでイメージしづらいのでしょうか。
庭がどれだけ広いかで、門を叩いて二階のグルヴィアが気づけるかにもつながってくる問題ですね。
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