吟遊詩人の声に心奪われて


https://kakuyomu.jp/works/16816452218537897016/episodes/16816452218838512697



 激しい曲を巧みなテクニックを使い、破綻しそうな微妙なバランスで、ユーセイが歌っている。

⇒「激しい曲を巧みなテクニックを使い」で助詞「を」の重複となっています。

⇒巧みなテクニックを用いて、激しいけれども破綻しそうな微妙なバランスで、ユーセイが歌っている。

 と書くのが自然ですね。


「あるのですよ。私には古い友人がいてね、レヴァルというのだが、彼が教えてくれたのだ。不自然な声量や息つぎの仕方、息を吸う方法が空気のために異なるとね」

⇒ここは読点より句点のほうがわかりやすいところがありますね。

「あるのですよ。私には古い友人がいてね。レヴァルというのだが、彼が教えてくれたのだ。不自然な声量や息つぎの仕方、息を吸う方法が空気のために異なるとね」


 ……。

 舞踏会の翌日、夕食まで父と顔を会わさなかった。疲れてベッドから起き上がれなかったのだ。

⇒ここからシーンが切り替わるので、もう少し「シーンが変わりましたよ」とわかる合図が欲しいですね。チャプターナンバーのようなものでもよいですし、空行ふたつ入れるなど。




────────


 これにて第一部第一章の添削は終わりました。

 寸評はコメントに書いてありますので、そちらをお読みいただければと存じます。



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