第11話 お前、いったい何者なんだ。2
ここも漢字の使い方が主ですね。
常用漢字は基本漢字で表記します。補助名詞や補助動詞なんかはひらがなにしたほうが機能を識別しやすいので、そこだけ注意してください。
(補助形容詞「ください」は漢字で書く方も多いんですけど、私はひらがな派ですね)。
小頭トミに聞かれたんだけど、これほど答えにくい質問ってないわけで…
⇒三点リーダーは二個セットで文末に使う場合は句点を付ける、ですね。
でも、天正元年(1573年)に必死で生きるトミの質問は、なんていうか言葉の重みがちがって、だから誠実に答えたいって思ったんだ。
⇒西暦も全角文字のほうがよいですね。小説は縦書き文化ですが、ネット小説の横文字表記であっても、全角は維持したほうが読みやすいと思います。半角文字は目に付きやすいので。
あと「重みが違って」も漢字のほうがよいですね。「みがちが」の一団を見るとすぐに漢字が浮かんでこないので。
一般動詞と補助動詞の違いは「垣間見る」と「走ってみる」でわかるかな。「垣間」はあまり使いませんが「垣のすきま」のことで、そこから見るから「垣間見る」。
「走ってみる」は「走る」と試しにやる補助動詞の「みる」。
補助動詞を漢字で書くとふたつの動作が連続して読めるんですよね。
「走って見る」だと「走りながら見る」印象がありませんか。
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