第10話 お前、いったい何者なんだ

 今回も添削箇所は少ないです。

 漢字の用字用例は、中学校で習う漢字は基本的に漢字で書くと、漢字とひらがなの割合が程よくなりますよ。



敵は5台目の荷車を落とし、それをみて余った兵が6台目に向かった。

⇒「見て」は漢字のほうがよいですね。


 テンは体を低くめ、すっと前に踊り出て、敵の一人に的を絞り、長槍の間に体を沈めた。

⇒「低め」ですね。


その方向が北だし、ここは坂本城からみれば南に位置してる。

⇒ここも「見れば」がよいですね。


 トミが私をみて、それから視線をオババにうつし、再び私を見た。

⇒「私を見て、それから視線をオババに移し、再び私を見た。」と漢字はこうなのですが、「見」の字が重複しますね。「再び私を捉えた。」と書けば視線が定まった表現になります。

 ここでは助詞「を」の重複が気になりますが、重文なので読点で文が切れます。この場合は助詞の重複はカウントしません。



 今は15:30なのでまだやれそうなので、できるところまで添削しますね。

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