第11話
妻を、思い出した。何も言わず一歩下がってついてきた人。ろくに会話もなく、目が覚めるとちゃんと朝食がありワイシャツにアイロンがかかっていて、ハンガーにはスーツとネクタイ。きちんとした女性だった。家は快適であったと、ワンルーム風呂無しトイレ共同洗濯はコインランドリーの場所にいると泣けてくる。部下のことも思い出した。ほとんどが体育会系のイエスマンだった。私は、自分が間違っているなんて思いもしなかった。
深い暗闇の底に立ち、星空をみあげる。星には160億歳ものものがあり、また爆発とともにブラックホールとなり他の衛生を吸収するパワーがある。私も、死ぬ間際には何かパワーを発揮するのか。
あなたは今日から仲間だから おしゃれ泥棒 @umum
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