幼い頃の自信程眩しいものを私は知らない

「自尊心が低すぎる」

「自己評価が低すぎる」

いつぞやについぞ他人に言われた。

笑って誤魔化した私の心では、

曇天の空が広がっていたのだった。


「プライド」を持つと他人はそこに苛立ちを感じるらしい。

人はプライドを持つことにより「自己肯定」ができ、自分を大切にできるらしい。

人は自分という不安定なモノを安定させるためにプライドというものを持つらしい。

ならば、プライドを持たぬ者どもはいかのように生きていけばよいのだろう


自分に「自信(プライド)」があったころは未来が輝いて見れた。

僕には出来ないことなんてないなんて、

そんなふうに思っていた。

努力すればなんでもどうにかしようとすればどうにかなるものだと思っていた。


純真無垢な私の心が汚れたのは

一体いつだったのだろうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る