完璧じゃなくていい
私は母との確執がある。今はメンタルも体調も上手くいっていない時期。そう言う時に母に電話すると良くないのは分かっていたけれど、さすがに誕生日に連絡しないのはなあと思って電話をしたのだが。
コテンパに一方的に話され、私は疲れてしまい、次の日の体調がさらに悪くなった。
「ああ。うちの母はどうしてこうなんだろう。私、母のこと母なのに好きになれない。でもそう言う悪い感情を持つ私自身も嫌い」
そう言った私に、
「完璧なんて目指さなくていいよ。思うことは自由なんだよ。人間の弱さを知らない完璧の人がいるなら、それは逆に人間としてどうかしてる人だよ。汚くて弱いのが人間。でもそうだから、他人に共感したり、思いやったりができるんだよ」
と彼は言った。
私は自分は清くありたいと思っていた。でもそれは人間としての負の部分を見捨てることになるのかもしれない。
彼は私にブルーハーツの「ひとにやさしく」などの曲を聞かせてくれた。
なんだか涙が出た。
彼は私にいつも大切なことを気付かせてくれる。
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