気遣い
テレビの言い合いの次の日はどうなることやらと思ったけれど、翌日普通に挨拶してきた主人に感謝だ。
数日後、パソコンのモニターが家に届いた。どうやらテレビでゲームをするのをあきらめて、パソコンでするらしい。まあ、そこまでやりたいのなら何も言うまい。
私はハイの時は眠りが短い。毎日四時間くらいでも昼間眠気なく元気に動けてしまう。
ただ、本人の自覚なしに疲れは溜まっていっているようで、ハイが終わる時は疲れが出てきて、眠りを少しずつ欲するようになる。
その理解がある彼。
「なんか疲れてきたかも」
と言った私の言葉を覚えてくれていたよう。
「俺が仕事行った後寝た?」
と尋ねてくれた。
彼は仕事に出るのが早くて、朝五時には家を出る。私はその彼に朝食を食べさせるために朝四時、ハイの時は三時ぐらいから起きているのだ。
「うん。あの後六時から九時まで寝ちゃった」
「良かったやん」
こういう時、私は本当に幸せだなと思う。
彼は私より寝るのは早いけれど、でも五時には会社に出てそれからは眠れない訳で。それなのに私を気遣ってくれる。
心配してくれてありがとう。貴方も疲れないようにね。
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