水神と日照り神
小紫-こむらさきー
雨の恵みと陽の災厄
「
男の肌に並ぶ小さく白い鱗が、陽の光に照らされて光った。
後ろ手で一つにまとめられた漆黒の髪は腰の辺りまで伸ばされている。
瑠璃色を基調とした
「
深い紅色をした瞳で見つめられた
そして、二藍色の
「
眉を顰めて、
「お言葉ですが、わたくしにも考えがあったのです」
「はあ、
溜息を吐いた彼は、にこにこと笑う
「はい。わたくしは、この目で人里を見たかったのです。我が夫の威光が隅々まで行き渡っているのかを」
「それはうれしいことだが……。
「存じ上げております。ですから、細心の注意を払いましたとも。
自分の言葉に、驚いたように目を見開いた
「わたくしの心は
「……其方の行動には毎度驚かされるものだ」
「
「そううまくいくものかね」
「そううまくいくものですとも」
胸を張って得意げにしている
後日、
「一切困らぬように
水神と日照り神 小紫-こむらさきー @violetsnake206
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます