ヘラで磨くなんてワイルドすぎ(2021年1月18日)

 ※ 想像すると、ちょっとぞわっとくるかもしれないのでご注意を。


 仕事の夢を見る時は、たいてい最初に勤めていた大学の夢だ。大学を卒業してから13年、部署をあちこちわたりながらも務めたところだからわたしの頭の中では「職場」=大学なのだろう。


 しかしさすがに7年以上勤めていると今の仕事の夢を見る。

 今回もそうだった。


 今わたしは個別指導タイプの塾の講師をしている。

 夢の中で、職場の応援で違う教室に向かうことになった。

 初めて行くところなので商店街のところをさがしまわって見つけて、教室に入る。

 駅前がすごく賑やかで、アーケードの中の一角に教室があった。


 すごい広いところで、講師が何人もいる。

 今日受け持つ子の勉強の進め方を確認したところで、室長先生がちょっときてください、という。

 ついて行くと身だしなみチェックだった。


 服装の乱れを直し、髪をといた。ここまではいい。

 なぜか室長先生は小さなヘラみたいなのを持ってる。

 口を「いー」の形にさせられて、ヘラで磨かれた。

 なぜかその時、歯の矯正器具を付けていて、それが全部取れていく。


 ちょ、やめて、と言いたいが言えない。

 結局全部綺麗にとって「はい、OK」と笑顔で言われた。

 OKじゃねー!!


「ちょっとこれどうするんですか? なんでここまでするんですか」

 と訴えるも相手にされない。

「明日にでも歯医者さんでまたつけてもらってくださいねー」

 と笑顔で言われる。


 歯がぐらぐらするし、ショックで授業どころじゃない。これ訴えてもいいレベルだと泣きまくったが「どうぞご自由に」みたいな態度なのでわたしも開き直って「授業はします。歯医者代ぐらい稼いで帰らないと」と息まいたところで目が覚めた。


 実際、ヘルプで1日教えたぐらいで、そこまでひどくなった歯の治療代の一部しか出ないけど、夢の中ではなんかすごい根性入ってたな。

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