第13話 王妃さまも公務?

にやんこな人(猫の亜人、獣人ともいう)年配のその人は大臣の一人だったりする

グレーの猫耳がひょこんと動く

心配そうにアシャルルこと髪の長いアーシュを見ていました‥にやん


「あのアシャル王妃さま」そう呼ばれる度に赤い綺麗な目が虚ろになる

「あ~わかった、寄越せ 別の部屋で作業するか」頬のあたりがピクピク

長い耳もピクピク 長い黒髪も揺れている


「‥‥・」「・・……」しばし黙っていた二人 ファリとレーヴがアシャルを見ている


ファリは 浅黒い肌に青い瞳、黒髪がエキセントリックな美形な青年で

眼光は 苛烈な環境での事情で時々、鋭い

レーヴの方は金の髪 少しとがった耳 ほのぼの天然がにじみ出てる 

天然だが天才だったりはする万能学者


「すまないな二人とも すぐに戻るから」アシャルの笑みで

二人とも赤くなっている


「あ、あああ、気にしないで こちらから出す提案の事もあるから あはははっ」

レーヴである

頷き、視線を逸らすファリ 無言


「・・・御二人とも私達のアーシュさまの悩殺的笑みで

適当にあしらわれてますわね」

傍でお茶を持ってきた女官で白猫のルウの一言


ああああ・・ルウ先輩 また本音が駄々洩れです にやん






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