第9話 翡翠色の飲み物に・・ジャパンなオリエント料理にやああ☆彡
こちらは赤い砂漠の惑星から御来訪のファリ
「黒猫のアラシャ王は遅いな‥まあ、いいが」
何故か彼は和風で屏風のある御部屋でまったりしていた。
目の前には酒のつまみでもある砂魚、ファリの住む惑星で
砂の海に生息していたものであったりするする。
「失礼致します」にやんこな女官のルウが部屋に入ってきた
更には魔法製のゴーレムがワゴンで追加の食事を運ぶ
ルウは自分の手にある御盆の料理をそっと差し出す
ファリが笑みを浮かべる「ルウさん いつもありがとう」「まあ、いえそんな」
暖かな緑、翡翠色の液体が注がれる その名は日本茶、緑茶
さらには注がれている料理だが
ピンク色の魚に緑色の物体などが少々
白い・・そう、白いご飯の上に切り身の鮭、ワサビなどが乗っているのだった
立ち上るかぐわしい香りが漂う
「遠い伝説の惑星オリエントたるジャパン、日本の格式あるお茶漬けでございます
あ、お茶には、出し汁も少々加えております 酸味ある梅の実にタイなどの御魚もご用意しております」ルウの口上であった ルウの白い猫耳にしっぽがゆらりん
「ああ、有難う」ご満悦過ぎるファリの御顔 亡くなった最初の妻との初デート以来の好物であった。
「レーヴの住む水中都市で食べて以来、好きでね」笑みを浮かべるファリ
なお最初の妻エルはレーヴの妹 でもって‥
余計な情報だが、リリーシュにいけないB●の世界に連れて行ってしまったのも
亡きエル、彼女であった…。
勿論、ファリの知らぬ事である
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