第3話 女王さまとルウ 後編

女官のテイエは女王の恋人だった姫の転生者

彼女が居ればな・・・」



「ええっとおおおお・にやんん」



「あ、ルウはテイエに似た美人だろ

それに同じ銀髪だから 他の子には手は出してない・・と思う」



そんな・・女王さま

『困ったちゃん』でしたの?


・・セクハラともいふ



「そうそう ちょっと『困ったちゃんな処』あり

天下無敵の救世主さま 誰も逆らえない」

うんうんと頷くアーシュさま(何気に心を視てる)



「よいではないか!よいではないかああ ぐふふ」



「あ、女王さまの声 興が乗ってるらしい 楽しそうだな」


「ひ・・他人事のように!!です・にやんにやん」


「・・・ルウには悪いが 他人事だもん」


きっぱり言い切るアーシュことアシャル




「女王さま!」


「あ、リアンの声だ 止めに入ったな」



「・・・!!!」


「ぎゃあああ!おやめください 御戯れをおおお!」




「あ、リアンの奴 弄ばれてる


女王様 強い酒でも飲まなければ 理性が働くはずだが・・」




「あのあのあの・・先程

お出しするお酒がなくて アルコール度数の高いお酒を沢山・・


その・・頼まれまして・・そのお酒は 新酒で大評判でええ



ルウ先輩は 出さなかったようで・・にやああ」


思わず猫耳や尻尾がたれてシュンとするミアン




「・・わざとルウは出さなかったな


やれやれ・・仕方ない  また襲われなければいいが」



魔法でガウンを出すなり それを身につけて


「風・・」一言つぶやくと隣のヴァルジニテ女王さまの部屋に




大騒動する音・・そして沈黙



次の日・・



「ねええ・・ミアン 貴方 

ヴァルジニテ女王様にお酒をお出ししたって聞いたわよおお


女王様から・・ふふふふふふ」



怖いです ルウ先輩



ミアンがルウに絞られてる頃


疲れ切ったリアンやアーシュは部屋でダウン



元気で 天下無敵の救世主さま ご馳走様して ご機嫌な・・

ヴァルジニテ女王さまは何事もなかったかのごとく

恋人の転生 テイエと庭園でデートなど楽しんでいましたとさ

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