第2話 女王さまとルウ 女王様に襲われて・・前編

今日は王宮でなく アラシャ王様がいつも滞在されてる

御屋敷です・にゃん


御屋敷といっても 

とても広くて プチホテルサイズのメインの屋敷やら

養女のアリサ王女さまの小さめのタコ屋敷・・


広大な森やお庭には 大温泉やらお花畑 庭園

温室、ミニ運動施設やらあったり・・にやん


広めのお部屋には 小さな庭があって温泉が設置

ミニ冷蔵庫 TV 物置 全てのお部屋にセット 


にやんこ王国の王

アラシャ王さまと大事な御客様用の御屋敷でもあります


料理好きな御客様 特に もう一人のアーシュさまの為に 

ミニキッチンもあったりするお部屋も・・にゃん


そして・・今日は大事なお客様

そう 天界から降臨された 古代の魔法の王さまがご到着・にやん


魔法を使う 古代の種族 長い耳や猫に似た耳

翼ある白と黒の民 彼等の中の歴代の王様達  神殿で祭られてる神様


まあ・・早い話が幽体です・にゃん


「ミアン 誰に何を御話してるの?

ちゃんと女官(またはメイド)の仕事をしなくてはいけないわ」


「はいです ルウ先輩にゃん!」


「初めてお会いするですけど ヴァルジニテ女王さま達が

来られるですよね・にゃん!


大興奮ですうう! 古代の歴史 中期の姫さま

ウエーブのかかった黒髪に 赤い瞳の女王さま 最強の火焔の女王


戦況をあっという間にひっくり返した 救国の戦女神

ナイスな完璧ボデイで 美しくてえ」


「ええ その通りだわ ミアン

古代の歴史上 竜人の守護人を2人持つのは

ヴァルジニテ女王さまと最後の黒の王アーシュさまだけ 

神たちに愛された王の一人よ」


「確か 旦那様も二人おられますよね」


「それは違うわ ミアン

三人よ 一人足りないわ 複数の妻を持っても複数の夫を持つのは 女王さまだけ

後 有名な恋バナもあるわね」


「あの御話ですねえ 許されない敵同士だったですよね 

恋人の 敵の大将である白の宗主アルソスさま うふ」


「・・・・とにかく気をつけないと・・あの御方は・・

ブツブツ  お酒はダメ 絶対ダメえ」


「はい? 何か遠い目をして 少し目が虚ろです

ルウ先輩」


「今回に限って テイエ先輩は・・ブツブツ」

「いれば 生贄にするのに・・ブツブツ」


「ルウ先輩?大丈夫ですか」


「え、あ、大丈夫 なんでもないわ」


その顔 

全然 大丈夫そうじゃないです・にやん


まるで 

締め切り前のアリサ王女さまのお部屋に行った後みたいに

憔悴してます・にやん

・・確か原稿の手伝いさせられて大変だったよね・にやん


各お部屋の掃除と点検


「うん!清掃も ミニ冷蔵庫の飲み物や食べ物もOK

ポットのお湯も完璧・にやん」


それから 女官さん達は皆集まり

くじ引きをするのでした!


「きゃああ!あたし、ミアンが

今日のアシャルさまことアーシュさま(髪が長い)のお世話係にやんん」

※魔法の王である

アーシュ様の場合は転生されて 今の本当の名前はアシャルさま


・・・別世界 別次元のアーシュ様(鬼瓦の目・幽体)も居たり・・

もう一人のアーシュ様 今回はお休み・にやん


「いいなああ・にやん」 「きゃあ 羨ましい・にやあ」


「わあ~い 白の宗主リアンさまのお世話ですうう」


「リアンさまはアーシュさまの大の親友です・にやん

特別優しくて 淡い金髪と淡い青の瞳の美男子 羨ましい・にやんん」



「・・あ、私が本日のヴァルジニテ女王さまのお世話係」

完璧に すでに憔悴してますルウ先輩



・・一体どうしてでしょうか?

子供好きで優しい女王さまです・にやん



天界から降りて来る神様たちは 天界から特別に選ばれて 人格者で

強くて優しい方々ばかりです・にやん


現世を守る守護の特別な責務で来ます(一応)・にやあん

・・・ほぼ 今はパトロールぽいぽい・にやん


たまに・・困ったちゃん 来ますが・にやん




数時間後 ヴァルジニテ女王さまご一行

御到着


麗しい完璧スタイルに

古代の胸元がいい感じの衣装です 首元の豪華アクセサリーも良い感じいい


お連れは 最後の白の宗主 2つの王国の片腕の王リアンさま

温和な方でアーシュさまとは大親友 でもって麗しく美形


「おお、久方ぶりではないか アーシュ殿」「やあアーシュ殿」


「お久しぶりです女王さま リアン」

「アラシャは出かけてます アリサはアジェンダ様と出かけてますよ」


「うん そうか 相変わらず車椅子とは・・そなたも大変だな」



「・・長距離は無理ですが 短い距離なら少しは歩けます ふふ」

代わる代わる女王とリアンはアーシュを抱きしめた


「もう一人のアーシュ殿やテイエにも会いたかったが・・」


「数日後には来ますよ テイエは連絡したから

明日にでも・・ 女王」 「うむ」



「皆で温室にでも行こうかアーシュ殿 女王もいかがです?」 リアン


「そうだなリアン」アーシュ 「そうさせてもらうか 後で茶会だ」



「お菓子は作ってます」「アーシュ殿の手製か 楽しみだ」




・・で・・何事もなく

お世話の仕事も終盤に差し掛かりまして



くふふふ・・お風呂のお世話ですうう・にやん

今晩は晴れで 寒くもなく月明かりと星が綺麗

(雨とか寒い日用に お部屋にもお風呂はあります・にやん)


ああ・・裸体のアーシュさま

月明かりに照らさて

細身で白い肌も 濡れた長い黒髪も


片耳ピアス

長い耳がピコピコしていいです・にやん ぽおお



もう一人のアーシュさまも素敵なんですけど うふふ

せっせと髪をシャンプー&リンスううう


「かゆいところなど ございませんか?にやん」



「ああ、有難うルウ・・じゃなかったミアン

すまん いつもルウが世話をしてるものだから」


「気にしないでください・にやあ」


その時でした


「きゃあああ! ぎやあああああ!

おやめください女王さまあああ」



「・・・・・・今の」


「ルウの悲鳴だな」



「うぎゃああああ・にやあああああ!!!」

「にぎゃああああ!」


「・・髪の方を頼む ミアン」「あああ!はい・にやん!」


「ぎゃんん にぎゃああああん!」


「・・・・・・まだ悲鳴が上がってます・にやん」



「・・・・無理やり風呂に入れらてる 

 本当の猫の悲鳴ぽいな  

多分 服をはがされて・・・かけてる」



「にぎゃああああんん!!」


「あの ルウ先輩は・・?」



「女王の最初の恋人は年上の麗しい美人

 女性だった」



「ルウはちょっと襲われてるだけだ」ため息まじりにアーシュさま



「あの・・・止めなくても」思わずオロオロします


「・・・・どうするかな?

前回 止めに入ったら 俺も襲われた


女王 両刀使いだし」
















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