第4話 女官ルウ密かな悩み&B●な王様と壊れた漫画家先生な王女さま
※ちょっと注意が必要?女性向け表記あり^^;
白猫耳、しっぽの麗しい
銀髪の綺麗な女官ルウさんは そっと ため息をつく
「アリサ様がまた漫画原稿の締め切りに入られて・・
あろう事か アリサ様の兄さまである アシャルさま 私達のアーシュさま(髪長い)
が運悪く 修羅場中のお部屋に囚われて
すでに2日・・
いけない このままでは 私達のアーシュ様のお身体が心配だわ」
しかし 数度 修羅場中のアリサ王女に捕られて、散々 こき使われた記憶が
トラウマとして思い出す
うううう・・・こ、怖い 正直 怖いですわ
でも、このままでは・・
「ねえ ルウ 僕のアーシュさまはどこなの?」
黒髪、黒猫耳の美少年(ただし、目つきは 少々 性格悪そう)
黒尻尾が 不満そうにパタパタ
「ああ!アラシャ王さまああ」目に涙が浮かぶ ルウ
「え? 締め切り前の僕のアリサが・・
もう、しょうがないな~」
「僕のアーシュさまに お菓子を作ってもらいたかっただけど
それに政務の仕事の手伝いも~~~」アラシャ
「私達のアーシュ様は身体が弱いので
あまり無理をさせないでほしいのですが・・」
「ちょっとだけだよ」
「・・・・それに・・おほん・・よ、夜の事でございますが」
少し赤くなりつつルウ
「え~だってええ・・」
それはそれは嬉しそうに 放送禁止用語寸前の事を
本当に~~嬉しそうに話すアラシャ
「え~あ~~その
他のにやんこな女官が 近くで嬉しそうに聞いてるので アラシャ王さま」
ルウの白い尻尾はピクン、ピクンと動き
顔は本当に赤い
「はいは~い」アラシャ
「・・じゃあ ルウ
僕も一緒に行ってあげるから 僕のアーシュさまを
締め切りの鬼と化したアリサから救い出そうね」
「はい!!」涙ぐむルウ
が・・しかし
アリサの修羅場中のタコ部屋で
「上手くなったな~アラシャ 頑張れよおお」
髪の長いアーシュことアシャル
多少 顔はやつれてる 髪は漫画作成の仕事用に結んでる
「ちょっと 僕のアーシュ様 どうゆう事ですか?
僕だって政務あるんですよ!!!」
「・・・お前 俺が能力で お前の心を簡単に読み取れる事を
忘れてないか?
本当は 今は暇だろうが~~ハハハッ」
「それに 有り余る体力は 俺でなく
健全なお仕事で使え! 漫画の仕事は重労働なんだ!!」
「うふ~~~すいませ~~~ん♡
アラシャ義父さま」漫画家でアラシャの養女のアリサ
「すいません~~えへっ 王様」タクス
「じゃあ、料理の差し入れを作るから 俺は御暇(おいとま)
帰るぞ ルウ」
「え!ルウさん」悲しそうな漫画家アシスタントのタクス
「まだ、集中線も背景も沢山あるんですけどお」と本当に悲しそうなタクス
「・・・俺達は多忙だ ついでにルウにも仕事がある」
「料理楽しみにしてろ 三人とも」
流れる艶やかな黒髪に 笑みは色気満載のアシャルこと彼等のアーシュ
皆 何故か顔が赤くなる
「じゃあ 逃げるぞルウ
女官の一人に差し入れを運んでもらおう」
「もう一人のアーシュは・・いや やめておこう」
「今のアリサは 鬼瓦のもう一人のアーシュ相手でも・・」
「はい!!」
こうしてルウは 無事に危機から逃げ出した
しかし 女官の一人が犠牲?になったのは・・悲しい事実であった
FIN
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