第22話 追撃2

レーヴの腰のベルトには ベルトが幾つかのポケット状になっていて

その中に すぐに取り出せるように 例の通信機がはさまってる


レーヴに言わせれば通信レベルが軽めの磁気嵐対応タイプで

衛星通信も可能だが 少々 通常より大型で重いのだという


手ごろだな・・俺は心の中で思った・・そして


「そうだ、こっちだ ゆっくり来い ゆっくりだ」

俺は奴の指示通りゆっくりと歩き 歩み寄る


奴は空いてる片手を差し出した 


腕をレーヴの身体に絡ませながら もう片方の手には小刀 

レーヴの首筋にピタリと小刀の先があたっている


剣を渡すなり

奴はにやりと笑い

「ご苦労さん!」と言ってレーヴを抱えたまま

俺の剣で その剣を上に振り上げて 斬りかかってきた

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