第13話 水の神の生贄3

俺達は 夜の闇に紛れて

奴等 東の部族の村に忍び込む事にした


「ファリ 君も行くのかい?」と俺と同じくらいの少年

淡い金の髪 尖った耳のレーヴは問いかける


「ああ、俺も戦士だからな 参加する資格はある」


「儀式は 確か 2の月の半月の晩 

それは明日に毎年行われる儀式だから、まだ 無事だと思うけどね」


「俺達が必ず助けてやるから 心配するな」彼レーヴに笑いかける


「先日 レーヴで・・いいだよな・・。

レーヴ様でなく

呼び捨てで名前だけでいいって・・言ったから」


「レーヴが作ってくれたお菓子が上手かった 妹も大喜びしていた」


「有難う・・」


「それに天空人の絵本やら

箱に映る映像・・コンピューターのアニメだっけ?

それも見せてもらった」


「あんな綺麗な絵や楽しい話とか 初めてだ

無事に帰ってきたら お菓子に

次の絵本とか あ?アニメ それを また頼んでもいいか?」


「うん ファリ! 楽しみにしててよ 沢山準備する」


「楽しみだ・・期待してる」俺は笑った

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