第5話

 ベロニカ警察署で情報を得たヴィステは、ジョージの叔母のオリビアに連絡をして彼女と会う約束を交わし、更に、ジョージの親友の1人のゲオルグと連絡を取り、テッペイと共に11時過ぎに会う約束を交わした。そして、その翌日の朝6時過ぎに事務所を出発した。

「10時前には着くか?」

ヴィステの愛車“ミニークラシック”が街を駆け抜ける。60回ローンで購入した赤い色の新車だ。サクラ都から目的地となるレヘイム州コッペ市まではおよそ240km離れているが、高速道路を利用すれば9時半前後には辿り着く。

「そう言えば、レヘイム州に行くのは初めてだな。」

市街地に一般道から首都高速に乗り、そこから更にコッペ市に向かうフレイム高速に乗ってひたすら南東へ向かって走り続けると、ヴィステの視界に、道路から少し離れた場所にある一面の小麦畑が入り込んできた。

「おぉ・・・、良い感じだね。」

整然と並ぶ開墾された土地が広がっており、どこまでも続いていそうなその圧倒的な情景に魅入ってしまいそうだ。もう少し早い時期なら収穫時期の見事な景色がそこにあったのだろう。

――レヘイム州――

コッペ市を中心に9つの地方自治体をもって構成されている州。人口はおよそ480万人。国内最大の小麦畑や、城塞都市の名残など、観光名所を多くもつ。

「これが、かの有名なロゼット小麦畑か。」

ロゼットとはここら辺りの地域の名前で、300年前に大量の悪魔が出現して世界中が火の海になったが、小麦畑の農民達が農耕具を手に命懸けでここら一帯を守りきったのだという。その時の中心人物だったアーノルド・ベイカーの子孫が現大統領のデビッドである。

「穢溜霧の習性を利用したんだろうけど、よく守り切ったな。大したもんだ。」

――穢溜霧――

邪念のみで形成される“穢溜霧(エルム)”と呼ばれる悪しき霊的生命体で、邪気によって小型(人型及び昆虫を含めた動物型、変な形)から大型(昆虫を含めた動物型及び変な形)まで様々な姿形の個体が生成されるのだが、その全てが非常に狂暴な性格をしている。この悪魔は個体によって扱う邪気(霊気)の性質が異なっており、口から炎の玉を吐き出したり、放電を起こしたり、大型にいたっては分身体を大量に作ったりもする。

「ヴィーナには勇敢な人間が多いな。それだけに、余計に可愛そうだ。」

穢溜霧は基本的に建物といった大きな人工物を破壊してまわるのだが、殺戮を優先する性質が強い霊的生命体であるがゆえに、それを逆手にとってわざと挑発して自分に殺意を向けさせる事も出来る。当時の人々は田や畑を守る為に遠くから石等を投げて殺意を向けさせていたようだ。

「そろそろ見えてくるか・・・?」

しばらく運転していると、中心都市のコッペ市に入った。遠くには高層ビルがずらりと立ち並んでおり、サクラ都と雰囲気はほとんど変わらない。

――コッペ市――

レヘイム州の中心都市コッペはおよそ100万人の人口を持つ地方自治体である。元々首都候補の一つだっただけに、サクラ都に引けを取らないほど公共設備が充実しており、スターク(海を南東に越えた先にあるアストラル大陸北部にある王国)やウォード(海を北東に越えた先にあるセントベガス大陸南部にある共和国)といった海外に本店を持つ企業が多く、役所や高層ビルが立ち並ぶ市の中心部の近くには1000年以上も前に造られたとされる城塞都市ダラスの名残や、他にも古い建物が多く残っているので海外からの旅行客も多い。

「オリビアさんとの約束の時間まで少しあるし、とりあえずカフェでも寄って一息つくか・・・」

時刻は10時18分。ヴィステは街中にある小さな喫茶店に立ち寄った。店の内装は落ち着いてどこか洒落た雰囲気の造りとなっており、土曜日という事もあって、若いカップルや女性客らの姿が店内にちらほら見える。そんなの中、珈琲とフルーツケーキを堪能しながら手帳で本日の予定の再確認を行った。

“この後、旦那の実家に行って、それから友人2人と会って・・・、せっかくだから、ちょろっと観光でもしてと・・・”

予定を確認したヴィステは珈琲をグイっと飲み干して店を後にし、駐車場で車内からショルダーホンでゲオルグと連絡を取り、テッペイと共に14時過ぎに会う約束を交わした。そして、気を改めて車を走らせ、都心の少し外れにある神保通り4丁目に向かい、しばらく走らせて、ジョージが大学生の頃まで住んでいた家に辿り着いた。

――大門宅――

「結構、良いとこに住んでたんだな・・・」

敷地の脇に停めて車を降りたヴィステの前に、塀に囲まれた敷地内に立つ1軒の2階建ての家が立ちはだかった。 塀には“大門”と刻まれた石材の表札があり、アコーディオン式の門が開けられた状態になっていて、駐車スペースには1台の白い車が停められている。

“ピンポ~ン・・・”

ヴィステが塀に備え付けられたチャイムを押すと、しばらくして、女性の声で“はい、どちら様ですか?”とスピーカーから聞こえてきた。

「私、桜坂探偵事務所の山田と申しますが。」

『あ~、はいはい、ちょっとお待ちくださ~い。』

どこか明るい返事が終わってしばらく待っていると、玄関から一人の女性が出てきた。優しい雰囲気を醸し出す50代前後と思しきカミーラ系の女性で、どうやら、彼女がフィオナに紹介してもらったジョージの叔父の妻のオリビアのようだ。

「どうも、初めまして。お待ちしておりました。」

「こちらこそ、初めまして。あ、車ってどこに停めれば・・・」

「あ、それじゃ、事務所の方に停めて下さい。」

“そう言えば、隣の土地もそうなんだっけか?”

ヴィステはオリビアの案内の下、隣の事務所のがら空きの駐車スペースに車を停めた。大門家の隣には、同じく塀に囲まれた土地があって、そこの奥にある陸屋根平屋建ての白い建物は、生前、ジョージの父親で税理士だったショーンが事務所として使っていたものらしい。

“大門税理士事務所・・・”

入り口付近には看板のついたポールが建てられていて、その看板には“大門税理士事務所”と表示されており、塀の埋め込み式の看板にはエゲレス語でそれが表記されている。敷地も結構な広さがあり、事務所の前には6台の車が止められる屋根付きの駐車場がある。

“こういう事務所の方が良かったかな・・・”

ヴィステは探偵業を開業する際に、借家でも借りて開業するか、ビルの一室を借りて開業するか迷ったが、何となくの感じで今の状態になった。

“母親も警察官の課長やってたみたいだし、かなり金持ってたんだろうな・・・”

自分の稼ぎと比べると溜め息が出てしまう。そんなヴィステは改めてオリビアの後について大門家の入り口に戻った。

「それじゃ、どうぞ、中にお入りください。」

「はい、どうも。失礼いたします。」

中へ入ると、広々とした玄関がヴィステを迎え入れた。木製の立派な靴棚、来客用のスリッパラックがあり、そして、目の前の廊下を歩いてすぐ左の部屋はキッチンルームになっている。そんなこんなでヴィステはオリビアにリビングルームへ通されてお茶を用意されると、鞄の中から革製の名刺入れを取り出して名刺を渡しつつ、さっそくジョージの話を伺う事になった。

「ジョージの訃報を聞いた時は、もう本当にショックで・・・」

昔から一緒に暮らしていたわけじゃないので、交友関係までは分からないが、少年時代のジョージはとても礼儀正しく、何よりもサッカーが好きな少年だったようだ。

「そうですか。もしよろしければ、彼の卒業アルバムなんかを見せていただけませんか?フィオナさんが、多分まだ彼の部屋にあるはずって言ってたんで・・・」

「ありますよ。それじゃ、ジョージが使っていた部屋に行きましょう。」

ヴィステはオリビアの後について階段を上り始めた。少し年季の入った階段は、登る毎にギシギシと音を立てる。すると、ヴィステの目に1人の金髪の少年が階段を駆け上がっていく姿が映り込んだ。どうやら、この家が覚えているものが彼女の瞳に映り込んでしまったようで、その姿にヴィステはどこか寂し気に目を細める。もう彼がこの階段を駆け上る事はないのだから。そして、薄暗い2階の廊下に辿り着き、そこをまっすぐ奥の突きあたりにあるのが、ジョージが使っていた部屋だ。どこか不気味な気配を漂わせる廊下を進み、オリビアはドアノブを掴んだ。

“ガチャリ・・・”

オリビアが扉をゆっくりと開けて中に入るように催促をする。果たして、どんな部屋なのか。何が待っているのか。そんな、少し期待のようなものを抱くヴィステが軽く会釈をして部屋に入ると、廊下とは雰囲気ががらりと変わり、整理整頓がしっかりとされた綺麗な空間が広がった。白いカーペットが敷かれたこの部屋は、ジョージが生前、亡くなった両親と祖父母の墓参りで泊まりに来ることがあったのでほとんど当時のままとなっている。

“意外に、普通だな・・・”

一般家庭で普通に見られるような部屋だ。机があって、棚があって、タンスがあって、ベッドがあって、壁にはポスターが貼られていて、10帖近くありそうな割と広い部屋だが、特に気になるものが見当たらない。まさに普通だ。

「え~と・・・、これかな?」

オリビアが押し入れを開けて、いくつかのアルバムを取り出してくれた。そして、ヴィステはさっそくとばかりに、ジョージの幼少期からの写真を拝見させてもらった。ほとんどの写真に女の子達が美少年のジョージに寄り添うように写りこんでいる。幼い頃から女の子にモテていたのが分かるものばかりだ。世の大半の男達が羨むような思い出がそこにあった。しかし、心霊写真はないようだ。

“悪霊の類に何かされてたら、たいていは映り込むもんだが、やはり普通の事件に巻き込まれたのか・・・”

フィオナの魂の情報で見た過去の映像からも分かったが、どうやらジョージは、あの時まで悪魔の類と戦った事が無かったようだ。続いて、中学と高校の卒業アルバムを拝見させてもらい、警察署でもやったように、こっそりと念写をもってそこに写り込んでいる人物と名前を脳に記録していく。もしも犯人がジョージの同級生だとすれば、恐らく、ここら辺りから事件に繋がっているはず。

「何か分かりそうですか?」

「う~ん、そうですね・・・。写真からだと、せいぜい女性絡みで男に恨まれていた可能性がある、としか・・・。」

逆も有り得るが、果たしてそこまでする女がいるだろうか。フィオナの話では、ジョージは社会人になってからは誰とも交際していなかったようだし、高校生の時から付き合っていた女性がいたくらいで、その女性とも大学1年の時に別れてしまったらしい。

「ジョージさんと交際していた女性がどの方なのか分かりますか?」

「いやぁ・・・、ごめんなさい。ちょっと分からないわね。ガールフレンドがいたって事は私も聞いてたんだけど・・・」

「いえ、お気になさらずに。調べれば分かるはずですから。」

流石にその当時に一緒に住んでいたわけじゃないので、そこまでプライベートな事は知らなくて当然だろう。午後に会う約束を交わしている2人に聞けばきっと分かるはずだ。そう前向きに考えるヴィステは、そのままオリビアに当時の彼の子供の頃の様子などを聞きながらアルバムを見続けた。

“サッカーに打ち込んでいたって聞いたが、国立大を出ているんだな・・・”

この国にある国立大学は州に1つか2つで、そのどれもが偏差値が高い難関大学と言われているらしい。ジョージが卒業した国立レヘイム大学も例外ではないのだろうし、部活をしながら現役で合格したのだから地頭が相当良かったのだろう。アルバムには大学生の頃のものもたくさんある、が、やはり必ずといっていいほど女が一緒に写っている。疑わしい女だらけで困る。

「ジョージさんのご両親は既に亡くなられているそうですが、彼らからジョージさんについて、何か相談とかされていましたか?」

「いえ、義兄さんもサンドラさんも特には何も言っていませんでしたね。いじめを受けていたとかも特には・・・」

むしろ、かなり昔の話にはなるが、小学生の頃にいじめを受けていたクラスメイトの女子生徒を助けた事があったようだ。クラスの人気者だった彼がいじめていた側と話をして平和的に解決したらしく、母親のサンドラは担任教師から感謝をされたそうだ。

「そういうところはサンドラさんに似たのかもしれませんね。」

「警察官だったんですものね。」

オリビアが言うには、サンドラの父親のダンカンは生前にレヘイム州漁業組合の会長を務めていたらしく、娘のサンドラと同じく黄金の霊気を纏い、大酒飲みで腕っぷしも強くて、豪快な性格だったらしい。

「漁業組合とは言え、会長の娘ってことは、結構なお嬢様だったんですかね?」

「どうでしょうね。そんな感じはしなかったけど、当時では、女としてはめずらしく大学まで行っていたから、お嬢様ではあったかもしれませんね。」

今でこそ女性も大学進学が普通になったが、40年近く前は女性の中卒は当たり前で、高校ですらごく一部の公務員を目指す女子生徒しか進学できず、大学ともなれば、本当に頭の良い女子学生か、いいとこのお嬢様しか通えなかった。

今でこそ女性も大学進学が普通になったが、40年近く前は女性の中卒は当たり前で、高校ですらごく一部の公務員を目指す女子生徒しか進学できず、大学ともなれば、本当に頭の良い女子学生か、いいとこのお嬢様しか通えなかった。

“フィオナもそうだが、ジョージはジョージで、かなり良いとこの出だよな・・・”

妊娠をしたとは言え、フィオナとの婚約が認められたのはそこら辺にも理由があるのかもしれない。当然の如く、宗家たるビュネルヴァ家がジョージの身辺調査はしただろうし、ダイマもそこいらの男を選ぶはずもない。そんな中、オリビアが何かを思い出したようだ。

「ショーンさんの家系も、大門・・・何だったかな?大和国で有名な人の3男の血筋らしいわね。」

――大和国――

惑星マーサに存在する民主国家で、300年ほど前に起きた厄災の後に、復興支援としてこの国に異星間経絡(アクセルライン)を利用してやってきたのが大和人である。また、現存する大和系という人種は、大和人の血を色濃く受け継いだ彼らの子孫のことである。

「恐らくそれは、大門光明のことでしょう。」

「あぁ、そうそう!みつあき!そんな名前だった気がする。よくご存じね!」

「えぇ、知り合いにちょっと聞いたことがありますので。」

――大門光明――

300年近く前に日本そっくりの島国を支配していた大和幕府の3代目将軍で、六尺一寸ボーイなる鬼退治にまつわる御伽草子のモデルでもあり、大門家は現在でも総理大臣を輩出するなど、有名な政治家一族として存在している。ただ、この話はヴィステを含めたほんの一部の、マーサをよく知る者しか知らず、ヴィーナ人の中でこれを知るものはもういない。

“何の因果だろうな。ダイマがそうなるように仕組んだのか、それとも・・・”

惑星マーサにいる2人の救世主の内の1人がまさに大門家の血筋で、つまり、フィオナの子供とその女の子は遥か遠い親戚という事だ。更に、サンドラの家系は天使の眷属と呼ばれる一族でもある。まさに優秀な血筋が一点に集まって生まれたのがジョージだったのだ。

“イケメンで背が高くて運動神経抜群、ついでに頭が良くて優しくて正義漢・・・、そんでもって血統まで付いてやがる。もうモテる要素しかねぇな・・・”

妬まれる要素も満載だが、サンドラの話からして、誰かに強く恨まれるような人生を歩んでいたとは思えない。恐らく、捜査期間が短かったとは言え、ここら辺は刑事達も推察したはずだ。だから通り魔の犯行を疑っていたのだろう。

「警察が言うように、通り魔の犯行だったんでしょうか・・・」

「う~ん・・・、ジョージさんの友人達からも話を聞かないと、何とも言えませんね・・・」

ジョージの両親が生きていたならば、もっと彼の事が分かったのだろうが、やはりジョージをよく知る人物達から話を聞かないことには真相に近づけないのかもしれない。アルバムを片付けたヴィステは、改めてジョージの部屋を見渡した。少しでも、犯人に繋がるものがあればいいのだが。

「優秀な選手だったんですね、ジョージさんは。」

「えぇ。サッカークラブの大会でもよく優勝してたみたいだし。」

棚にはトロフィーやメダルがたくさん飾られており、子供の頃からかなり優秀な選手だったことが伺える。他にも車のフィギュアが棚にたくさん飾られており、その全てがスポーツカーだ。

「車も好きだったんですか?」

「えぇ。スポーツカーが好きで、それでサニー自動車に就職したんじゃないかな?あそこは昔からサッカー部もあったみたいだし。」

「なるほど。」

依頼人のフィオナから社会人リーグ経由でプロ選手になったとは聞いていたが、探ると色々と分かってくるものだ。

「彼から、何か、相談とかされていましたか?変な電話が掛かってくるとか。」

「ううん。あの子からそんな話は一度も聞いてなかったけど・・・、遠慮とかしてたのかな・・・」

当時を振り返りどこか寂しそうな表情をするオリビア。そんな彼女が言うように、私生活にこれといった異変は本当に無かったのだろうか。単なる通り魔による犯行で、運が悪くたまたま巻き込まれただけなのだろうか。改めて部屋の隅々まで見渡すヴィステ。すると、部屋に張られた1枚のポスターに目を留めた。そこには1人のサッカー選手らしき大和系の人物が写っている。

「随分と古そうなポスターですけど、この選手は・・・?」

「多分、ジョージが憧れていた選手なんじゃないかな?」

ポスターの端には“ロベルト・B(芭志雄)・本田”と書かれている。オリビアが言うには、フィオナは自分達の子供にロベルトという名前を付けたそうで、何でも、ジョージが生前、男の子が生まれたら、そう名付けようと彼女に言っていたのだそうだ。

「なるほど。それだけ、この選手が好きだったんでしょうね。」

「そうですね・・・」

ポスターに記載された年代からして、もしかしたら、ジョージはこの選手に憧れてサッカーを始めたのかもしれない。

「ジョージさんの事が色々と分かった気がします。それじゃ、そろそろ行かないといけないので、今日は本当にありがとうございました。」

「いえいえ、また何かあったら連絡をしてください。」

ヴィステはオリビアと別れ、今度は映像にも映っていたゲオルグとテッペイに会いに、彼らが現在住んでいるジャム市の新興住宅地へ向かった。


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