第2話
――7年前――
1374年6月、アクマ商会主催のピアノコンクール本戦がフローラ州の東に隣接するレヘイム州のジャム市で開催され、サクラ都で行われた高校生の部の予選を勝ち抜いたフィオナは母親のエミリアと一緒に同市に訪れていた。
「それじゃ、ちょっと行ってくるね。」
「気を付けて行きなさいよ。」
娘の身を案じるエミリア。彼女はこの国からテイシャン公国に移住した父親とテイシャンに住んでいた母親との間に生まれた大和系(黒髪黒瞳黄色人系の人種)の女性だ。そんな彼女と共にフィオナは、本選の前日に準備も兼ねてアクマ商会が用意してくれた市内のビジネスホテルに滞在していたのだが、夕方になって緊張を解そうと近くの公園へ散歩しに出かけたのだ。そして、公園に入り、ブランコにでも乗ろうかと歩いていた時だった。
――ブブン・・・――
いきなりフィオナの目の前に2人の男が姿を見せた。だが、その姿は人間とはかけ離れたもので、タンクトップとチノパンスタイルだが、まるで狼のように全身が毛で覆われている。身長は180cm前後だろうか。そして、胸の中心には、それぞれ赤黒い色と青黒い色の直径5cm程度の宝石のような奇妙なものが埋め込まれている。ただ、その身から感じる邪悪な気配から、少なくともこの2人が悪魔の類だと分かる。
「・・・!!」
いきなりの事で声を失うフィオナ。公園の空気が明らかに不気味なものへと変化している。その一方、悪魔達は姿を見せたものの、キョロキョロと首を振って周囲を伺っていた。
「何だ、ここは?」
「何が起きたんだ?」
どういうわけか、自分達が、なぜこの場所にいるのかを理解できていない様子の2体。しかし、目の前のフィオナに視線を向けるとその表情は一変した。獲物を狙うかのような目で睨みつけ、舌なめずりをしながら歩み寄っていく。すると、フィオナの心の声が聞こえてくる。
“そうだ。この悪魔達に襲われたんだ・・・”
瞑想をしているフィオナの心拍数が上昇している。記憶の再現とはいえ、恐ろしい雰囲気を漂わせる悪魔達の姿を見て緊張し、頬を汗が伝っている。それでも映像は続く。
「なかなかのボインボインじゃねぇか、この娘。」
「16,7ってとこか?」
「よぉ、姉ちゃん。ここがどこか教えてくれねぇか?」
「俺達、初心者だから、優しく教えてくれねぇと、やばいかもよ?」
どういうわけか知らないが第2母国語の大和語にそっくりの言葉を使っている。そんな彼らを前に、フィオナは膝をガクガクと震わせながら後ずさりをする、が、躓いて転んでしまった。あまりの怖さに声も出ない。立ち上がれもしない。不運にも公園には他に誰もいない。
「そんなに怖がらなくてもいいだぜ?俺達は女には優しいからな。遊んでくれる女には特にな。」
「そう怖がらずに心の扉を開いてくれよ。ついでに下の扉もな!ぐへへへ・・・」
「ここここ、来ないで!誰か!誰か助けてぇ!!」
必死に、全身から絞り出すように大声を上げるフィオナ。しかし、誰も助けはこない。公園の周囲にはマンションが立ち並んでいるのに、どういうわけか、誰も玄関から出てくる様子がない。悪魔が近くに出現すれば普通なら気付くはずなのに。
「おいおい、そう騒ぐなよ。ちょっとぐらい遊んでくれても良いじゃねえか。」
「そうだよ。パンツぐらい見せてくれたって罰は当たらねぇぜ?3秒で良いからさ!3秒だぜ?」
2人組は“ぐへへへ・・・”といやらしい顔をしながらフィオナに囲むようにして歩み寄る。絶体絶命のピンチがフィオナを襲う。
“待て!!”
公園に男の声が響いた。フィオナ達が声のした公園の入口の方を振り向くと、そこには3人組の若い男達が立っていた。ルシェイン系(金髪青瞳白色肌系の人種)とメソトリア系(茶髪薄褐色茶瞳の人種)と大和系の勇ましい雰囲気を漂わす3人組だ。走って来たのか、3人とも少し息を切らしていて、買い物袋を手にしている。すると、再びフィオナの心の声が聞こえてきた。
“ジョージだ・・・。そんで、右にいるのが、柳原さんで、左にいるのが、鳴神さんだ・・・”
「行くぞ!ゲオルグ!テッペイ!!」
『おう!!』
男達はレジの袋を入り口付近に置くと、悪魔達に歩みよりつつ、2体の気を引く為にファルス(霊気)を全力で放出した。すると、悪魔達は殺意に満ちた目で3人を睨みつけた。
「何だぁ?てめえら!俺達に喧嘩売ってんのか!?あぁ!?」
「このデンヒルとザーギラコンビに挑んでくるとぁ良い度胸じゃねぇか!上等だ!明日のトップニュース決定だな!!」
5人がそれぞれ霊気と邪気を放出したところで、ヴィステは見えている映像を基に彼らの能力を調査し始めた。その基本的な肉体能力が彼女の脳裏に映し出される。
以下、戦士達の身体能力情報
◎ジョージ・A(綾瀬)・大門
ファルスの基礎値:2044 EP:219 性質:準神性・風 EPの基礎硬度:74.5 EPの肉体強化基礎値:282.0(速度計算上の基礎値は310.2)
AP492.7(128.3)、LP1377.3(358.6)、S64.2(29.2)
身長及び体重:183.1cm、78.2kg
〇補足
EPは霊気や邪気、闘気のエネルギー圧の略です。APはベンチプレスをノーギアで上げられる数値(kg)で、LPはレッグプレスで上げられる数値(kg)、Sは50メートル走における時速(km)であり、原則的に霊気(邪気)の基礎値以外は小数点第2位を切り捨てて第1位まで表記しますが(霊気圧はそのまま表記)、小数点第1位が0になっているものは丁度か第2位を切り捨てて0になった、という意味です。また、AP、LP、Sのカッコ内の数値は霊気を纏わない通常時のものです。ちなみに、これら情報はヴィステが把握してものに名前等を補完して表記しています。
◎ゲオルグ・I(井川)・柳原
ファルスの基礎値:2057 EP:207 性質:ノーマル EPの基礎硬度:99.2 EPの肉体強化基礎値:294.1
AP794.3(203.6)、LP2313.1(592.9)、S62.2(28.6)
身長及び体重:192.5cm、112.7kg
◎テッペイ・O(岡島)・鳴神
ファルスの基礎値:2196 EP:221 性質:ノーマル及び雷 EPの基礎硬度:67.0(性質変化時は55.8) EPの肉体強化基礎値:298.6(性質を雷に変化させた時における速度計算上の基礎値は418.0)
AP344.8(86.4)、LP1168.6(292.8)、S64.5(29.8、変化時のSは70.8)
身長及び体重:175.6cm、68.1kg
◎デンヒル
邪気の基礎値:1483 EP:235 性質:ノーマル EPの基礎硬度:60.4 EPの肉体強化基礎値:173.5
AP420.6(162.4)、LP967.4(373.5)、S51.8(29.0)
身長及び体重:180.6cm、88.6kg
〇補足
水と雷の性質が苦手で、祝清(邪気を浄化させる力)の性質がすごく苦手。
◎ザーギラ
邪気の基礎値:1407 EP:234 性質:ノーマル EPの基礎硬度:61.2 EPの肉体強化基礎値:173.3
AP435.4(166.9)、LP999.5(383.2)、S52.3(29.1)
身長及び体重:179.4cm、86.7kg
〇補足
火と風の性質が苦手で、祝清の性質がすごく苦手。
「兇獄組の恐ろしさを思い知らせてやる!!」
――バジラ・ダン・ジンダラ・ゴート!!――
拳を突き上げてそう高らかに叫んだ悪魔達の邪気が明らかに強力なものへと変化した。ジョージ達は驚いて目を見開いたが、呼吸を整えて霊気を集中させながら2体を見つめる。
以下、2体の変更数値
◎デンヒル
EPの基礎硬度75.6 EPの肉体強化基礎値:216.8
AP678.6(194.8)、LP1561.4(448.2)、S67.0(31.9)
◎ザーギラ
EPの基礎硬度76.5 EPの肉体強化基礎値:216.7
AP703.5(200.2)、LP1615.7(459.8)、S67.7(32.0)
“これが、噂の魔法か!!”
より凄みを増した2体を前に警戒を強める3人。だが、正義感の強く度胸のある彼らは怯む事無く怒声を上げながら悪魔達に勝負を挑んだ。フィオナがそそくさと滑り台の後ろに隠れる。ちなみに、この悪魔達はボコルドという名前の惑星ティファ固有種で、その種族の中では強い部類の個体である。そんなボコルドAことデンヒルが気合の掛け声と共に一番右に立つジョージに詰め寄ると、彼の左側頭部目掛けて右ハイキックを繰り出してきた。
“ブン!!”
しかし、ジョージはこれをバックステップで躱した。そして、お返しとばかりにデンヒルの懐に踏み込むと、胸の中心部に埋め込まれている赤いコアを狙って右ストレートを繰り出した。しかし、“バシン!!”とデンヒルは左手で軽々と受け止めてしまった。インパクトと同時に衝撃波が発生し、デンヒルは少し驚いたといった表情を見せる。そして、ジョージはすぐに右手を引きつつ再び距離を取って身構えると、デンヒルは黄金の光に包まれているジョージを凝視し始めた。明らかに異質な霊気を纏っているからだ。
“何だ、こいつの霊気は?こんなもん見た事ねぇぞ・・・”
その一方、ゲオルグ達も互角の攻防を繰り広げていた。気合の叫びを上げながら猛攻を繰り返すボコルドBことザーギラに対し、ゲオルグが防御に徹し、隙を見つけてはテッペイが雷を纏った攻撃を繰り出している。そして、しばしの攻防後に互いに距離を取ると睨み合ったが、ザーギラもデンヒルと同様に2人の強さに少し驚いたといった表情を見せている。
「なるほど、ここが例の星ってわけか!」
「ティファ人とは比べ物にならんってことか!上等だ!!」
――マサラ・カンマン・マハトーヤ!!――
――マサラ・カンマン・ボハトーヤ!!――
デンヒルとザーギラがそれぞれ右掌をジョージ達に突き付けてそう叫ぶと、彼らの右掌から6つの火の玉と水の玉がそれぞれギュルルっと円を描くようにして勢いよく真っすぐ3人に向かって飛んできた。何だ、これは。初めて見る謎の力に3人は防御態勢を取った。
“ドガガガン!!!”
飛んできた玉の威力に弾かれて大きく仰け反る3人。だが、なんとか踏ん張って耐え忍んだ。そんな3人を見下すかのように嘲笑う2体。確かにティファ人よりかは強いが、まだまだ自分達の敵ではない。2体は所属する兇獄組の中でも特に危険視されているコンビで、これまでも地下コロシアムに大金目当てにやってくる腕っぷしに自身のあるアウトローを相手に何度も殺戮ショーを行い、無敗のコンビとして恐れられていた。
「大方、エスカが俺達を始末しようと、わけの分からん力で俺達をここに飛ばしたんだろうぜ!!」
「下らねぇ!兇獄組武闘派最強コンビの俺達に勝てる人間なんざ、この世にはいねぇよ!!」
そう言うと、デンヒルとザーギラはそれぞれ左右にササッと分かれて3人を囲い込んだ。そして、フィオナが滑り台の後ろに隠れながら固唾を飲んで見守る中、2体は再び右掌を突き出して謎の術を発動させた。
――マサラ・カンマン・オン・マハトーヤ――
――マサラ・カンマン・オン・ボハトーヤ!!――
身構えている3人の頭上から6個の大きな水の玉と同数の大きな火の玉が斜めに降り注いできた。次々と勢いをつけて3人に襲い掛かってくる。
「死ね!!」
自信に満ちた表情の2体。だが、3人はこれらをまともに受けず、高速ステップで左右に動いて次々と躱す。火と水の玉が次々と地面に衝突し、大きな衝撃音と共に地面が抉れていく。そんな中、雷を纏った状態のテッペイが高速移動でザーギラの懐に踏み込んだ。胸元に埋め込まれている宝石を守ろうと邪気を全力で放出させて防御体勢に入る。
“ドガガガ!!”
テッペイの猛ラッシュがザーギラを襲う。しかし、強固な守りに阻まれて宝石に触れることが出来ない。すると、ザーギラは隙を見せたテッペイを腹に強烈な前蹴りを繰り出した。大きな衝撃音と共に後方へと吹っ飛ばされたテッペイの顔が苦痛に歪む。そのあまりの痛さに片膝を地面に着けてしまい立ち上がれない。
「スピードはたいしたもんだが、てめえのは軽いんだよ!!」
更に追撃しようとしたザーギラの前にゲオルグが立ち塞がった。ファルスを拳に集中させて、右ストレート、左フック、右アッパーとゲオルグの攻撃が次々と繰り出される。しかし、ザーギラは余裕の表情でゲオルグの拳をひょいひょい躱し、逆にザーギラが邪気を込めたミドルキックを繰り出してゲオルグの腹に叩き込んだ。鈍い大きな音と共に後方へ吹っ飛ばされるゲオルグ。歯を食いしばって何とか体勢を整えるも、その表情に余裕はない。そんなゲオルグに勝ち誇った表情を見せるザーギラ。
「パワーはあるようだが、そんな大振りじゃ話にならねえな!!」
強い。明らかに喧嘩慣れしている雰囲気を醸し出している悪魔2体。初めての悪魔との戦いに早くも息を切らし始めたゲオルグ達の頬を汗が伝う。その一方でジョージもデンヒルの猛攻撃に押されていき、腹に蹴りをまともに食らって吹っ飛ばされてしまった。そして、立ち上がるもその表情には余裕が無く、息を切らし始めている。そんな彼らに向かって徐々に詰め寄ってくる2体。両手の爪を長く鋭く伸ばして威圧している。
“どうすればいい・・・、どうすれば勝てる・・・”
悪魔どもには絶対に負けたくはない。そう気持ちを奮い起こすジョージだが、3体2の状況下でも劣勢に立たされている。戦いを挑んだ以上、負ければ殺される。それが悪魔達に敵対するという事だ。ただ、TVのニュース番組ではこう言っていた。魔法の類を使う悪魔達の体には宝石が埋め込まれており、それを破壊さえすれば倒せる、と。だが、それをやろうにも守りが固くて攻撃をまともに入れられない。どうすればいいのか。3人の焦る心の声がヴィステ達にも聞こえてくる。
“そうだ。あの時も、こうやってジョージ達の声が聞こえてきたんだ・・・”
“これはヴィーナ人特有の能力です。あなた方ヴィーナ人は近くにいる霊気や邪気を纏った者の心の声を聞いたり、イメージを共有したりすることが出来るんです。”
それだけ悪魔達との戦いを有利に進める事が出来るということだ。そして、ヴィステとフィオナが戦いの行方を見守る中、テッペイが意識を集中させて2人の脳にイメージを送りつけた。そして、ジョージとゲオルグは軽く目配せをすると、果敢に悪魔達に攻撃を仕掛け始めた。
「は!てめえらじゃ、俺達はやれねえよ!!」
悪魔達が余裕の表情のまま身構え、詰め寄ってきた2人の攻撃を捌き続ける。その表情はもはや勝者のそれだった。後はどう切り刻んでやるかと、そんな事を考えている。そして、2人がジャンプ蹴りを繰り出そうとした、次の瞬間だった。
“バチバチバチ・・・!!”
テッペイがしゃがみ込んで両手を押すようにして地面に添え、そこから全霊の力を解き放つが如き放たれた地面を伝う強烈な電撃が2体を包み込んだ。たまに練習するぐらいだったが、その甲斐あって周囲7メートルまで範囲を広げられるようになったのだ。テッペイの基礎値ではノーマルの霊気だと半径4メートルちょいが限界なのだが、雷の性質だとその3倍まで範囲を広げる事が出来るのである。
「あが!?」
電撃に包まれた2体が仰天している。それは、ジョージとゲオルグがまるでタイミングでも計ったかのように、ほぼ同時にジャンプして電撃を躱しているからだ。有り得ないほどのジャストタイミング。悪魔達は仲良く感電して動きが鈍くなり、ジョージ達はそのまま2体の顔面にそれぞれ渾身の蹴りをお見舞いした。
“ドゴォン!!”
今しかない。ジョージとゲオルグは動きが鈍った2体に猛ラッシュをしかけた。ストレートにアッパー、次々と攻撃がヒットしていく。宝石を守っている2体がよろよろと後退し始め、疲れ切った表情のテッペイが後ろから2人の勝利を祈るように見守っている。フィオナも祈るような思いで公園の外から見つめている。
「こんの、ガキがぁ!!」
2体が激昂しながら渾身のストレートを2人に繰り出そうとしたが、動きが遅くて逆に強烈なカウンターを食らってしまった。大きく仰け反って完全に無防備状態だ。これで決める。ジョージは右足にファルスを、ゲオルグは右拳にファルスをそれぞれ込めて2体のコア目掛けて渾身の蹴りと拳を叩き込んだ。
“バリィ・・・ン!!”
強烈な右ハイキックと右ストレートが2体の宝石を粉々に打ち砕き、その衝撃で2体を後方へと吹っ飛ばした。ゴロゴロと転げ落ちるデンヒルとザーギラ。
「ぐく・・・」
「くそ・・・」
2体はよろよろと立ち上がってきたのだが、その直後に宝石があった胸を中心にして体に亀裂が生じ始め、それはどんどん全身へと広がっていった。体を前屈みにしながら胸を手で抑え、苦悶の表情を浮かべながらジョージ達を睨みつける。
「あ、あんな奴らに、この俺達が・・・!!」
デンヒルはそう言い残すと、前屈みのまま黒い霧となって跡形もなく消え去った。
「きょ、兇獄組・・・バンザ~イ!!」
ザーギラは声を張り上げ、高らかに両手を掲げて消え去ってしまった。そして、肩で息をしながらしばらく天を仰いだ3人は、互いに顔を見合わせて歩み寄ると、“よ~し!!”と勝利を分かち合うようにハイタッチを交わした。こうして、悪魔達との戦いに勝利したのだった。
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