第10話

食堂での小春による抱きつきもといおっぱいあてあてのご褒美を頂いたことにより俺は今死にかけです、なにが?あ、心と身体両方です。


食堂から戻ってきてまだ昼休みの時間が残ってたのもあってか俺が小春と友達の松原さんと別れて美琴と一緒に席につくや否や野獣と化した化け物もとい化け物たちに我が城が方位させた。


「あ、え〜となんでございましょうか?心臓ですか?やっぱり心臓捧げないと食べられちゃいます?」


既に獣の威圧のスキルで雫のメンタルブレイク。訳のわかんない事を並べ立ててしまいワナワナ。すると我が女神こと大天使の美琴が


「だ、だめだよ?雫を食べちゃ、メ!だよ?」


その瞬間教室が爆発した。嘘、比喩比喩!でも威力は同等いや、むしろ美琴爆弾のが威力百倍。群がってた獣はあらゆる所から血を流し倒れた。オーバーキル!教室にいる女子たちは同じく倒れた数人と鼻息荒く腐った目で腐腐腐となり、何故か小春は人殺しの顔をしてた。いや、あかんよ?そんな顔したらあかん!


とにかく女神美琴のおかげで有耶無耶になり俺は張り詰めた気を抜くと思わず美琴を優しく撫でた。そして今日イチいや深瀬雫史上最高の笑みで


「大好きだ、美琴」とイケメンボイスで囁いた。


すると美琴は顔を完熟トマトの様に真っ赤にして


「バババカ〜や、やや!ああ〜しずくのばか〜」


とこの物語のヒロイン交代のお知らせの如く俺の心臓がエイトビートを刻んた。おい!俺はもう男でもいいからこいつをヒロインにする!そんな俺の一大決心はそれいけアンポンタンにより瓦解する。そうその方とは


「むーーーーーしずくくんは私の御主人さまだから誰にもわたさないもーーーん!!!」


はい。深瀬雫の学園生活終了のお知らせです。


この度深瀬雫もとい変態ご主人様は学校一美少女を奴隷にし、男の娘天使を口説いた両刀としてこの学園に刻み込まれました。以上


さっきまでパステルカラー色に染まった教室がアンパンマ間違えたアンポンタンにより24色ごちゃまぜダーク色に染まる教室。あ、今松原さんと目があったけど反らされた。え?親友じゃなかったの?俺は目の前の真っ赤な天使を一瞥したあと


あれだけちゃんとオイル塗りなさいと言われていたのに結局塗られなかったロボット如く首がこんなに回んないのかとびっくりしながらこの状況を作り出した魔王を見た。


そこには顔を真っ赤にしてから何か開き直った顔で俺にむかって


「てへっ!いっちゃった!」と童貞ならオーバーキル、ハッスル猛者たちもオーバーキル、あっ、もう全員が死んでしまう小柄巨乳美少女のテヘペロ。ただ一人オーバーキルを逃れた勇者こと雫は


無言のまま、それはそれはとても澄んだ美しい涙を流したとさ。おしまいおしまい…………








「なわけあるか〜〜〜!!!!このばかちんが〜〜〜!!!」


その後クラスのハイエナたちの言葉の刃により深瀬雫は死亡。もう二度と彼のいかしたボケ・ツッコミを聞いたものはいなかった。

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