第44話
志帆と二人っきりになり、一階の下駄箱まで階段で降りている最中、俺は志帆に「志帆、身体どこか調子悪くない?てか、お前本当に志帆だよな!?」と、訪ねてみた。
志帆は、困った様な顔をしながら「真治、何言ってるの!!私に、決まっているじゃ無い」と、返してきた。
俺は、「そっか、そうだよな」と、返すしか無く取り敢えず圭吾の元へ急いで向かう事にした。
1階に降り、下駄箱前で一人待っていた圭吾は、俺達に早く来いという合図を送っていた。
そして、圭吾の口許はうすら笑いを浮かべている様だった。
俺達は下駄箱で靴を履き替えると、微妙な空気を晒しながらも学校を後にした。
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