第34話
この、飛行船に搭乗してからどれ位の時間が経っただろうか。
俺達は窓から下を見下ろすと、同じ様に様々な飛行船が飛び交っていた。
どれも、ロボットが運転している。
ロボット達はこれ以上近づくとぶつかるんではないかと思う程、船のギリギリを上手く交わし運転していた。
志帆はさっきまでの不安な表情とは一変して、子供の様な顔で窓からロボット達が運転する飛行船を見ていた。
圭吾は、相変わらずクールな表情をしながら後部座席で寝たふりをしていた。
だが、俺は圭吾に対して疑問に思っている事が一つあった。
〈何故、コイツは俺達がこの飛行船に乗せられた時、上手く事が運んでいると言ったんだろうか?〉
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