第27話

 俺は、圭吾に「どうした、圭吾?顔色、悪いぞ」と声を掛けたが、圭吾は「何でも無いよ」と、余計な心配するなという素振りを見せてきた。

 そして、あの機械の前に着いた俺達は、「これが、二次元の世界に行ける機械なんだよね」と、誇らしげに二人に紹介した。圭吾は、「…スゴい!これが、仮想現実に行ける機械なんだ?内臓ディスプレイも搭載さるてるし、これ、作った人は天才だよ」と、褒め称えてきた。

 志帆も、「何か、現代の機械では無いって感じ!まるで、未来からきた仮想の機械みたいだね」と、志帆らしくは無いが素直に感動している様だった。

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