第14話

 「別にそんな事しないよ。ただこの世界に来たなら色々案内したいと思ってね」「それなら、良いけど!でも、少しだけだぞ」

 俺は、この小人に上手く、丸め込まれた様な気がしていたが、仕方無く後に付いていく事にした。

 〈…ま、悪い奴では無さそうだしな〉

 俺は、この不思議な小人の後に付いていきもう一度辺りを見渡すと、やはりここは異世界なんだと感じた。

 木々の1本1本はとても大きく、遠くには河が流れていた。

 綺麗な滝も見える。

 と、その時、俺の目の前に1メートルは有るかというとんでもなくデカイ蛙が現れた。形も普通の蛙と違い変わっている。

 「うわッ!!」

 驚きの余り、又俺は声に出してしまったが、アクビがその蛙を捕まえると、「あははッ、やっぱり君が居た世界だとこういうのも珍しいんだね」と、言うと優しくその蛙を逃がしていた。

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