第5話

 圭吾「別に良いけど」

 志帆「真治がアタシの事誘ってくるの珍しいじゃん!何か、変な事でもしないでしょうね?」

 俺は、「圭吾、有難うな。志帆、別に何もしねえよ。ちょっとお前達に、面白い物を見せたいと思ってるんだ」と返した。

 志帆は「ヘー、面白い物ね?つまらない物だったらぶっ飛ばすわよ」

 相変わらず志帆は、口が悪い。俺は、心の中でそう呟きながら〈ま、それがこいつの可愛さでも有るんだけど〉と、思っていた。

 圭吾は「あ、でもちょっと待ってて。今日、確か特に習い事ある訳じゃ無いけど、母さんに17時には帰ってくる様言われてるんだった」

 「お前は、マザコンか!?17にもなって何で、母親に確認とるんだよ」と、俺がそう言ったかと思えば、すかさず志帆が「しょうがないじゃん。圭吾は私らとは住む世界が違うんだよ」と返してきた。

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