202010 ジャパロボ 32
渋谷かな
第1話 ジャパロボ32
「ば、バカな!? 私のジャパロボの腕がもげるだと!? 力負けしているというのか!?」
道後温泉ジャパロボと力比べをしていた優子の自衛隊04改の腕が壊れ始めた。
「優子! パワーを解放して! そうじゃないとあなたのジャパロボが破壊されてしまうわ!」
久美がデータ解析をし、敵はパワー強化型のジャパロボで優子の機体よりも力が上だった。
「ジャパロボ200パーセント!」
優子の機体が光を放つ。
「消えた!?」
そして瞬時に道後温泉ジャパロボと距離を取る。
「ああ、指がボロボロだ。」
優子のジャパロボは武器が握れなくなってしまった。
「んん? あれは土佐犬・・・・・・じゃないぞ!? スフィンクス!?」
土佐犬の中からスフィンクスが現れた。
「まさか!?」
優子は何かに気づいた。
「おまえたち!? 四国代表チームじゃないな!?」
「ワッハッハー!」
四国代表チームが笑い出した。
「その通りだ! 私たちはエジプトの反大日本帝国同盟エジカイダだ!」
「エジカイダ!?」
世界征服した日本は世界中の各国から恨まれている。戦いの恨みは全世界に反日本のテロリストを次々と生み出している。そう戦争からは何も生まれないのではない。戦争からは恨みと復讐心を生み出しているのだった。
「そうだ。今頃、本当の四国代表は鳴門の大渦に飲み込まれて海底に沈んでいるだろうよ! ワッハッハー!」
「なんて酷いことを!?」
エジカイダは本大会に出場するために移動中だった四国代表を鳴門大橋で襲って入れ替わったのだった。
「私たちエジプト代表が優勝して、大日本帝国の全国ジャパロボ大会など終わらせてくれる!」
エジプト代表は全国ジャパロボ大会でテロ行為を仕掛ける。次々と皮を剥ぎ正体を現すエジカイダのジャパロボたち。
「スフィンクスの飼い主ピラミッド・エジロボ。パイロット、アッシ。」
「パワー強化型ミイラ・ジャパロボ。エジロット、ムルシ。」
「○○クレオパトラ・エジロボ。パイロット、ムバラク。」
「毒サソリのポイズン・スコーピオン・エジロボ。パイロット、サダト。」
エジカイダの面々が自己紹介する。
「私たち反大日本帝国同盟エジカイダは日本に宣戦布告する! 見せてやろう! エジロボの実力を!」
エジプトのロボットを略すとエジロボになる。
「絶対に、絶対に許さないぞ! テロリストども! おまえたちの血は何色だ!?」
優子の怒りは絶頂に達する。
「許さない? どうするというのだ? おまえ如きが1機で何ができるというのだ? ワッハッハー!」
「おまえたちなんか私一人でも十分だ。」
その時だった。
「ウワアアアアアー!?」
ドッカーン! っとピラミッド・エジロボが吹き飛んだ。
つづく。
202010 ジャパロボ 32 渋谷かな @yahoogle
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