第10回 忖度がばれて、卑弥呼様、激おこぷんぷん丸になっちゃった。
「おい、おまえら、卑弥呼様の順位が落ちているぞ。
お前ら、すこしペースを落とせ。」
卑弥呼はミュートし忘れた上記の会話を聞いて、違和感を覚えていた。
「豆君、聞こえている?ミュートし忘れているけど、何かおかしなこと言っていないかな?」
すこし怒りを露にしながら卑弥呼は言っている。
「え~とですね?」
俺は終わったなと思い、かなり絶望しながら答えていた。
「豆よ。くしゃみじゃなくて、こうやってリスナーに指示出してたな。」
すこし怒りを露にしながら卑弥呼は言っている。
コメント
:神回wwwww
:もうやめて。豆のライフはゼロよwwwwww
:今回は爆笑だわwwww
;修羅場過ぎるwww
:豆は、持っているなw。お前、決めるところを見事にミスるよね。
:我は血に飢えているぞ。目の前においしそうな肉があるぞ。
;これは面白いwww
:wwwww
;エドワードさん、すみません。うちの卑弥呼様が迷惑をかけてしまって。$1000円
:www
:www
:wwww
俺の配信で一番アクティブに流れており、コメント欄がwで埋め尽くされている。
コメントは、卑弥呼様にシバかれることをおもしろがっていやがる。
チックショーめ。他人事だと思いやがって。
「すみません。卑弥呼様は対人で負けることが苦手と聞いてですね。出来心でやってしまいました。」
俺は、卑弥呼に全力で謝った。
ここは、変に言い訳をするよりか正直に話したほうが、状況はましになると思った。
コメント
:修羅場過ぎるwww。
:素直に謝るしかない件ww
:これは、切り抜かれますわww
;www
:卑弥呼様怖いよw
:卑弥呼様は握力がやばいからねw まじで気を付けてw。
;豆虐の時間だw
:豆×卑弥呼はありかw
「我は、君の優しさは分かるよ。でもさ、全力で戦っているわけじゃん。それされたら、楽しくないよね。」
卑弥呼様に優しく諭された。
コメント
:優しいほうが怖いよw
:諭されるのってメンタルに来るよな。
;卑弥呼様の、この優しさの奥に恐怖を感じるわ。
「こんなクソみたいな忖度なんて許さねえからな!!!!!!!!」
卑弥呼様に怒鳴られ、頭の中が真っ白になった。
「我、大声出したらすっきりしたわ~。あと、明日事務所来るよね?また、アリス談議したいな。我はこれで失礼するよ。」
すっきりしたためか、卑弥呼は少しにこやかになっている。
明日、事務所で首絞められて、また生死をさまようのか。
まじで胃がキリキリし始めた。
コメント
:これ以上は、配信では、載せられませんw。
:これは、豆は死ぬぞww
;アリス談議(意味深w)
:明日が怖くて、寝れない豆。
:これは、豆は死ぬぞww
翌日、事務所に行って、事務所で待ち構えていた卑弥呼様に2時間首を絞められながら、説教を受けていた。
正直、説教の内容は覚えていない。
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