愛について

もう幾秒でも私に残されないような選択なら

あなたが胸を詰めて殴りかかって

そうだ、その手を選べと高揚に求めるなら


私は、あなたが嫌いだ、と言い

その拳に倒れうめき

立ち上がる術も忘れてあなたをゆくり見つめ

目をそらして閉じる

知らない、私は何も好きじゃあない

そんなんだから君はこのデク人形に叫んでいればいい


何かが消える訳でなく、

ただ私が何か塵となったのではないか?

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