呟き(たぶん繋がりナシ)
alcor
どこかの新聞社がモハメットを書いた件
しくじりましたね。しかも二度。
なるべくオブラートに僕の議題を紹介すると、かのドイツと国境を接する国のとある新聞社がとある1400年ものの有名で巨大な宗教の開祖、というか一預言者、一つの名前ではモハメット様のお顔をコミカルに書いて全土に配布してしまったことですね。
言うまでもないでしょうが、その宗教は偶像崇拝、また使徒に主の肖像を描くことは禁止されております。そのためかの社は一度目には銃で襲撃され、最近だと近辺で命をもった抗議(銃乱射事件)までも行われております。
またその会社以外でも、その雑誌を授業に取り上げた教師が非難され、さらには殺されてしまったということもありました。
この痛ましい事件には当国民の同情も集まり、強い反感に嫌悪が国民の中で渦巻き、肖像の禁止は表現の自由の侵害だと大勢の方がデモに参加しています。
大陸、というか地中海の向こうでも当国の製品のボイコットが行われています。
では、あまり尺を伸ばしたくないのでそれまでのことへの認識はカットしますが、この事件への評価をしましょう。
さて、みなさん、例えば自分の似顔絵を非常に下手くそに書かれる、それも悪意をもってそれはイヤではありませんか? または家にある自分の似顔絵を人が墨で汚したり、落書きされたり。
それがその教徒達の気持ちだと僕は考えます。自分の似顔絵の落書きは立派な器物損壊です。法で表現の自由を束縛する価値があります。また尚更に、偶像崇拝の禁止とは、僕の勝手な想像(表現も乱雑で敬意も損なわれるかもしれないもの)では教祖は実像にすれば想像体の神秘が損なわれ価値が下がる、との考えだとすれば、想像の中の人物を大いに幻滅させる、もしくは侮蔑する行為は到底許されるものではない。宗教に拘りがない僕にとってみても品位もない、野蛮な攻撃です。
なぜか大統領までも民族の対立を訴えて表現の自由の死守に躍起になっているが、こちら日本であっても、他人の中傷がネットに書き込まれれば削除もされます、時には逮捕に起訴もされるくらい表現の自由が束縛されるものであるのになぜなのでしょうか。法がないにせよ、多くの教徒の尊厳を侮辱するような行動が果たして正しいのでしょうか。
銃乱射はあくまでも例外ですけれども、ボイコットは正当な非難です。彼らの怒りを見て下さい。なぜそのような行動に謝るどころか逆に排斥しようとするのでしょう。
銃乱射や殺人に至った者は彼らにしても反逆者だということを知って下さい。対話のチャンスに、また対話をする信頼までもその連中は損なったのです。ボイコットを受ける企業は逆に言えば、略奪に遭っていないのです。ボイコットは彼らのメッセージです。私たちの声を聞いてほしい、という。
まとめ
モハメットの肖像画は名誉の毀損であり、また教徒の尊厳を貶めるものであるため表現の自由の例外で、十分に規制されるべきものである。
暴徒化した一部の教徒とボイコットをする教徒を同一視しない方がいい。
そしてですが、様々な活発な原理主義者の方は大抵の教徒国と対立しているため、自分から目を反らせようと、教徒国とヨーロッパの対立を深めたりしそう。組織方は欧州と対立があろうと軍さえ送られなければ影響は少ないですし、教徒国と欧州の貿易摩擦が強くなれば自らと対立する教徒国の弱体化も狙えます。また、敵の敵は味方の理論でもしかしたら構成員が増えるのを期待してたりするかもしれません。
あくまでも勝手な想像ですが。
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