第6話 夜のひと時
取材のあった日の夜に俺健二は家に帰ると美玲さんが作ってくれた晩御飯を食べていた。
「そういえば今日の取材どうだったの?」
「健二くんの趣味と好きなタイプ聞かれてたよ」
「お、健二そろそろ女の子を意識する時が来たか」
「いや…美玲さんと曜さんが来てから意識するようにはなったけど…」
家族4人で他愛ない会話をしているのがいつもの光景だが今日はこのあと少し変わったことになっている。
全員、晩御飯を食べ終わると父さんが
「ん~今日の現場疲れたから風呂入って寝るわ」
「あ、なら私も行きます健二くん曜覗いちゃだめよ?」
「覗きません!」
曜さんが強く反発して「あらあら」と微笑みながら美玲さんと父さんは風呂場へ行った。
残された俺と曜さんは…
「ねえみつ…健二は…麗香さんみたいな人がいいの?」
「う~ん…好きか嫌いで言われたら好きな部類だけど…恋愛感情みたいなのはないかな」
「そっか…よかった」
「どうして聞いたの?」
「あの人ベタベタ触ってきたでしょ?しかも最後には胸まで当てて…」
そういわれると意識しないようにしていた腕をまた意識してしまい…当てられたところを触ってしまい
「…健二のムッツリ」
「し、仕方ないじゃん!胸当てられる経験なんて無いんだから!」
「…だったら私がしてあげる」
曜さんはこちらに近付いて来て胸で腕を挟んできた
「なな!?///」
「ほんとまだ初心なんだから…ねえ健二こっち向いて?」
「な、なんでしょ…!?」
曜さんの方を向くと唇にキスされてしまった
「健二…私心配なの…変な女性に捕まって堕ちてしまう健二を見るのが…」
「で、でもそんなやりかた///」
「私がしたかったの♪それに姉弟だからね♪」
こちらの思考が止まっている間に曜さんは立ち上がり
「さて…私もお風呂の準備してくるね」
そう言い自室に消えていった
「…唇にキスされた…久しぶりに…」
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