第2話 学校での日常
俺は相田健二は普段は高校に行っている。もちろんばれないようにウィッグを付けて伊達メガネを付けて過ごしている。おかげで相田充とはバレていない。もちろん先生以外には。先生には仕事の都合上伝えておいた。
「おい根暗!」
「な、なにかな…」
「ちょっとお金なくてさ~持ってきてないんだよね~飯おごってくんない?」
毎日こんな風にヤンキーになり切れない不良に絡まれている。
「いいけど…」
「まじ!?おいお前ら今日は根暗が奢ってくれるってよ!」
いつもこんな感じで来るが…いきなり携帯が鳴り
「え…社長?」
何事かと思い静かになれるところを探していると校舎裏まで来ていた。
「もしもし…」
『充くんやっとでてくれたよ』
「すみません…今学校でしたので…」
『そうかそんな時間か…悪いが今から事務所に来て欲しいんだが…』
「…僕なにかやらかしました?」
『詳しい話は事務所でね』
そう言われて通話を切られてしまい、チャイムもなり教室に戻ると
「相田…登校してから自由にしていたいのも分かるが…」
「す、すみません…あと…予定入ったので…」
「あ~…わかったいいぞ」
「は!?なんでいいんですか!?」
早退することを認めると他の生徒からのブーイングが止まらずに
「いいんだよ相田は…それより大丈夫か?人待たせてるんだろ?」
「すみません…ありがとうございます」
そう言い残し教室を出て校門の前では生徒指導の先生が立っていたが
「相田…新人タレントも大変だな…」
「この学校が理解あり所でよかったですよ…」
軽く会話してからタクシーを捕まえて事務所まで向かった
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