ロリ吸血鬼と撮影会
リールは、はぐれ吸血鬼である。ブルード山脈の奥地にある陽の無い街『アンソレーユ』で生まれ育ち、掟を破ったため、齢十二であるにも関わらず無慈悲に追い出された。吸血鬼とは、そういう種族だ。
相手が誰であろうと、決して掟破りを許さない。
掟を破った吸血鬼は二度と街に入ることを許されず、一人で生きていくしかない。しかし日光に弱い吸血鬼が『アンソレーユ』以外の場所で暮らすことは、とても困難である。
リールは街を追い出された後、山で野生動物を狩ってその血液をすすり、生き延びていた。だが吸血が生きていくためには、人間以外の血では限界がある。
人間の血液こそが、吸血鬼と言う種族にとって何よりも必要なのだ。基本的にはぐれ吸血鬼と言うのは、人々から疎まれ、避けられるものなのだが、空腹に耐えきれなかったリールは人里に降りることを決めた。
人里に降りて、夜闇の中、行き交う人を気絶させて殺さない程度の血液を貰う。そんなことを繰り返し、身を潜めながら生きていたリールは、とある噂話を耳にする。
アムレートいう街で、人間が血液を全て抜かれて殺されるという事件が起こっているという話だ。
それを聞いて、もしかしたらそれを行っている者が自分と同じはぐれ吸血鬼でないかと思ったリールは、アムレートに向かうことにした。人に追われ、独りで身を隠しながら生きるという生活から抜け出したいと思っていたリールは、仲間が欲しかったのだ。毎日寂しさで泣いてしまうのはもう嫌だった。
だが、アムレートの街にやって来たリールを待っていたのは、腰に洋刀を携え、一様に同じ服を着た恐ろしい雰囲気の人ばかり。そんな人たちを気絶させ血を貰うなんてことはできず、吸血鬼の仲間も見つからない。
空腹でフラフラになって、無意識に民家に忍び込もうとしたところを見つかって、恐ろしい顔の男に風の速さで追いかけられもした。
こんな所に来るんじゃなかったと後悔し、もう別の街に移動しようと思い立ったのがちょうど昨夜である。
しかしながら、そんなリールの鼻孔を血の匂いがくすぐったのだ。今まで嗅いだことのないようなアッサリした血の匂い。不純物がなく透き通るような爽やかな匂いだった。
ここ数日ほとんど血を飲めず、空腹の限界だったリールはフラフラと〝自分じゃない自分〟に先導されるように血臭の元を追い、その血を思う存分飲もうとした。
しかし、気付いた時にはリールは見知らぬ黒髪黒目の青年に組み伏せられ、喉元に刃を突き付けられていた。殺されると思い、わんわん泣いたら殺されなかった。
その時に出会ったのが、ノワールという黒い青年と、ルージュという赤い少女だった。
不思議な雰囲気を持つ二人組だった。まるで俗世から離れた次元に立っているような異容。
特に無限の魔力を持つと自称し、実際に尋常ではない濃度の血液をその身に流していたルージュという少女は、飛び抜けて異常だった。
神に見初められたような美貌を有し、はぐれ吸血鬼のリールを見ても一切困惑せず、当たり前のように接してきて、デリケートな耳を触るし、風呂場ではもっとデリケートな部分を無理やり触りまくるし、寝るときには抱き枕のように抱きしめてくるし、大きなおっぱいで押しつぶしてくるし……。
しかし久しぶりに人肌に触れて、安心したのも確かである。少なくともこの赤い少女は、リールに危害を加えるわけではない(体は触って来るけど)。それが分かった。
おおよそリールが今まで見知って来たどの人物ともかけ離れた少女だった。
そんな不思議な少女、ルージュと出会った翌日の夕刻、何故かリールは大きな屋敷の一室で写真を撮られていた。
リールは、ルージュに無理やり着させられた布地が極端に少ない派手な衣装を見下ろす。一見すると、下着のようである。白と黒とのコントラストでデザインされ、無駄にフリルが多い。胸の部分はまぁそれでいいのだが、下半身の部分はフリルだけではなく極端に短いヒラヒラとした裾が付いているため、短すぎるスカートのように見えて余計に恥ずかしい。頭には同じ色合いのヘッドドレスを被せられ、色んなポーズを命じられる。
「る、ルージュ……、リールこの恰好恥ずかしい……、な、なに、これ……」
言われるがままに片足を上げ、両手を側頭部に添えるようにしてピースをしていたリールが、顔を赤らめ潤んだ瞳でルージュを見る。そんなリールを見たルージュが鼻息を荒くして、スマホカメラのシャッターを連写しながら自慢げに言う。
「それは私が作った水着メイドコスよ! 小さく作り過ぎちゃったせいで中々サイズが合う子が見つけられなかったのだけれど、ここでリールと会えたのは幸運だったわ! やっぱり世界は私に味方しているのね! さいっこうだわ! 最高にかわいいわリール!」
「う、うぅ……」
リールは耐え切れなくなったように水着の裾を抑える。今、この部屋にいるのはルージュとリールだけだが、ノワールが居なくてよかったとリールは思う。こんなに恥ずかしい格好を、異性であるノワールに見られたらそれこそ恥ずかしさで死んでしまう。
ノワールは朝方に、起こしても起きないルージュを放ってどこかへ行ってしまった。ルージュの胸に押しつぶされながらも、リールはそのことを確認していた。
「ねぇリール、一つ聞いてもいいかしら」
不意にルージュがスマホを下ろし、真剣な顔でリールを見た。
「な、……なに、ルージュ……」
そのただならぬ雰囲気に、リールはゴクリと唾を呑む。この異様な赤い少女ルージュをここまで真剣にさせる事とは一体……。
ルージュが開く赤く艶めいた唇にリールの視線が吸い寄せられる。
「——女の子を最もかわいく魅せる三番目の要素って、何かわかるかしら?」
「……へ?」
ポカンと口を開けるリール。ルージュが言っている言葉の意味が分からない。
「ど、どういうこと……? かわいく……?」
「ええ、そうよ。もちろんリールは、かわいいは正義であることは知っているわよね」
当たり前のように言うルージュ。
もちろんリールは初めて知った。
「でもね、かわいいにも色々あるのよ。かわいいはどれも無条件に正義だけど、上には上があるのよ。そして女の子はかわいいを磨くためなら、どんなことでもするものよ」
「そ、そうなの……?」
「ええそうよ」
大真面目な顔をしてルージュが頷く。リールも女子の一人であるが、ルージュの言っていることはイマイチ分からなかった。
しかし目の前にいるルージュというこの少女が、常軌を逸して美しい事は分かる。
非の打ちどころのない美貌、思わず誰をも惹きつけるスタイル。確かに、羨ましいとは思う。こんな風に美しくなれたら、リールももう少し自分に自信を持てるかもしれない。
どんな両親の元に生まれて、どんな生活をすればここまで綺麗になれるのだろうか。
そうか、これがかわいいを磨くということ……?
「そして、そんな女の子のかわいいを大きく引き上げてくれる要素。その中で三番に大事なことは、何なのかという話よ」
ルージュが三本の指を立てた。
「そ、それは……なんなの。り、リールも、それでかわいくなるの……?」
リールは興味津々の表情になって、ルージュを見る。それを得れば、リールもルージュのようにかわいくなれるのだろうか。
「実はね、リールはそれをもう持っているのよ」
「!?」
衝撃の事実である。まさか、リールがそんな物凄いものを……。一体何だというのだ。
「それはね」
「そ、それは……」
一瞬の静寂。シンと静まり返った室内に、ルージュの嬉々とした声が響く。
「——〝恥じらい〟よ!」
「は、はじら、い……?」
リールが首を傾げる。ピンとこない。しかしルージュは両手を広げて勝手に興奮しながら語り始める。
「そうよ! 恥じらいよ! 恥じらう女の子は可愛らしいわ! これもう古来より定められた絶対的法則。何者にも変えられない尊い事実なのよ! そういう意味ではサラやリール、あなたは素晴らしい素質を持っているわ。かわいいだけじゃない。最高にかわいいのに恥じらうその様が最高にかわいいと、私はそれが言いたかったのよ!」
グッと拳を握りしめて熱く語るルージュ。
よく分からないが凄そうだ……とリールは思った。
「り、リール……本当にかわいいの……?」
「えぇとってもかわいいわ」
ウソや冗談、お世辞などが一切感じられない口調でルージュが言った。リールとて女の子である。そう言われて、悪い気はしない。しかもそう言っているのが世界一と言っても過言ではなそうな美しい少女である。
思わず「うへへ……」と口元を緩ませるリールに、ルージュがピシュッと指を突き付ける。
「それよ!」
「え、ど、どれ……」
「笑顔よ! 笑顔! さっき『恥じらい』は三番目と言ったでしょう?」
「う、うん……」
「女の子をかわいく魅せる二番目の要素! それが『笑顔』なのよ! 笑っている女の子は、普段の何百倍も素敵に見えるものよ」
「お、おお、ぉぉ……」
リールは素直に感心する。確かに笑っていない人よりも、笑っている人の方がかわいいというのは頷ける話だ。恥じらいよりも分かりやすい。
「じゃ、じゃあ、一番目、は……」
三番目が『恥じらい』、二番目が『笑顔』と来たなら、一番目は……。
リールには想像がつかない。ドキドキしながらルージュの言葉を待つ。
「そんなの決まってるじゃない」
ルージュは分かって当たり前だと言いたげに口を開く。
「女の子を最もかわいく魅せる最高の要素。それはね、〝恋〟よ」
「こ、こい……、こい……?」
ポカンとするリールに、ルージュが高らかに言う。
「そうよ! 恋よ、恋。恋する女の子はこの世のどんな存在よりも最高にかわいい、こんなの誰にでも分かる当然の事実じゃない」
「そ、そうなの……」
「もうっ、こんなことも分からないなんて、リールは経験が足りないわね」
恋、言葉の意味くらいは分かる。誰かを好きになるということだ。女の子は、誰かを好きになるだけでかわいくなるのか……、凄い生き物だ。リールにとって、衝撃の事実であった。
「リールに恋してる誰かは、いないの?」
ルージュがニヤニヤと笑顔を浮かべ尋ねる。その時、リールの頭に浮かんだのは、ノワールだった。
ノワールの綺麗に整った顔立ち、そして滑らかな首筋、その薄い皮膚の下に流れる赤々とした清涼かつ豊潤な血液が頭の中で渦巻く。
ドクンとリールの心臓が跳ね、頬が熱くなる。視界が月光のような金色に染まる。
意識が〝何か〟に持っていかれる。熱い。
「——リール」
「——っ」
ルージュの凛とした呼びかけに、リールは我に返った。視界が元の色に戻っていく。
「もしかして今、ノワールのこと考えていたんじゃない?」
からかうようなルージュの言葉に、リールは顔を真っ赤にしてブンブンと首を振る。
「ち、ちが……っ、り、リールは……っ!」
「もーっ! まったくリールったら可愛いわね! 何なら別に私に恋してくれてもいいのよ!? そして最高にかわいくなったあなたの写真をたくさん撮らせてちょうだいね。ということで、次はこれね」
そう言ってルージュが取り出したのは、大きなリボンが付いた上衣と紺色のプリーツスカート。一見少し風変わりなただの洋服である。特に露出が多いわけでもない。それを見てリールはホッとする。
「そ、それは……なんの服……?」
「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれたわ。これは極東の大和国という島国に伝わる由緒正しき制服、『セーラー服』よ!」
「せ、せーらー服……! ……?」
「実は大和国で実際にセーラー服を作っている業者に直接発注したのよ。ロリでも着られるセーラー服をね。だからこれはそんじょそこらの安っぽいコスプレセーラー服とは違うわ。真のセーラー服なのよ!!」
「ろ、ろり……?」
初めて聞く言葉だが、なんだか背筋にゾッと寒気が走るような響きである。無意識にルージュから一歩遠ざかるリールだが、逃げられるはずもない。
リールはルージュに今着ている服を剥かれて、気付いた時には『セーラー服』に着替えさせられていた。
恐るべき早業である。抵抗する間もない。リールの顔に冷や汗が浮かんだ。
「さて、それじゃあ撮影再会と行きましょうか」
ルージュが楽しげに笑ってスマホを持ち上げるのを見て、リールはそれに大人しく従うしかないのであった。
◇◆◇◆
窓の外に見える夕日が沈み始め、だんだんと空が薄暗くなり始めた頃合い、ようやくルージュによる撮影会が終わり、疲れ果てたリールはぼふんとベッドの上に倒れ込んだ。
一方、ずっと色んな視点から写真を撮り続けていたルージュは一切疲れた様子もなく、立ったままスマホでどこかに電話をかけている。
しかし目当ての人物と繋がらないのか、ルージュが首を捻る。
「おかしいわね、ノワールが私の電話に出ないなんて、取り込み中かしら。それとも朝のこと怒ってるのかしら」
しかしルージュは、ノワールがそんなことで腹を立てて電話を無視するような人物ではないと知っている。それにいくら取り込み中だとは言え、ノワールならルージュからの連絡を最優先するはずだ。
ルージュは、ノワールという少年のことを信頼している。彼は決して理由もなしにルージュを心配させるような行動は取らない。そういう人物だ。
だとすれば、考えられる可能性はそう多くない。
「うーん、一人で行動させたのは失敗だったかしら」
「の、ノワール、どうかした、の……?」
セーラー服姿でベッドの端に座るリールが、「うーん」と唸っているルージュを見て少し心配そうな声を上げた。
「殺されたかもしれないわね」
「!?」
あっさりとそう言ってのけたルージュに、リールが目を見開く。
「冗談よ。きっと大丈夫、生きてるでしょう。でもまぁ何かしらに巻き込まれたのは間違いないわね」
あっけらかんとルージュが言って、
「さて、それじゃあ私はノワールを探しに外に行くけれど、リールはどうする? この部屋で休んでいてもいいわよ」
「り、リールも、行く……」
長時間の撮影会のせいで疲れてはいるが、もう独りになるのは嫌だった。今が日中だったら屋外に行くもの憚られるが、もう太陽も沈み始めている。問題はない。
「そう、それじゃあ一緒に行きましょうか」
リールの返事にルージュはにっこりと微笑み、リールの手を取った。
ルージュはサラに洗濯してもらっていた真っ赤なドレスに着替え、リールはセーラー服を着たまま丈の長いフード付きパーカーを被り、屋敷の外に出る。
既に空は夜の気配を醸し始め、街中からは人の気配が消えている。異様なほどひっそりとした街中に、ルージュのスタイルの良い影と、リールの小さな影が落ちていた。
「る、ルージュ、ノワールがどこにいるか、分かるの……?」
歩きながら、リールがルージュを見上げて尋ねかけた。
「魔術大学よ」
「まじゅつ、だいがく……?」
「ええそうよ、簡単に言うと、魔術が得意な人が魔術の勉強をするところね」
「へー……す、すごい。な、なんで、ノワールがそこに行ったって分かるの……?」
「ふふ、私はノワールのことなら何でも知っているわ。何なら、ノワール以上にね」
そう言うルージュは、冗談のようでありながら、ウソを吐いている風でもなかった。
「問題はここから魔術大学までそこそこ距離があるということね。ガニアスから借りた車はノワールが乗って行ってしまったようだし、そもそも運転するのは面倒だし、走るのも面倒だわ」
「どれくらいあるの……?」
「歩いたら一時間ちょっとくらいかしら」
「い、いちじかん……」
随分と遠い所にあるようである。全力で走ればすぐに着きそうでもあるが……。
「んーっ、こういう時、やっぱり
何かを思いついたような声を上げたルージュがピタリと止まって、背後に振り返る。一見誰も居ないように見える虚空に向けて、ルージュは確信めいた口調で言った。
「せっかくだから、
「る、ルージュ……?」
いきなり誰も居ない方向に向けて喋り始めたルージュにリールが困惑する。
「まぁ、それよりはノワールを連れて来てくれた方が手っ取り早いのだけれど。昼に会ったのでしょう? ノワールはどうしたのかしら、——リリア」
ルージュの声が虚空に響く。
場に静寂が落ち、雲に隠れていた月が顔を出し、辺りを照らした。
沈黙の中、リールが当惑し、ルージュが微笑む。
不意に、その場に一人の少女の声が響いた。
「……ノワール様なら、死んでいただきました」
その時、パッとまるでチャンネルでも切り替えたように、ルージュの正面に一人の少女が現れた。薄桃色のショートヘアーをなびかせ、上品な魔術師用のローブを纏い、落ち着いた雰囲気を醸している。
いきなり現れたリリアーナを見てリールは目を見開き、怯えたようにルージュのドレスにしがみつく。
ルージュの赤い唇が開く。
「ノワールが死んだ? あなたが殺したってことかしら」
「ええ、そうです。ルージュ様を相手にする時、彼が側にいると邪魔だと判断したので、始末させていただきました。ルージュ様には申し訳ありませんが——」
「ふふっ、そう」
リリアーナの言葉を遮るようにして、ルージュがクスリと微笑む。それを見たリリアーナはピクリと眉を動かして、癇に障ったように言う。
「何かおかしいことでも?」
「いいえ、ただ安心しただけよ。だってリリア、ノワールはあなたに殺されたりしないわ」
「……随分と信頼しているのですね」
「ええ、ノワールは私にとって一番のパートナーだもの。当然よ」
ルージュが口元に手をやって、口元に薄い笑みを湛える。空に浮かんだ月明かりが彼女の鮮血のように赤い髪を照らしている。夜風が長い髪とドレスを揺らした。
「そのパートナー様の死体を見せて差し上げられないのが残念です。跡形もなく消してしまったものですから」
リリアーナは何か強い感情を抑えるように静かな声音で言って、正面のルージュを見据えた。
「そしてルージュ様、世界のために、あなたはここで拘束させていただきます」
「あら、私は殺すわけじゃないのね」
「……拘束、します。痛い目にあいたくなければ、抵抗は控えますよう」
リリアーナがスッと片腕を持ち上げ、指を鳴らした。瞬間、ルージュとリールの周囲に無数の人影が出現する。その数は二十近い。皆一様に黒のローブを着て、深くフードを被って顔を隠している。ただならぬ気配を感じた。怯えたリールがますます強くルージュのドレスにしがみつく。
しかし、それらの人数を見ても一切怯まないルージュは、両手を大きく広げると不敵に笑った。
「なるほど? 人知れない魔術師ゴーストたちってところね。いいわっ! まとめてかかってきなさい、私が相手をしてあげましょう」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます