第23話 春泉ちゃんは繊細な子
休日。街を歩いていると。
未咲「おや?」
春泉ちゃんの姿が。何やらもじもじしている。
春泉「んっ……」
小さく声をあげたあと、春泉ちゃんは言った。
春泉「ハルミ、おしっこしたい……」
スカートのすそを前から不器用につかみ、恥ずかしそうにしている。
顔を赤らめながら女の子らしい我慢の仕草をしていたので思わずきゅんとしてしまった。
最近みんなおもらしすることにさすがに恥ずかしさを覚えてきていて、でもまた逆戻りしそう。
春泉「おしっこ……おしっこもれちゃう……やっとおもらししなくなってきたところなのに……」
自分の不甲斐なさに泣きそうになっている春泉ちゃん。声をかけるかどうか少し迷ったけど、もういくことにした。
未咲「春泉ちゃん?」
春泉「ミサキ?! いつからいたの?!」
未咲「さっきからずっとここにいたよ?」
春泉「そう、なんだ……あの、できればそこをどいてくれるとうれしい……(だんだん小声に)」
未咲「え? よく聞こえなかったんだけど……」
あえてそう言ってみた。
春泉「んんっ、もれちゃう……っ」
しゅいっ。はっきり聞こえてきて、思わず興奮して勃っちゃいそうになる。いや、勃ったかも。
未咲「春泉ちゃん、おしっこしたいんだよね?」
春泉「うん……ミサキ、どうしたらいいと思う?」
未咲「わたしが飲んであげるね」
即答だった。
春泉「でもクサいよ?」
未咲「大丈夫だよ。わたしの中に入ったら、春泉ちゃんのおしっこもわたしのおしっこも一緒だし」
春泉「じゃあ、飲んでもらおうかな……あっ、だめ、でるっ、でちゃうっ……ミサキ、はやく……」
未咲「はーい♡」
ちぴぴ……と出はじめているところがまたかわいい。下から上に舐めてあげたくなった。
春泉「あっ!」
しゅぉぉ〜っ……辛抱たまらず出してしまった。
未咲「これくらいで出ちゃうんだ……」
敏感だなぁと思った。
未咲「春泉ちゃんの身体って、とってもデリケートなんだね……」
春泉「そう、じつは……」
それから春泉ちゃんは、自分の生い立ちから現在にいたるまでのことを全部話してくれた。
生まれつき身体がすこし弱く、ちょっと生地がこすれるとかぶれたりしたこともよくあったそう。
春泉「だからさっき、ミサキになめられたときもちょっとびっくりして……」
未咲「そうだったんだ」
まだおさまっていなかったのか、下のほうで音をさせ続けている。
春泉「やっ、んっ……!」
しぃ〜っ……身体をびくつかせて、最後まで出しきる。
春泉「これで、いい……」
ただ自分に言い聞かせるように、言う。
未咲「パンツ、脱がなくていいの?」
春泉「いい。なんか、こうしてたいから」
一瞬凍りつく空気。何かを失っても、なおここに立っている。
未咲「ふぅん……えっちだね♡」
春泉「やっ、やめてよ、ハズカシイ……」
たちまち脱ごうとする春泉ちゃん。一瞬だけ見えた太ももはかぶれていた。
未咲「いっしょに帰る? 手、つないであげる」
春泉「それもダメ……おもらししただけでハルミ、ジューブン恥ずかしいことしてるのに……」
未咲「恥ずかしがらなくてもいいのに〜」
ちょっと無理やりつないじゃった。いきおいでやっちゃったけど、嫌、じゃないかな……?
春泉「あっ、ミサキの手、あったかい……」
未咲「ずっとカイロ触ってたからね〜。やけどしちゃったらごめんねっ」
ハルミのこと、気遣ってくれてるのかな……。
春泉「またおしっこしたくなった……」
未咲「えっ、なんで?」
ミサキは理解できなくていい。ハルミ、恥ずかしすぎ……。
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