第22話 掃除用ロッカーの中で♡

 放課後。

 教室の一角が、あまい香りに満ちていた。


 未咲「玲香ちゃん、おしっこい〜っぱい我慢してきた?」

 玲香「ええ……いま、すぐにでもしたいくらいだわ……」

 未咲「わたしも♡ すぐに出すのはもったいないから、いっぱいいちゃいちゃしてから出そうね♡」

 玲香「どうでもいいけど、なんであんたは犬耳なんてものしてるのよ……っ」

 未咲「ふっふ〜ん、いいでしょ。尻尾だってあるし、動かすこともできるんだよっ」

 玲香「んんっ……」


 すでに身体にきている玲香ちゃんを見ていると、わたしのおしっこの穴までうずいてきてしまう。


 玲香「ちょっと、どこさわってんのよ……指からませるだけって言ったでしょっ」

 未咲「んふふっ、もう相当がまんできなくなっちゃってるみたいだね……この手を動かしたら、玲香ちゃんどうなっちゃうんだろう……楽しみだなぁ」

 玲香「ばか、やめなさ……あんっ!」


 ちなみに下は制服スカートとパンツの上に、時代に合わずブルマを穿いている。わたしたっての希望によってそうなった。


 玲香「もうっ! これ以上ヘンなことしたらしゃがんでおしっこするわよっ!」

 未咲「ねぇ玲香ちゃん、もちろんそれが何を意味するかわかってるよね……?」


 閉所ですこしパニックになっているのか、涙目になりながら玲香ちゃんはそう言った。


 玲香「もうでる……でちゃうぅっ……!」


 小さい子のように泣いて、窮状を訴える。


 未咲「じゃ、しゃがもっか。でも、わたしが出してからだよ? 玲香ちゃんはそのあと♡」

 玲香「はやくしてよっ……もれちゃうぅっ……」

 未咲「ご主人さまが先にして、主従関係をわからせるの♡」

 玲香「だったらその耳わたしにしなさいよ! いろいろとおかしいでしょ! 変態ご主人か!」


 ぐねぐねと身体を動かして、なんとか漏らすまいとしているところがすごく健気に見える。


 未咲「いくよ?♡」

 玲香「早く……して……」


 わたしたちはしゃがんで、おたがいのスカートの中を見せあった。


 未咲「あっ、ちょっと湿ってる……ほんとにずっと我慢してたんだね……うれしいなぁ……」

 玲香「早くおしっこさせて……苦しいのいやぁっ……」

 未咲「わかったわかった。じゃ、いくね? あっ……♡」

 玲香「はやくぅ……っ」


 ちょろ、ちょろ……と女の子な音をさせつつ、お約束のように香りまでそんな感じだった。

 未咲は、どこまでいっても未咲らしい。


 玲香「あっ、やぁっ……!」


 しゅぉ〜っ……。

 もうほんとにあの頃に還ってしまったかのような声を上げながら、ひたすら排泄する。

 そこから先は、お尻をもじもじさせながら声を押し殺した。


 玲香「ん〜っ! んふ〜んっ!」

 未咲「気持ちいいよね、玲香ちゃん……?♡」

 玲香「(死んでも応えないわよ……)」


 匂い立つ空間だけはなんとかつながっている。そんな感じだった。


 未咲「はぁーっ……お疲れさまっ」

 玲香「なにがお疲れよ……我慢させられてたこっちの気持ちにもなりなさいよね……」

 未咲「でも、気持ちよかったでしょ?」

 玲香「それは、まぁ……」


 返事してしまった。見事にこの子にしてやられた。


 未咲「またしようねー♡」

 玲香「もう、今回だけでいいわよ……」


 言いつつ、照れを隠せなかった。

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