第3話 DQN事変・・後
シャゲラーと名乗った画面の男、銀髪碧眼の軍人のような身なりでまるで選挙の時の政見放送ででもあるかのように独白の様な演説をかってにとうとうと歌うように始めた。
「・・これからは~君たちは我が偉大なるDQN帝国の植民地市民の身分~。
20台前半らしい下手なアイドルも顔負けの美男ぶりにクラスの女子の大半は男が何について話しているかなどお構いなしに、前髪をかき上げればギャアーッ!視線を変えればキャーキャーと、とにかく騒がしかった。
そのせいで肝心の男の言葉の内容が余計に聞き取りにくくてやりにくいったらなかった。(しかも、へんなん歌ってるし~!)
なので満は【能力】選択聴力を稼働して女子の騒音を排除してみた。すると、それまで気にしてなかったが教室の内外にいるガラス屋さん達の工事の音が・・。
チユィーーン! チイーーン! カカカカッ カカカカッ
「うっ!」
(そうだ、昨日の爆発騒ぎのせいで学校の窓、ほとんど工事中なんだった。おまけに爆破跡でのオレのご活躍のせいで朝から腕も足も猛烈な筋肉痛だったわ、頭だけミイラ男みたいに包帯グルグル巻きの
「・・現在日本の警察は昨日の我々の作戦で6割もまともに動けんし~、自衛隊の重装備では市民と見た目の変わらん我々相手には使いづらくて少々荷が重かろう~。つまり、我々が実力による実効支配で丸ごとこの国をいただいた~・・というわけだ。」
最後に彼はニヤァと美形に似合わないイヤらしい悪意のある笑みを見せてわらった。
その時にはすでに、さっきの空気の読めない女子たちもさすがに「コレハチガウ」と感じたのか、キャーキャーとした歓声はもう誰もあげてなかった。
「ウソだと思うなら日本国内、全6,000ヶ所に近い主な交番所を覗いて見るがいい。我が帝国のエージェントがすでに詰めているはずだ。気のいい者達だ、皆良くしてくれると思うぞ。」
シャゲラーからカメラの視点が切り替わった。
市内の街中にある交番のようだが、様子が明らかにおかしい。ガラス戸は割れて血痕が付着しているうえに離れた路上に数名の下着姿の男たちが倒れ伏しているまま動かない。
外壁には黒スプレーのペイントで殴り書きの様な「D Q N」の文字がでかでかと大書されており、割れたガラスと相まって世紀末をイメージさせる異様なシーンになっていた。
そしてまた画面は一転して交番の内部をカメラが映すと制服を着てお互いに格闘でもしたかのような着崩した姿の恐ろしく人相の悪い者達が数人で居座っており、とてもではないが普段の様に気軽に道を聞けるような雰囲気ではなかった。
「!?」
ざわざわざわ!
映像の様子にただならないモノをクラスのみんなも感じるのか
不安が口をつく。
「おいっあれ、近所の
「あの交番のお巡りさん親切だよ、あ・あんなに柄悪くないよ・・。」まじめ女子の委員長、田中
「なに・・じゃあ、裸で倒れてるひとが・・たぶん本物の・・。」
思わず男性担任教師もつられてか声を上げる。
そこに他の生徒が口々に話し出す。
「奴ら!警官を襲って制服を奪ったんだ!」
「さっきから全く動かねーぞ、倒れたまんまだ・・。」
「つーことは、お巡り・・死んでねぇか?」
「「い・・い・・。」」
皆が映像の意味を理解していき始め、徐々に浸透して行くと
背筋のうすら寒さがみんなの頭の中にさらに恐怖として冷たく燃え上がった。
「「「いぎぃやーーーーっ!!」」」
(数十人ぶんの「イヤーーッ!」と「ぎゃあーーっ!」が合わさったんだな・・。)
「こらーーっ!むやみに騒ぐなっ!みんな落ち着けっ!」
とはいえ、そんな男担任の丸山先生の声も上ずり手も震えてる。
「そ・そうよ!まだすべてが本当の事とは限らないわっ!」
普段はクラスのアイドルで女性の副担任、
そのうえ何か心配事でもあったのかとても顔色が悪い。
その後も担任のふたりがずっと話し込んでいて、時には言い合っているようにも見える。
その様子が、いつもおとなしい
その後に隣の教室からも保健医の女医立花先生が丸山先生の応援で来て3人で話し込んでいた、やはり新山先生がふたりと言い合いをしている様だ。
やがて、騒ぎを聞きつけたか?教頭先生も来て4人でなにやら、相談し続けている。
それは生徒たちがさっきの恐怖も一時忘れる程のありえない妙な光景だった。
教頭・上司・先輩の女医が三人がかりでも
「・・どうしても現場で・・確認しないとっ!わたし。」
「しっ!声が大きい・・・生徒たちの安全・・・事情は・・。」
「そうですよ、いくら恋人とはいえ・・」
「しっ!立花先生っ!」
「あっ!」
すぐに保健医の女医先生が教頭先生にあやまった。
しかし、4人は生徒たちの耳目を集め過ぎているのを感じたのか、前扉より出てから廊下に場所を移した。
一方、その様子を見続けていた室内の生徒たちはつい先ほどの恐怖も忘れて新しい注目の話題に魅入られていた。
「聞いたっ! 優里っちの彼があの交番のお巡りだったって?」
「まじかっ・・センセのこと密かに好きだったのによう・・。
でも、血ィ出てて、倒れたまんま・・動かねーつーことはやっぱ、もう死んでんじゃね?
「「関根ひどーーい!」」
女子の標的はクラスで一番のばか、リーゼント関根だ。
「「センセ!かわいそーっ!」」
「ホントの事言っただけだろーが!俺のせいじゃねーよっ!」
「「でも・・。」」
「待って!まだ、わかんないよっ!決めつけはやめようよ。ウチの父さんだって府警の刑事だし・・あたしも心配だよ。」
「そうだったな・・。」
「「・・・ゴメン、美月。」」
「分かってくれたらいいよっ!ねっみつる・・!?満」
「・・・。」
「また、ま~た!ひとりで逃げたーっ!もーっ!なんでーっ!」
オレの指示に従った僕は、美月がこちらを振り返って彼女の視界に捉えられる前に【能力】高速移動レベル(弱)を使い、前回も使った中学生の学童授業時から良く知ったる柔道場へと向かう。
ケースのネームに左手を当てロックを解くと【能力】高速移動レベル(弱)の余波を使い高速で着替えてゆき最後にゴーグル・イアカバーなど全てが一体型となった超軽量ヘルメットを装着する。元は大昔の電話の受話器に似た形の銀色の小さい棒だが、それがスライド・変形して継ぎ目の見えないヘルメットになる。
パタタタタタッカシッカシッカシッ!
まるで、アニメかSF映画みたいだ。
「システム・オールグリーン、レデイ。」
(ん、この前は何も言わなかったぞ・・。)
《気にするな、システムのアップデートかアップグレードだ。》
(いつの間に・・。)
《お前と話していても時間の無駄だ。変われっ!》
(その思念と共に(僕)の意識が統合される・・いや、前よりキツイこれは違う・・。)
《俺》は一息つくと体のチェックをスーツと共に簡単に済ませる。
耳朶を打つのはよく聞き覚えのある、若い女の落ち着いた音声だ。
「・・肉体復元率43%・・精神復元率75%、賦活促進剤の使用を推奨。」
『スーツのナビ音声を姉貴の声なんかにすんじゃなかったぜっ!チッ!厄介だな、Hi-ps細胞の覚醒が遅い。本来の【能力】が
まるで使えない・・。』
《俺》はスーツケースの5つのくぼみのうちスーツ・メット・ポーチ以外の残りふたつのうちのひとつ、市販の栄養ドリンク剤に
似せた外見の全身の細胞の賦活促進剤であるはずの
「ポルナレフJP状態-Ⅲ」と怪しくポップにラベル書された液体の謎薬のキャップを開け、臭気も気にせず一気に飲み干した。
ウーーウーー ファンファン キイッ パン パン
「わーっ」
タタタタタン
「うわー!」
ドッゴーーン!バラバラバラッ
少々離れた場所で、ドンパチ!?おっぱじめた奴等がいるな。まだ無傷で残っていた警察のとっておきの特殊部隊でも投入されたのか?メットのアップグレードデータによるとDQN帝国の先兵として、最初に配備されたゾンビクラス戦闘員(常人の1.5~2倍の能力)の2倍は強化された兵士であるグールクラス戦闘員とそれらを指揮するコマンダークラスの「DQNer《ドキュナー》」と呼ばれる、グールよりも基本性能を強化された上に個々の特色・特徴を顕著に持った特殊能力付与強化型戦闘員が各小隊に最低でも一人は派遣されて来ているはずだった。
特殊部隊で日頃より訓練されているとは言え、そんな化物みたいな奴等とまともに戦えるのか?日本の警察官は・・。
もし互角に戦おうとすれば・・。
《俺》みたいな・・《俺》の様な【能力】を持った・・。
《俺》は薬効でふらつく頭を振りながら騒ぎの方へと走った。
今の《俺》の持つ【能力】でも、並列・高速思考が出来るはずなのだがあい変わらずにハッキリとはしてくれなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんだ、何が起こってる?警察官になってからけっこうな年数になるが、組織だって警察にこうも真正面から暴力で向かって来る奴らも珍しい。
セオリーどおりに散開しつつも目標であるその先北へ50m進んだ所の
俺たちはSATの流れを受け継ぎ装備を最新強化された、20X5年度新設の最強対テロ戦用特殊部隊
通信・現場知識での完璧なAIサポートコントロール、実行力での本当のちからとなる強化倍力制服はパワーアシスト社の「着るロボット」の愛称のPA-S
おれ自身も柔道・総合格闘技に中距離以上の狙撃が得意だったので、元々はhouwa のModel1500cf-Cを使っていたが先日の爆破騒ぎで愛銃のガンバレルが歪んでしまいオシャカになった、チッキショー!
もっとも今度のヤマは距離自体が7~80mしかなかったので、狙撃と言うほどでも無かったために仕方なく予備の 銃、S-NM350を使う事にした。
その距離では狙撃もへったくれもないのだが。
もちろん、街頭カメラやその他データによる相手との戦力比較では、油断せずに首魁であろうと思われる「ハイ・ドキュナー」と政府の戦略研究所?から呼称される上位存在・・。
俺にはただの
そいつにさえ、うかつに近寄る危険を犯さずに隊長たち以下10名が囮と盾役になって・・、おれが的確に狙撃・排除さえ出来れば文句は無い・・。
この仕事はおわる!
この地区だけは・・だがな。
しかし、その相手がゾンビだの、グールだの、事前の
そんなTVの特撮ノリで良いのなら、俺たちしがない公務員じゃなくても・・今現在子供たちに人気の、「何でも運ぶ正義の男」仮面きゃりやー!だとか、「さすらい流れてついに
こんときゃ真剣に心底そう思ってたんだ。
足音を忍ばせて例の交番を何とか見通せる町家の一階の庇、瓦屋根のうえへ そっとしゃがみ込む。
カチャ カチャ
隣家との隙間に潜る様に伏せて艶消し黒塗りの銃で射線を見る。
「!?」なぜだ?直前の
敵は事前にこちらの段取りがすべて分かっていたかのように、見事なほど綺麗にふたりのターゲットの姿は遮蔽物の影になっていた。
本部に指示を仰ごうとも考えたが、今さら
隊長も突入寸前だ、止められん・・と、ためらっていた時・・。
「これは、坂巻ーっ!む、無理だっお前だけでも逃げろーっ!」
ごきっ ぼきっ
「ぎやーーっ!」
普段から質実剛健、鬼の石塚で知られる隊長の声だ・・。
先の柔道大会で足指の骨が折れているにもかかわらず、優勝して見せた憧れの大先輩からどうやったらあんな叫び声を出させることが出来るんだ?
石塚隊長の声が合図だったかの様に急に周囲が騒がしくなった。
ドン!ドン!ドン!
「ギャアー!」タタタタタン!
「うわーーっ!」タタターン
こっちの銃声は確かに聞こえてる、でも・・でもなんで同僚達の悲鳴しか聞こえないんだ。
聞き覚えの無い悲鳴は上がらない。
紅一点のレミリと相棒のいつも調子の良いだけの「若僧」、渋い
みな聞き分けられた、ということはみなヤられた・・。
もう、メンバーのうち残っているのは3名いるかどうかだろう・・最悪だ。
視線を下に這わせるが視界内には何も動いてはいない。
左手首の愛用品のグランドセイコーで確認したが、作戦開始からまだ20分も経ってはいなかった。
ターゲットも動いて無いなんて、
「バカなっ!」
俺がつぶやいたとたん、ターゲットのひとりとおぼしき黒のワンピースドレスを着た、漆黒のストレートロングヘアを艶やかに流してわざとサングラスと黒パンプスを合わせた恐ろしく肌の白い女。
胸の谷間の豪快な開けざまといい、一般人とは思えない雰囲気が俺の脳内に盛大に警報を鳴らす。
その喪に服した未亡人のような色気女は俺を真っ直ぐ指をさして微笑んだ。
距離があってスコープ越しだから良かったが、でなければ完全装備のこのカッコで年甲斐もなくそこらの若造みたいにおったててたはずだ。
「まずいっ見つかった!」
俺は頭の中の警報に従い即席の隠れ家からでて陽動だとばかりにおんなに S-NM350 を3点射した後、M5 の炸薬弾を1発
やっぱり。爆発音がしない。
皆には悪いが逃げて正解かも・・。
カチャ カチャ タッ!タッタッタッタッ・・。
はっはあっはあっはっはあっはっ
どれ程走ったろうか?もう、観光マイクロバスに偽装した京都府警の特型警備車両が見えてもいい頃だが、敵の底知れぬちからに
嫌な予想や感じしかしない。
「ザッこちらSS、ベースどうぞ!」
「・・・」
「ザッこちら坂巻!おいっベース!返事しろっ!!」
「・・・」
車両の方向に黒煙が上がっている。
「まさか・・な。」
増々悪い想像しかできない状況だが、放ってもおけない。
せめて、応援にきた他の県警の別動隊であってくれ・・と不謹慎
な思いを浮かべたが、無理に心の暗がりに沈めた。
遮蔽物に隠れながら走りやっと待機場所大型ガレージに着く。
この先のガレージ内で爆発、炎上しているのが全く別の物であっていてくれればいいのだが・・。
「マジか・・。」
俺は立っていられず膝をついた。
やっぱりさっきからの炎と煙は俺たちが乗って来た京都府警の
警備車両から出るものだった。
その炎の揺らめきとプラ類の燃える黒煙の影から、場違いな一団が姿をあらわした。男女のふたりとホワイトカラーの集団だ。
男女のふたりはさっきの喪服おんなと白ポロシャツにデニムパンツ、スニーカーのうえに首にも腕にも金色のアクセ満載の男だ。
仲良さそうにふたりで腕組んで・・今時は何てんだっけ?カップル?のそのふたりに、白いカッターの上にスラックスの若そうな男達の小集団。
さらに若そうな高校生のような外見の男の子の同じく白カッターシャツの集団。
・・なんだコレッ?
「一体こりゃ何の集まりなんだよ・・。」
「君を待っていたんだよ、京都府警、特・警備第3課、通称N-SAT隊第2班 坂巻巡査長どの34歳。君で最後のひとりだぜぇ!」
「!?(身元が部署も階級も丸バレしてやがる!)・・サイバーのある
「そんなに大層なことしなくっても、あたいには聞こえるのさ、
DQN帝国Cクラス
DQNer《ドキュナー》【ミミィ】ってんだ、索敵担当さね。」
そして彼女は S-NM350用の炸裂前のハイ・ダムダム弾丸を俺に
3つ手渡して返してくれた。
「はい、さっきの頂き物さ!」
思わず広げた手のひらの上で、
チン、チン、カチンと現実離れした光景を見せられた。
「俺も直接返そうか?ああっ!」
カップルの片割れデニムの男が名乗り始める。
「いいか、俺様はDQN帝国Bクラス
男は一瞬前までは素手だったのに、もう馬鹿みたいに太い大きな、通常の倍はありそうな銀色の金属バットをブンブン振り回していた。
【金ジャラ】男はそれ以外は簡素な服装の割にギラッと光を反射する喜平タイプの金製ネックレス・ブレスレット等を複数付けてそれこそジャラジャラいわせていた。
ヴェル〇ーチのツルの不必要に厚く太いサングラスはおんなとおそろいで下品な二人には妙に似合った。
坂巻は強い頭痛を感じていた。いっその事、さっき石塚隊長と一緒に突入していればよかったんじゃね・・?と心のどこかで思っていた。
それは・・あまりにも現実離れしていたから。
それが、DQNたちに対する坂巻の反応を遅らせた。
「あぁっ!シカトすんじゃねーよっ!俺様にそんな事していい奴は死体だけなんだよっ!」いいざま【金ジャラ】男は振りかぶった巨大金属バットを予備動作も無しに強化圧縮されたその銀色の凶器を坂巻の頭部めがけて振り下ろした。
ぶおんっ
ぱしっ
「「「!?」」」
頭部を粉砕するはずの凶器にしては軽すぎる音だった。
ぎょっとした三人が見た光景はさっきの坂巻の時の比ではなかった。
巨大金属バットに5指をめり込ませて、危機一髪を救ったその姿は全くスラリともせず、引き締まっても無く、陳腐な赤と銀の色をした全身マイナーコスプレイヤーが、いやむしろ
「でぶでぶコスプレ少年」
が真っ赤なマフラーをなびかせて妙にカッコをつけたポーズでちんまりといった感じで立っていたからだ。
「やぁ、危険な事は止めないか?DQNの銀バット
「んだぁ?てめえ・・。」
「だれよ・・あれ。」
「なにマン?だ・・。」
「俺は人類の新しい礎となる者 ・・その名も
「ほう・・。人類の」
落ち着いた物言いながら、【金ジャラ】は少しも緊張を解いてはいなかった。イヤ、それほどの緊張を強いられる
これが警察官も交えた、DQN帝国とHE-MANの激しい戦いの最初の接触となるのだった。
次回予告
動き出したDQN帝国にただ一人
HE-マンは立ち向かう?
謎の男シャゲラーは何者、
満の「ちから」とは
どれほどの物なのか?
そして姉の行方は・・。
第4話 超人? 対 快人! 対 警察?!
にレッツ!リハイドレイト!!
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