第2話 DQN事変・・中
あれから約2ケ月、僕が田村たちを倒した事で判明したDQN対処方法のおかげなのか、僕たちが襲われた後よりこっちDQNたちは(なぜか公式発表の名前から帝国の2文字はほぼ消えていた?)あっという間に数を減らし世間では姿を見せなくなっていた。
そして田村たちみたいな者達の事を「DQNゾンビ」と公式呼称する事が決まり、国会の公聴会?ってのに内密で呼ばれて、偉そうな学者さん、難しい役職名の役人さんたちに質問責めにされて、僕も美月も同行した
その後、特別委員会審議なども進み、衆・参緊急臨時国会でDQN達に対して公権を行使する特別時限立法で緊急採決された。
その結果、最短日数で「対DQN組織対処法」が国会通過・成立する事となった。
政府はよほどの脅威と感じたのだろう、それほど異例のスピードと結果だったのだ。
これはおじさんから聞いた余談だが、全国の制服・私服を問わずになんだが、7月1日をもって一斉に警察官全員、突然に電撃警棒が配備されたらしい。
それもあの、DQNダニだけに絶大な効果を持つパルスモードという新対抗策を備えた新装備で口さがないネット住民たちにはどうにも怪しく思えたらしくって、
「どう考えてもDQN・ダニ共への対処がすべて早すぎ?ダニ」
とか言ったり
「今までの対処の早さアノ総理・国会では変?ニセ者?(笑)」
とか他にも・・。
「しかも今この良すぎるタイミングで新装備【パルスモード】警棒完成・すぐ配備 ワロタ!ちなみに他装備は昭和製wwwww」
「そこは
「もー
などとネット民達は静まらず・・しかもまだまだ不明な事が多く、
DQNダニを構成員に植え付ける方法もまだ謎で、日夜ネットでも話題を呼んでいる。
ここんところの世間の流れはそんなものだが、家も全焼・消失、唯一の家族の姉ちゃんも行方不明のままになってから2か月がたっているが、警察の捜査も進展はほぼ無い。
焼失した自宅前の大量の流血跡の血液型は【何の血かさえ判別が出来なかった】と警視庁、科警研の判定結果が来ていた。
(参考文献として某国軍の流出論文にあった遺伝子改造生物である
そんな中で被害者遺族と見られる未成年者が個人で事件の詳細など調べることなど出来る訳もないままに、美月と僕もそろそろ期末テストという全国の学生を襲う別の怪物の大きな波に追われて日常に溺れてゆき、他の事を考える余裕が全然なかった。
(今では京都の・・イヤ、関西のほとんどの高校すべてが、大学が近くに多くあるのを理由にして・・前期・後期の二部制にならったのだ。)
それに、学校も先生も周囲の人達も僕たちが大変な目に遭ったから、DQNに襲われたからと言ってもテストには一切の手心を加えてくれることなどは全くなかった。
このDQN事件や異常気象その他などで近年毎年のように政府が【非常事態宣言】を出して授業が遅れに遅れようと学校も生徒もいつの間にやら気にもしなくなったようだった。
その頃、平凡な学校生活の裏でクラスに大抵一人は必ずいる裏事情通の友人の谷口によると(彼がなぜそんな情報を得られるのかは我が校の七不思議)、田村は大西さんと一緒に家族の都合での転校と表向きには発表になっていたが、その実質としては・・、
「学生にあるまじき行為を行った。」
として退学になったようだった。
DQNの被害者だったかも知れないのに・・。
その後、一度たりとも周囲の人々で本人たちや家族に会ったって奴やその後の両家族の詳しい消息を
「わたしは、こう聞いている。」
「こう聞いた覚えがある。」
などという者に出くわした事は一度として無いのがおかしい。
どこに消えたんだ・・。
そして僕と美月はハイエナ
そして解放されてから田村と大西さんの両家族はそうはいかなかったことが先の裏事情通の谷口から僕らふたりに聞かされることとなった。
それは、元から荒れていた田村の家庭も父親がそこそこの規模の会社のサラリーマンだったはずの大西さんの家庭も正義の報道の名のもとに世間にさらされ崩壊・消滅した・・との噂があった。
(一家離散とかは聞くが・・消滅ってなんなんだよ。しかも、田村にはすぐ下に中1の妹さんも、大西さんにはまだ園通いの幼い弟がいたはずだったのだが・・。)
その噂も一時期ごく短い間流れただけ・・というもので、その件については姉の事も含めてその頃すべてが僕のイライラを刺激して気に入らなかったので
「すまん・・。」
と言われただけだった。
その時はもう少しで三条家の中で引きこもりになるところだった。
その件について他に唯一の良かった?事と言えば、幼馴染の美月とふたりで警察の用意した隠れ家に1ケ月程はカンヅメになってまたまた距離が近くなったことぐらいか?
「みーくん!帰ろーよーっ!」
授業が終わり美月が僕の後ろから覆い被さるように抱き付いてきた。
僕ももう少し背丈があれば・・と思う暇もなく無敵装甲が密着
してくる。
「当たるっ!背中にふ、ふくらみが当たってるから・・ちょっと離れてっ!」
真っ赤になる僕をからかうように最近の美月はスキンシップが非常に激しい。
「やーだっ!この前の返事もまだもらってないしっ!」
隠れ家から三条家に戻っても言動があまりにも露骨だ。
まわりでもクラスのみんなが口々にはやしだす。
「見せつけんなよー
「学校で子作り始めんなよな!」
「愛の巣に帰れーーっ!」
と冷やかしにかかるほどだが美月はまったく動じない。
「おぼえていなさいよっもしもホントに産み月になったら皆の前で全裸出産してやるんだからーっ!」
(「バカッ何を叫んでんだよーーっ!」)
「「「おおおーーっ!」」」教室の半数がどよめく。
こいつらホントのバカだノリだけの時の美月が放つ軽口にヤラレてやがる。
だいたいメンタルの弱い者がそんなの見たらトラウマになつて女の娘とのその・・・出来なくなっちまうぞ。
もっともそんな事を(妊娠と公開全裸出産の事な!)あの
美月の身柄を押さえる前に僕たちクラスの男どもの面前に拳銃と警棒を左右の手に持ったおじさんが現れて男全員をヤリかねない。
それよりも美月って平気でこんな事を言える娘だったのか?もっと・・こう・・何と言うか恥じらいとか、羞恥心を持っていたはずなんだが・・。
「もうスウィートハートやラブ同士になるんだから!仲良いのあったりまえ!同棲してるんだもの、2ケ月も同じ屋根の下でノータッチなんてマジでアリエナイ~!・・って思うんだけど。」
なんだろう、僕は同じノリの人をごく最近間近でよーく見知ってるような気がするナ。
ふたりで結構ダラダラと高校から三条家に帰りつくとドアを開けたとたんに小柄な人影が飛び出した。
「おかえり~!美月・満~!」
フライングボデイプレスされそうな勢いで僕達に抱き付く女性、言わずと知れたエルーサ・
美月の母で
そのおばさんの猛烈なプッシュのせいで色々と美月が変わって来たのだ。最近の過激な言動は絶対にこの人のせいだ。
昔はちょっぴり天然でおっとり系のH関連には興味はあるが、まだ羞恥心が強い幼馴染だと美月の事を思っていた僕が、最近の彼女の強烈なあおり運転への豹変ぶりには物凄く恐怖を感じる。
そういえば中学の頃習っていた合気道八光流道場の大学生の先輩や道場の先生に聞いたことがあったっけ?
「女は嫁とか彼女とか肩書や立場が変わると大化けすると、とにかく強く強大になるから気を付けろ!」
と良く愚痴のように聞かされていたのはこれかと思い至った。
もちろん女性から言わせると男が情けなくてだらしないから私がしっかりしないとという気になってくるんだそうだ。
ってことは僕もたよりないって思われてるのかな?
僕らは宿題・夕食・風呂・団らん・睡眠の学生としてのいつものルーティーンをこなしていった。
もちろん、合間合間におばさんのかまってちゃん攻撃をおじさんバリヤーで避けて、美月のラブラブ攻撃を僕の皮下脂肪層と鉄の
理性で退ける・・というハプニングタイムは頻繁に起こるのだけれど・・。
翌日は、朝から責められタイムの発動だった。
「それよりも〜この前の話の返事は〜。」
美月にせっつかされているのは、正式にお付き合いするのも同然になったのだから、朝晩必ず激しく甘いキスをしろ・・と、
「朝は熱烈なソレで起こし!夜は情熱のソレでベッドインしろ!」
というもので・・いまでも僕より少し背が高く、体格の良い彼女のスキンシップ攻撃が激しく厳しいのにそんなことを受入れてしまったらとてもじゃ無いが、おばさんとの約束を守り切る自信なんかない。
(きっといつか僕の方が彼女に犯されてしまう。)
「悪いけど・・その件はまだ少しだけパスでお願い。」
「え〜〜っ!」
今がチャンス!と僕は教室内に駆け込む。
「待ちなさいよ~!」美月も続けて追いかけて来る。
このまま責め続けられたら言葉でも断れる自信が無い。
元っから僕は美月の事を気にかけていたし、姉の事が無ければ・・付き合い始めていたかも知れない。
でも、姉はいなくなってしまい・・事件は起こった。
そうだ、こんな事さえ無ければ僕も姉さんも美月も居なくなった田村や大西さんとご家族も平素な生活を続けていたに違いない。
「ねえっあたしの話も聞いて・・。」美月もひつこい・・。
丁度その時先生が1時限の授業に入ってきた。天の助けか!
ガララッ
「起立〜礼!着席。」
ガタガタッ・・ドドドッ
「おはよう!授業始めるぞーっ生物のテキストー38ページ!生物の多様性から〜!早く座れ〜!」
美月は一瞬恨めしそうに先生をチラッと見て「ちぇっ!」と舌打ちし席に戻っていった。
舌打ちしましたか?い、今、先生に向かって!!美月〜いつからそんな娘に!!
「生物の進化とは〜」ピクッ 生物の進化?
「まず生物の進化については・・」先生の声が歪む、姉が微笑む。
手を・・まただ、例の幻覚・幻影だ。時々ふとしたキーワードで姉の幻影を見る。
生物学だったり進化だったり血だったりしたが、毎回の事もあったり一度だけの事もあった。
でも僕の中の別のオレがそんなときに限って、幅をきかすようになってきた。
しだいに幻覚はおさまっていったが、代わりに僕の知らない記憶がたびたび顔をのぞかせるようになった。
終わりのないデジャヴュのようでとても落ち着かない気分にさせられた。
違いと言えば視界が歪むかすっきり見えるか?気絶するかしないか?程度の差なんだけれども。
それと火事現場で元僕の家の焼け跡から10kg以上はありそうなひどく重いチタンも使ったらしい特殊合金製?のまだ小型な部類のアタッシュケースが見つかった。
警察や鑑識で散々調べたようだけど開けることはおろか中身すら分からなかった。
僕も返して?もらったが開けられずに困っていたがオレ専用の物だってことは分かった。
なぜなら表面に「HE満」と名前が彫り込まれていたからだ。
振っても音もしないし匂いも無い。
僕は思い当たる物もなにも無いただオレは違うらしい。
色んな事を試したが開かなかったけどオレが
「ムダだ、まだお前には使えん。」
といった。絶対に中身が何か知ってるな・・、こいつ。
そのもう一人の俺である心の中に隠れたオレは中身も何に使うかもすべて知っているようだ。
そう、あの日・・姉の幻覚を見た日から僕の意識の何処かで様子をうかがっている何者かがいるのにうすうす感づいた。
僕が気絶している間にスマホに動画録画がしてあるのに気が付いた。
というよりもオレが気を回して自分の活動の邪魔をしないようにという僕への警告?と自分の存在を知らせる為に密かに作った物だったのだ。
それが僕の目に触れた、それともその別人格のオレ》がわざわざ見せたのか?あちらの方が強い主人格とでも言うのか?その《《オレはこの一連の騒動全ての詳細を知っているようだった。
だが、何も教えてはくれはしない、全てボンヤリとしたイメージだけしか伝えてこない。
例えば、
姉・・助けがいる、急がない。
アタッシュケース・・必要
DQNたち・・滅ぼせ
といったぐあいである、全てを知っているからといってていねいに説明してくれるわけでもない。
「笹川!45ページから読んでくれ」
「はい。」
がたたっ 生物の波江先生にあてられた笹川君が立ち上がったとき・・。
どごーーーん! バシャーン
「「「きゃー!」」」
「「うわーっ!」」
2階の教室の窓から見える所にある南京警察署の一角が突然爆発した! ドクンッ!
「うっ!」
爆風と衝撃波で教室の窓ガラスが割れ飛ぶ中おれの意識がスィッチが切り替わるようにオレに変わる。
とうとうやつらの本隊が本格的に動き始めたのか?
それとも別の組織か・・?
「その日がとうとうきたのか・・。」
ロッカーに入れたアタッシュケースに全力で向かうと一陣の風になりクラスのみんなの前から姿を消す。
ブンッ 前に合気道同好会で使っていた柔道場へむかう、この時間は・・昼間は人気が無い。
ケースのネームに左手を当てると カチリ と小さな音がした。
中には赤と銀の派手な特殊スーツが入っている。
それを取り出して着替える。
からだが軽い、遠くの人の動きが極端に遅く見える。
ブーツ部分もマスクもゴ-グルさえも付いている。
スーツの左側端に特殊シール部分があり、そこからからだをひねる様に滑り込ませるとブーツ部分に触れると自動でシールされ生地が肉体に密着する。
そのあとさらに何重にもなった薄膜状スーツに耐ショック用に何か充填されたのか・・。
「シュッ!」
と音がして全体がわずかにふくらんだ。
おかげで太った体躯も発達した大胸筋に見えなくも無いとおもった。
その胸にはHとEを元にした意匠を凝らしたデザインのマークが入っている。
ただ、それの全身のカラーリングが銀と赤・・俺は「さすらい流れてついに
まるで、出来の悪い3流のアメコミ版をパクった、〇国製ヒーロ-みたいだ。
姉さん、このコスチュームは大いに改善の余地があるね。
と思いつつもこれも予想に違わない赤いマフラーを流れる風になびかせるようにのばし道場の姿見でおのれのファッション・チェックをしてみた。
「S、SAN値が削られるとは・・これか。」
orz を自分でやるとは思わなかった。
筋肉質の体格の良い者でも恥ずいカッコを背丈も普通のぽっちゃり系男子がしているんだ、色々とダメだろう。
誰が見ても立派にオタク・コスプレイヤーだ。
(しかも、ディープなマニアですら知らないオリジナルキャラクターだ!)
だから、誰の目にも止まらないように全力でもって2~3キロ先の南京警察署を目指しひた走る。
周囲の人々の表情を、目を見ずにひたすら走った。
見られると恥ずかしいカッコなのもあってか5分とかからずに現場に着くといまだにパニックになっている周囲の人たちをよけて飛び込み、最上階付近だったであろう爆破現場より要救助者を警官と共に搬出してゆく。
混乱のせいか?誰何の声より叫びや怒号が多い。
「たすけてくれ~!」
「いたいーー!」
「ヒーッ!」
いまだに粉塵や煙の治まらない署内のあちこちで悲鳴が上がっている。
そんな中でもまさに獅子奮迅の動きをするおじさんを発見した。
「こっちの火は消したっ!ケガ人の搬出をっ!」
と振り向いたシリアス全力100%の
カクン!
何の音か?そんなもん・・俺を現認して、カッコを見て・・あごが外れる程に
「あ、あああ?・・ああっ!」
(み、満君?・・だなっ!)
「スゲー!このバイザーに付いてるイアカバー・・翻訳機かっ!おっマスクもボイチェン付いてる。おじさんの前で100%イミねぇけど。」
あごを支えながらシリアスに戻ろうとするオジサン。
「あっああ、ああああーあ・あああ!」
(いったい、そのカッコーは何だ!)
「この翻訳機もホントスゲー!能力だ、アゴ外し語の翻訳機能なんて何処にも無い筈だぜっ」
(いやっ日本語の難読版か・・。)
「あああ・あーああぁあああっあああああ?」
(君は、姉ぇさんの失踪にかかわっているのか?)
さすがに
「三条
そろそろ、なんだと思い俺やおじさんのまわりに人が集まってきている。
他人の目を気にしておじさんはいぶかしむだろうが口調を変えておく。
いま自分ではオレに意識を乗っ取られたという感じは無い。
むしろ相談相手がふえて孤独な戦いが、頼れる兄貴と共に自信を持って行動できるイメージが強い。ただしこれも姉さんたちが俺の体に手を加えた末の条件付けの結果なのかもしれないんだけれども・・。
「いくぞっ!三条君、けが人を運び出すぞ」
「あ!あぁ」
(これは翻訳しねぇーんだ、どれだけスゲーんだこの翻訳機!)俺の体格で陸上競技の選手より早い走り、ねじれた鉄筋を軽く引き抜け千切れるほどの力に思考力も二重並列同時加速思考が出来る。
あと、脳能力センサーというか探しているモノを絞って加速思考を方向を変えるように探索に切り替えると位置や状態が分かる。
生命体ならもっと良く分かるが、無機物でもある程度は分かる。
・・姉さん達の組織?は人間を改造してどうするんだ・・おんなじ資質を持つ子孫を残せる改良強化人間・・。
「あああ?ああああ・・。」
(満君?どうした・・。)
「三条君、その呼び方はやめたまえ。わたしの事はそう・・。」コスチュームの胸にあるロゴマークを見やり
「
「ブホッ!あ?あーあぁ・・あっははははーーーっ!あっあああーああああー!」
(ブホッ!あ?ヒーマン・・あっははははーーーっ!でぶっちょが肥ー満と呼べとー!)
いつも、六割がたハードボイルドな雰囲気の
しばらくは戻って来そうに無い。
「そう来るか~っ。」
とりあえず、要救助者を優先しよう。HE-マンは加速行動に入り、周囲の警官やレスキュー隊にも有無を言わせないように懸命な救助活動をつづけた。
要救助者の捜索の合間に爆発現場などを詳細に調べたが観察で分かる程度の証拠は残されて無かった。
「あとは、警察の鑑識だのみか・・。」
一段落ついた後で警官やレスキュー隊員に手を振り別れると再度、加速で学校へ戻ると好きな美月から「ビビリの満」の汚名をいただくことになった。
「どーして何よりも大事な恋人をほっといて逃げ隠れするのっ?」
と美月が大激怒していたからだった。
そして、次の日の昼・・。
ザアッ!教室のTVモニター画面が厳めしい軍服をアレンジした服装をした、キツイ目つきの細身の男を映し出す。
それはすべての画面が同時にやられたらしく視聴率は日本全国でほぼ100%だったようだが、中身の方が驚愕だった。
どうみても外国人・・白人の様なシルバーブロンド・碧眼の画面の男は渋い低めの声で活舌よく話し始めた。
「初めまして、日本国民の諸君。わたしは君たちの話題の主・・DQN帝国の弁務官でシャゲラーという。」
次回予告
2か月ぶりに動き出したDQN帝国
謎の男は何を語るのか?
南京署爆破とのつながりは?
満の「ちから」とは
第3話 DQN事変・・後
レッツ!リハイドレイト!!
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