第6話 退院に、なりまして。
さてさて。
休職は結局1ヶ月程度になりそうで、診断書もその形で頂きましたが、幸いにしてなんと労災がおりるというお電話を教育委員会から頂きました。
通勤途上の怪我ということで、労災認定して頂けるようです。
(すげえ、会計年度任用職員すげえ!)
もう感動です。
実は3年半ほど前、私がこの仕事を始めた時にはこの地域の公立学校の学校司書は一般のパートタイマーと似たような扱いでした。
それが今年度から会計年度任用職員の扱いになり、年休やボーナスなど待遇がかなり改善されたのです。
まさか自分がこんなに早くその恩恵に預かれるとは思いませんでした。ありがたいことです。
ただしそのための書類を揃えるのはかなり大変そうなのですが(苦笑)。もう今から頭が痛い。
【ここまでが入院3日目の執筆部分でした】
というか、もっとも大変な思いをされたのは、うちの学校の教頭先生だったと思います。
私の怪我の第一報を受けてから、教育委員会への連絡、そして労災に関する書類について細かなことを教育委員会の先生と調整。さらに、月末が近づいているために私自身の勤務報告書を作成して送付しなくてはいけなかったのですが、それも教頭先生がしてくださいました。
「僕、そちらはいつもつづれさん(仮名)がきちんとしてくださってるもんだから全然わからなくて……。Excelのファイルですよね? どのファイルですか? 僕が触れるやつですか。つづれさんの個人ファイルやと触れへんのんですが……」
普段からとても腰が低くてお優しい教頭先生なのですが、電話でわかりにくい説明をする私の言葉をきちんとお聞きくださって、なんとか書類を作成してくださいました。
私も、病室で長々と電話するわけにもいかず、談話室などへ出て大汗かいてご説明を……。
今回さらに申し訳なかったのが、この時期を狙ったように、文科省から全国の学校へ一斉に学校図書館に関するアンケートが回ってきてしまったことです。
どうやら私が入院したその日に届き、締め切りは月末だという。期間はビタ一文負からんらしい(苦笑)。
そちらも司書でないとわからないデータが多くて、結果的に教頭先生に非常にご迷惑をおかけしてしまいました。
普段から、そうでなくても多忙なお仕事だというのに!
本当にもう、一生頭が上がらない気持ちです。
さてさて。
実は今回からは、ほとんど自宅で執筆しております。
本来は一話手前で完結にする予定だったのですが、急に退院が決まったので前話を少し削って変更し、一話延長しております。
入院から5日目にして、主治医の先生から退院のお許しがでました。
入院4日目でやっと髪を洗ってもらえて、5日目で今度はシャワーもしていただけて、すっきりした夕方のことです。突然看護師さんがやってきておっしゃいました。
「つづれさん、明日か明後日退院(土日です)なら、どっちがいいですか?」
「いやもう、明日で!」
私は即答。
それとほぼ同じタイミングで、またムスメが着替えと洗濯物の交換に来てくれていましたので、そのまま、ガラス戸の向こうにいたムスメに「明日、退院やって」と伝える。
そらもう、一日でも早く帰って、寂しさに枕を濡らしているムー○ンをよしよししてあげねばなりませんから(笑)。
あとは自宅でできるだけ療養して、一か月後の職場復帰を目指します。
翌日は朝からどんどこ荷物の整理をして、迎えにくるダンナを待ち構えておりました。
タクシーでなんとかかんとか帰ってきて「やれやれ……」となってたら、ダンナの第一声がこれ。
「帰って来たね。寂しかったよ……!」
「うんうん。寂しかったね」
「夜なんかね、寝てて目が覚めるやん。隣に●さん(私の名前)おらへんくて……枕を引き寄せてね、」
「スハスハしたんやな! このド変態が!」
「スハスハ……」
横で聞いてるムスメが白い半目になる。
やっぱり相変わらずのつづれ家でございました。
ということで、今回の私個人の教訓としましては、
1. 重い物を持つときは十分注意。
2. バスから降りるときは、きちんと止まってから立ち上がる。
3. 普段から筋力が落ちすぎないように、生活に運動を取り入れる。
4. 仕事上のファイルは、他人様が見てもすぐにわかりやすいものにしておく(涙)。
5. どんなに読みたくても、本をあんまりいっぺんに沢山持たない(滂沱の涙)。
こんな感じでしょうかね……。はわわわ。
ということで、単に「これで毎日更新途切れるんイヤ、ゼッタイ。」という、かなりおバカな理由で無理やり書いてきたエッセイでしたが、ひとまずここまでと致します。
続報があればまた追加することがあるかもしれません。
一応退院もしましたし、今後はちゃんと小説の方に注力したいと思います。
あいや、病室でも書きためは作っておりましたけどもね!
着々と! 毎日!
ともあれ、ここまでのお付き合いをまことにありがとうございました〜!
皆様も、どうぞお足元には(!)十分お気をつけて、末永くご健勝にお過ごしくださいませ。
了
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2020.10.23.Fri.〜2020.10.28.Wed.
ここまでのお付き合いをまことにありがとうございました!
いつかまた、どこかで。
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