第18話 人間模様を操作する。

 翌朝、千司たちは日中訓練が始まるより少し早い時間に訓練所に集まっていた。田中含め他数名姿の見えない生徒もいるが、強制参加を謳っている訳でもないので問題はない。


 そんな彼ら彼女らに囲まれながら、斎藤夏木はボール片手に告げた。


「という訳で、缶蹴りしまーす! って言っても、この世界に空き缶はなかったから代わりにボールを使うけど」


 快活な笑みを浮かべながら指先で器用にボールを回転させる斎藤。そんな彼女に銀級勇者の村雨が困惑の表情を浮かべながら質問した。


「……え? マジで遊ぶだけなのか?」

「マジで遊ぶだけだよ。気分転換ってやつ? ほら、昨日みんな辛気臭い顔して訓練に集中できてなかったし、ここらでぱーっと遊んどこうかなって」

「それは……」


 心当たりがあるのか数名顔を伏せる生徒たち。

 質問をした村雨も、唇を噛みしめている。


「まっ、とにかく奈倉に許可も取ったし……遊ぼうぜい!」


 その言葉に『マジで?』と言いたげな視線が向けられる。


 千司は違和感を持たれない程度にそれらを観察し、現状この場に千司が仕切る事・・・・・・・に反対する生徒が居ないのを確認してから首肯を返した。


「許可と言うか、まぁ気晴らしになるのならアリだと考えただけだ。リニュにも話は通しておいたから少しだけ付き合ってくれないか?」

「そういうことなら」


 そうして突発的な缶蹴り大会ならぬボール蹴り大会が開催される運びとなった。



  §



「ねぇ、何考えてんの?」

「わからん」


 小声で耳打ちしてくる猫屋敷に、千司は肩をすくめて首を横に振った。

 場所は訓練所隅の木陰。


 缶蹴りとは、鬼と子(隠れる側)に分かれて行われるかくれんぼの一種である。

 まず円を描き、その中心に缶(今回はボール)を設置。子の一人がボールを蹴るとゲームが始まり、鬼がボールを中心に戻す間に隠れる。子を発見した場合、ボールに足を置いて報告。気付かれずにボールを蹴られると捕まった子が解放されるという流れだ。


 そんなわけで第一ゲーム。


 鬼は先ほど斎藤に質問していた村雨。

 子となった千司は隠れる場所を探して木陰まで来て——偶然・・近くに猫屋敷の姿があったという訳だ。


「わからんって……」

「わからんものはわからん。猫屋敷の方が付き合いは長いんだろう?」

「そりゃそうだけど……私もあんま何考えてるのかわかんないし、ていうか多分何も考えてない子だし」

「えぇ……」

「でもまぁ、夏木はこういう遊び好きだから、適当に理由付けてやりたかっただけだったりして」

「なら俺は上手いこと使われたってことか」

「それで気晴らしになるならいいんじゃない? ほら、村雨楽しそうだし」


 そう言って木陰から顔をのぞかせると、鬼の村雨の隙を突き、辻本がボールをキック。捕まっていた生徒たちが解放され村雨は絶望したかのように崩れ落ちていた。


「確かにな」

 

 だらだら猫屋敷と他愛もない言葉を交わしつつ、千司は思考を巡らせてる。


 はっきり言って、千司は現状を好ましく思っていなかった。


 運動によってストレス解消というのはまったくもってありふれているし、健全極まりない発散方法でもある。下級勇者のストレスも緩和されるだろう。


(……が、この形は嫌だなぁ)


 千司としては他者に悪意をぶつけることでストレスの発散をして欲しいと考えていた。悪意を抱き、自らの留飲を下げるために他者を傷つけ心を軽やかにする。


 そうして、不健全で歪んだ精神状態にこそ千司は育て上げたいと考えていたからだ。そのためにこれまで愚痴を吐かせる形で毒抜きをしてきた。


(じゃないと、いざ上級勇者と事を構える状況に持って行っても、こいつらは戦えない。深い恨みを持っていようと、鬱陶しいと悪意を抱いていようと、実行に移せるかどうかは別の話だ。理性と行動の境界を甘くするには日ごろの努力が肝心)


 悪意を吐き出し解消。

 憎悪をぶつけて発散。


 この流れを何度も繰り返すことで、理性のタガを外しやすくする。

 そう言った空気感を千司は構築していた。


 上級勇者が居なくなった今、その対象は千司自身でも構わない。


 その為に訓練内容を上級勇者が居た時同様、ステータスの高い者はリニュとの戦闘訓練、それ以外は飽き飽きするような素振り稽古と差別・・した。


 悪意を絶やさないために。


 しかし、それとは別に信用を得るのも必須。


 故に、現状千司がすべきことは——下級勇者たちの悪感情を絶やさないようにしつつ、信用も落としてはならないということ。


(う~ん、疲れるねぇ~)


 内心ため息を吐き、千司はこの無駄な時間をより有効活用しようと猫屋敷に問うた。


「……そういえば、辻本とはどうなんだ?」

「死ね」

「酷いなぁ」


 あまりにも直球過ぎる言葉に一瞬驚く。

 しかし猫屋敷の信頼は既に勝ち取れている為、問題はない。


 何なら信頼と憎悪の共存を真っ先にやり遂げている人間と言ってもいいだろう。


(まぁ、もっと悪意に塗れてもらわねば困るが)


 そんなことを考える千司に対し、猫屋敷は続ける。


「私が奈倉くんの言うことを聞いてるのはあくまでも現状をより良くするため。この選択肢が一番だって、最低だけど私自身理解はしてるから……それだけ」

「分かっているし、感謝もしている。……それでどうなんだ?」

「……」


 どこまでも非情にふるまっているように・・・演じる千司。


 猫屋敷に『こうするしかない、俺も辛い。けど非情になる以外に方法はない』と千司が思っていると言外に伝えるためである。


 実際は内心半笑いであるし、辻本に対しても猫屋敷に対しても全くもって友愛や親愛と言った感情を抱いていないのだが。


 猫屋敷は数瞬千司を睨んだ後、ため息を吐いた。


「……はぁ。まぁ、仲良くはしてる。前よりは明るくなったんじゃない?」

「一番は誰かと付き合うとかなんだがなぁ。辻本は守りたい物ができれば一気に持ち直すタイプの人間だろうし」

「……本当に、人の心とか無いの?」

「そんなもので誰かを守れるのなら、この場には四十一人の勇者全員が揃っていただろうな」


 淡々と語る千司に猫屋敷は息を飲む。


「……ごめん」

「いや、こちらこそ当たって悪い。猫屋敷は何も悪くないんだ。……だが、俺にはもうこうするほか思いつかない。合理的に、使えるものは何でも使って皆を守る。多少心が傷つこうと、恨まれようと、俺は全員が生きて帰るためなら喜んで実行する」


 拳を握り、真剣な表情を作って心にもないことをぺらぺら口にする千司。実際は心を粉々に打ち砕きたいし、だれかれ構わず面白ければ皆殺しにする所存である。


「……そっか」

「あぁ。……猫屋敷には、嫌な役を押し付けて申し訳ないと思っている。ただ、一つ本音を伝えるとすれば……俺は猫屋敷のことを信頼している」


 真正面から目を見つめ、真摯さを『偽装』しながら伝えると、彼女は口をへの字に曲げてからゆっくりと息を吐き、僅かに顔を背けて呟いた。


「ありがと。……私も、一応信頼はしてるから……だから、お互い頑張りましょ」

「あぁ、ありがとう」


 手を差し出すと、猫屋敷が取って握手。


 猫屋敷の好感度調整が上手くいったと思うのと、「一人でこの人数は無理だろ!」と斎藤にボールを蹴られて村雨が音を上げるのはほぼ同時だった。



  §



「おや、奈倉殿じゃないですか」

「よう辻本」


 鬼の人数調整を行った後ゲーム再開。

 再度隠れる側となった千司が向かった先には、これまた偶然・・にも辻本の姿があった。


「それにしても、最初はどうかと思いましたがやってみるとなかなか楽しいですね。ステータスという概念を得たからでしょうか。日本に居た頃は運動を苦手としていたのですが……今は思うように動いて心地よいです」

「それはよかった。……で、その話し方はいつまで続くんだ?」

「……」


 いきなり切り込んだ千司の言葉に、辻本は浮かべていた笑みを消して閉口。顔を伏せ、唇を噛みしめる。


「前みたいには喋らないのか?」

「……もう、あんな話し方は出来ませんよ」

「岸本と富田のことはお前のせいじゃない」

「わかっています。でもあの時、自分があんなふざけた話し方じゃなければ……そうじゃなければ、二人は心を開いてくれたかもしれない。そうなれば結果も——」

「そんなの、誰にも分からないさ」

「しかし——」

「それに、正直俺や辻本が何をどんな形で伝えたとして、二人が心を許すことはなかったと思う。俺は異世界に来てから少し話すようになっただけだが、辻本も……きっとわかってたはずだ。岸本と富田の友情と、二人が辻本に向けていた友情は少し違っていたって」

「……」


 岸本と富田、そして辻本。

 三人は間違いなく友人関係を築いていた。

 高校生のごく普通の友人関係を。


 日本に居た頃なら何ら違和感などない、ありふれた関係性。しかし異世界という異常な環境が、親友であった岸本と富田と、高校三年生で知り合った友人の辻本の差を浮き彫りにしたのだ。


 埋めようとしても埋められない。

 時間と経験の差が、感情を引き離す。


「……わかっていました。でも、それでも自分は……二人と、いえ……誰かの、何かになりたかった」


 それは小さな本音の発露。

 辻本と言う少年が、始めて見せた感情の吐露。

 つまるところ——弱み。


 千司は内心で醜悪な笑みを浮かべて寄り添う。


「なら、いつも通りに戻るべきじゃないか?」

「え?」

「お前がいつも通りじゃないから、心配してる奴がいるだろう? 誰かの何かになりたいのなら、その誰かを心配させるのは間違っていると俺は思う」


 そう言って千司は視線をずらす。

 そちらには鬼に捕まり同じく捕まっていた二階堂と談笑する猫屋敷の姿。


 辻本もつられて視線を向け、かすかに息を飲んだ。


「……」

「別に、素の辻本がそれだと言うのなら問題はない。けれど、無理に変わろうとしているのなら、それを心配している人間が居るという事も頭に入れた上で、改めて考えて貰えないだろうか」

「……」

「気に掛けてくれる人を思い浮かべながら、な。……それじゃ、二人で居ると見つかりやすいだろうし、俺は場所を移動する」


 顎に手を当て考え込む辻本をしり目に、千司は音を立てないように移動しようとして——後ろから呼び止められた。


「……奈倉殿、ありがとうございます。……少し、考えてみます」


 小さく笑みを返し、千司はその場を後にした。


(さて、辻本の話も聞けたし、あの様子なら辻本の感情を猫屋敷に向けるの簡単そうだな)


 場所を移動した千司は、一人座って今後の動きを考える。


 駒の信頼度は上々。後は実力を上げ、何かしらの悪事を働いて、人を害することに対する抵抗を緩めてもらう必要がある。


 特に上級勇者である猫屋敷、二階堂、斎藤の三人は必須。松原は命令すればいう事を聞きそうだし、文香は後衛なので出来れば。あとは堅実に訓練を重ねて実力を高めている辻本や一部下級勇者。


(戦力としての強化と武器の調達、争いを起こす火種と、勇者以外の仲間、火付け役……王都の現状も把握しておきたいな。エルドリッチとも話しておきたいし……今夜にでも王都に出るか)


 などと考えていると、気付けば日中訓練開始の時間となり遊びの時間はお開きに。缶蹴りならぬボール蹴り大会に参加していなかった勇者たちも姿を見せ始め、日中訓練が始まった。



  §



 深夜、千司は部屋を抜け出して王都へと向かった。


 道中で顔を『偽装』。

 メアリー・スーでもドミトリーでもなく適当な金髪の青年である。


 以前ラクシャーナ・ファミリーと顔を合わせるのにその本拠地のある帝国の町レップランドへ向かった際、メアリー・スーは指名手配されていたので論外。


 ドミトリーはまだ王国にばれていない貴重な顔なので使わない。


 よって新しい顔である。


 そうして足を踏み入れた久方ぶりの王都は一見して以前とそこまで変わりないように思えた。街をぶらつきながら道行く酔っ払いの懐から金を盗み、向かった先は冒険者ギルド。情報を集めるのならここである。


 扉を開けると、ギルドに併設された酒場で飲み明かす冒険者たちの姿が。どこか懐かしいと思いつつも、しかし以前見た顔が数人いないことに気付く。


(ん~、賭博場に誘った奴は全員いないな。エルドリッチに引き継いだ後骨の髄まで搾り取って捨てたのか……それともメアリー・スーの顔を聞き出すために王国に捕まり、吐くだけ吐かせた後に殺されたか。どっちでもいいな)


 ギルド内を観察しながら歩いていると、ギルドの壁にメアリー・スーとアリア・スタンフィールドの似顔絵が貼り出されているのを発見。まだ捕まっていないとの文言が書かれていた。


「にしても、昨日のあいつらどう思った?」

「あぁ、勇者共か」


 勇者——馴染みのある言葉に意識を向ければ酒を呷る二人の冒険者の姿。

 尋ねられた方はぐいっと一気に飲み干し告げた。


「俺は嫌いだな。苦労を知らなそうなあのツラ、そして何よりあいつらの護衛だなんだと威張り散らしていたあの騎士が気に食わん。ありゃ、第二騎士団の奴だろ」

「平民を下に見たあの目つき……受付のジェニファーの頬がヒクついてたぜ?」


 げらげらと語り合う二人の冒険者に、千司はへらへらとした笑みを浮かべながら声をかけた。


「よう兄弟! その話、俺にも聞かせてくれねぇか?」

「あん?」

「誰かは知らんが人に尋ねるときは——」

「分かってるって。好きなだけ奢ってやるからさ」

「そういう事ならいいぜ! 酒お代わりだ!」

「俺も俺も! うひょ~!」


 そうして二人の男から聞いたのは昨日出立した上級勇者たちの動き。


 ある程度篠宮から聞いてはいたが、現地の声は重要な情報である。特に千司はかつて冒険者に『反騎士感情』を煽っていた。それを踏まえて騎士団側についている勇者をどう思っているか。


 返ってきたのは凡そ想像通りの回答。


「あいつら、これから王都のダンジョンに潜るらしいが……やってらんねぇよな。何が世界を救う勇者だ! 俺の生活を脅かす害悪でしかいやがらねぇ!」

「まったくだ! ステータスはいいからダンジョン内のモンスターを荒らすだけ荒らすんだろうぜ! クソッたれ! しかもすぐに王都は出て行きますよ~とかすかしたこと言いやがって。俺らが人生掛けて潜ってるダンジョンを軽く見てやがる態度にも腹が立つ!」


 愚痴をこぼす二人に、千司は同調。


「あぁ、まったくだ。アイツらはそういう奴らさ。騎士もクソッたれだ。まぁ、この世界の人間じゃない奴にとっちゃ、俺らみたいな人間の生活はどーでもいいってことだろ。魔王倒してちやほやされ、その間苦しんだ人間は気にしない。礼儀ってもんがなってねぇ!」

「おぉ、言うじゃねえか!!」

「そうだそうだ! よく分かってんじゃねぇか兄弟! がはははっ!!」


 腕を組んで笑う男たち。


 二人の言葉尻から情報を吸い出していると——不意にガシャンッと何かが割れる音が響いた。僅かに静寂が満ちるギルド内。視線を向けると左手で陶器のコップを粉々に砕き、右手で頭を抱える青い髪の少女を見つけた。


(こりゃまた懐かしい奴を見つけたな)


 千司の思考をよそに、少女は金をテーブルに置いてギルドを後にした。

 やがて徐々に喧騒を取り戻し始め——。


「おーこわ。つか居たのかアイツ」

「……彼女は?」

「あん? お前知らねぇのか? あれはエリィ・エヴァンソン。腕の立つ魔法使いだ。前はあんなんじゃなかったんだが……ここ最近はかなり荒れてあの有様だ」

「なにかあったのか?」

「俺も詳しいことは知らんが……ほれ、あの指名手配の紙に書かれたメアリーって男。あれと関係あるらしい。何でも聞きたい事があるとか何とか」

「……へぇ」


 小さく呟きつつ、千司は果実水を嚥下。

 それからしばらく情報収集を続けてから千司は二人の分の酒代を支払って、ギルドを後にした。


 このまま王都で潜伏中のアリアやエルドリッチと合流しようかとも思ったが、以前ミリナに頼んだ伝言の日付までまだ日数があるため、本日は遅くならない内に王宮へと帰宅するのだった。



  §



 翌朝、いつも通り早朝訓練に向かおうとして、廊下で田中と出くわした。

 彼は腰に剣を下げ、あくびを噛み殺しながら王宮のへ向かおうとしている。


「朝早くからどこに行くんだ?」

「……奈倉か。おはよう」

「おはよ。で? しばらく勉強するんじゃなかったのか?」

「そうなんだが、奈倉言っただろ。レーナに魔法を教わっていると」

「あぁ」

「それで気が付いて昨日のうちに王女に相談して許可を貰ったんだが……俺はウィリアムと訓練しようと思う」


 ウィリアム。

 それは魔法学園の学内ランキング一位にしてオーウェン・ホリューの息子の名前。


「確かに、彼も王都に来ていたな」

「そうだ。剣聖のリニュの場合、俺の『スキル』が強制的に発動してしまうからな。実力的に近しい人間の方が訓練になるんだ」


 田中太郎の職業は『英雄』。そしてスキルは——『逆境』。

 通常『職業』によって補正されるステータスの数値が、敵との戦力差により大幅に上昇するという物だ。


「……そうか。わかったよ。因みに、夜には帰ってくるのか?」

「あぁ、現状そのつもりだが……なんだか、お母さんみたいなことを言うんだな」

「心配性なんだよ」

「そうか。とにかく約束の時間があるからもう行く」

「おう、頑張ってな」

「そっちも」


 軽く手を振って見送り、千司は内心ため息を吐く。


(白金級の中でも、田中が一番厄介だよなぁ~)


 仮に心をへし折ろうにも、何にも執着しているようには見えず、例え彼の目の前でウィリアムを惨殺しようと表情一つ動かせる気はしない。


(ん~、とりま早朝訓練に行くか)


 気持ちを切り替え、千司は早朝訓練へ向かった。

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