■ トネム・シャビ ガイド ■
【トネム・シャビ】
シャビマという国に、トネム・シャビという大きな湖がある。
シャビというのは、シャビマの言葉で湖の意味だ。シャビマという国の名前自体が
トネム・シャビのトネムというのは、この国にまだ
昔この土地は、水のない真っ平らな土地だった。そこに三人の
一番大きいのは
ある時三人は椅子が欲しくなって、土を掘り返して積み上げて椅子を作った。
一番大きな山が
なにせ
たくさんの木が集まったので、たくさんの葉っぱが積もるようになった。それで
一番大きなエシムは、その大きな魚を追いかけて行ってしまった。
エシムがいなくなったことが悲しくて、残されたトネムとネクシムは落ち葉を作った木々を引っこ抜いてしまった。それで、葉の落ちない木ばかりが生える
ある時、雪がたくさん降り積もった。二人の
一番小さなネクシムは、その竜を追いかけて行ってしまった。
エシムもネクシムもいなくなったことが悲しくて、トネムは一番大きな湖に身を投げてしまった。その時のトネムの姿が、トネム・シャビの形に残っているのだという。
トネム・シャビの周囲の地名は、
【ラウラウ】
シャビマの湖でよく見かける黒い水鳥は、その名前をラウラウという。
雪解けの頃、美しい旋律を歌う声が湖から聞こえたら、それがラウラウだ。
その歌声の美しさは、この土地に残る昔話にもよく登場する。どの話でも、美しい歌声を聞いても追いかけてはいけないと言われている。
ラウラウの歌声に惑わされた男や子供が、下が湖と気付かずに雪の上に踏み入って、そのまま湖に沈んで戻れなくなるような話が、シャビマの各地に残っている。
【パッタ・タッシ】
シャビマの多くの場所では、
朝から昼間は働き、夕方になると集まって歌い踊り、家に帰って眠るというのが、シャビマの一般的な
そこでよく踊られているのが、パッタ・タッシと呼ばれる踊りだ。
相性の良い二人であれば、ずっと二人で回り続けることもできると言われている。息の合った二人の踊りは、周囲も大いに盛り上がる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます