■ ウリングモラ・ナングス ガイド ■
【ウリングモラ・ナングス】
ウリングモラ・ナングスは、ナングスにある海上の島々のことを指す。
ウリングラスと同じく、その名前は「
実際、言葉も文化も風習もほとんど変わりがなく、そこで暮らす
それでも、彼らの中にはそこに明確な線があるらしい。彼らは、自分がウリングラスなのかウリングモラなのか、はっきりと名乗る。
彼らは、
自分がどちらに近い
【ドゥルサ・ナガ】
この丸い島は、その名前の通りナガの背中であるとナングスの間では伝えられている。
ナングスによって傷付けられたナガは、ウリングラスの海岸を離れて今のウリングモラの辺りまで逃げてきた。
ナガは傷の痛みで海の中をのたうち回った。その時に落ちた鱗や流した血から、ウリングモラの島ができた。
最後にナガは傷を癒すために長い体を丸めて眠った。いつまでもいつまでも眠っていた。ある日一人のナングスが様子を見にいったら、ナガは丸くなったまま石になって固まっていた。
それが島になったのが、今の
ドゥルサ・ナガに暮らす人たちは、その丸い砂浜の内側の森に家を作り、そこで寝泊まりをする。
【ヤパ】
ヤパは、ウリングラスの地域でよく食べられている果実だ。
未成熟の実は、うっすらとした淡い緑色だ。水分を多く含んでいて、ナングスではよく調理して食べられている。
皮を向くと、不透明の白っぽい果肉がみっちりとしているが、火を通すと少し透明感のある色合いになる。そして、ぱりっとした折れるような歯応えを楽しむ。
薄切りにして魚介のスープに入れたり、適当な大きさに切って調味液に漬け込むのが、代表的な調理例だ。
成熟したヤパの実は、かなり雰囲気が変わる。
色は、その皮も果肉も真っ赤になる。そして、力を入れて触れれば潰れそうなほどに柔らかく熟れる。
非常に甘みが強くなり、未成熟の時にあった青くささはほとんど感じられなくなる。酸味もない。
まったりと滑らかな舌触りで、口の中で容易に潰れる。
成熟したヤパは、料理には使わずにそのまま食べることの方が多い。
【トホグ・モーラ】
ウリングモラの海岸には、丸い石が落ちている。
綺麗な球体のものは少ないが、表面が磨かれたように滑らかで、角がなく、つるりとした曲線を持った石だ。それらの石は、波によって磨かれたものだ。
例えば、
その曲線から、ナングスはそれを
よく見かけるのは、
透き通った銀色のものは、ナングスでは
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