幻想ノ一
幻想ノ一
とりあえず俺がホームに使ってる場所があるから……こないか?
「いくいく……マユは大好きだぞそういうの……」
というわけでマユとリンコウは移動する。
建物が多い……高層マンションから……普通の家に……掘っ立て小屋に……江戸時代にありそうな武家の屋敷と言うかお城があった。
そんなお城と言うより……貴族が使うような家にお邪魔した。
「お邪魔します~~~」
「まあまああがれよ……ここ結構以後こちいいから……」
そこは静寂に包まれたような世界だった。
音が存在しないので……というよ電気が数少ないから電気製品が意味をなさないと言う感じだが……
そこには電気で動かない……謎のノートパソコンが存在した。
「なにこれ……?」
「今電気は貴重なのに……昔のノートパソコンがある……」
「それはな化石かもしれんけど……前の宿主が発電機と太陽光パネルを残してくれたんだ……」
「だから今でもスマフォとノートパソコンが使えるんだ……まあそれより残された書物? というか紙が貴重品だ」
「……そうなのか……こんなゴミの山かと思ったぞ……?」
「まあ聞け……確かに他人にとってはゴミかもしれない……でもな違うんだ」
「この世界ではゴミなんてない……宿主が書き込んだ描いた絵や紙に書いた物語の原型は宝なんだよ俺たちにとって……」
「もう娯楽が少ないからな……店にあるCDすら聞くには手段が限られているし……」
「電気使わなければいいのでは……」
「もう人類は少ないのこり少ないから……リアルで会えることのほうが奇跡なんだよ……」
「そんなの嫌だよ……もう少しリアルで会いたいよ」
マユは潜在的恐怖が高まっていた。
マユは夢を知らない。
だからこそ……夢を知らないからこそ恐怖した。
寝ることに対して「恐怖したよわたしは……」
「なら試しに寝てみろよここはベットもふとんも両方あって広いから何人でも寝れそうだな……」
「そうだな……でも電気がない世界でも発電機があるし……太陽光パネルがある……ホームにするなら最適だな……?」
「そうだろマユは物分かりが良いな……ここならかなり動きやすくなる……だが問題がある……」
「それは?」
「食糧問題だ……僕はりんごを出せる能力者なんだが……林檎を出すのにカロリーを使うから僕が出すにはいいが本人がその林檎を食べてもおいしいが差し引きするとマイナスになるんだ……」
「なるほどつまり私が他の食べ物を取ってくればいいんだな……?」
「でもどこにあるんだ食べ物は……ここだと公園とかに木の実とかあるのか……?」
「スーパーだ」
「スーパー? なんだそれ?」
「スーパーにあるんだそれは……」
「何が?」
「缶詰とか……開封してない常温保存が可能なレトルト食品とか……何故か腐らない果物とか野菜とか冷凍の魚に……肉が置いてある……」
「でも電力がないんじゃないのか?」
「そこの緊急用発電装置はまだ生きている後2年は持つらしいとこの前あった釣り人に聞いた」
「釣り人の知り合いがいるのか……その人にお魚を分けてもらえばいいのでは?」
「実際分けてもらったよほらイワシにタイにぶりに……カツオの切り身だ……」
「じゃあさっそく食べるかりんこ!」
「うんそうだな一応冷蔵庫も魔改造されていて電気じゃなくて波導エネルギーで稼働するようになっているが……まあ非常用の発電機があるからなんとかなるよたぶん」
「旨そうだなお魚さん……いたたきま~~~~す!!!」
「あっマユそんなにがっつくなよ……たくっ」
そうしてお魚を堪能したマユとりんこなのであった。
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