幻想ノ二
幻想ノ二
イスカは……激想していた。
「感情の暴発は……そこまでじゃない……可能な限り……でも……いける……ここだ!!」
白熱する……零条なる遊撃の咆哮がイスカに突き詰める……
迫撃の波動が砲撃が襲い掛かる。
イスカは水を無限に生み出すことができるが代償がある……水を生み出すと自身の体がボロボロに傷つく……
肉体的損傷と言うか……頭が痛くなるし……心が病んでいく……
だからなのかイスカは無限に産みだすことができるのか……でも自分が生み出さないと……死んじゃうじゃないか……!! 死に行くセカイを止めたいんだ!! だからこそ俺が……世界をしに行く世界を止める!!!
イスカは自身の心がボロボロになることを決意しても……止めない水の砲弾を放つ……
だが魔獣の砲撃は止められない……というかこいつは魔獣じゃなかった。
幻獣に犯された魔獣だ。
犯されたとはつまり浸食を受けた……魔獣だ。
限界まで振り絞って止めて見せる……でも死に行くセカイを止められるのか……!?
限界の限界の限界の先にある未来を悪魔を止めて見せる……悪魔のような幻獣の支配など……止めて見せる!!!
「ここだ……翠嵐覇界砲!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
傲慢な危険な波動の砲撃が流れる様に拡散する。時間すらも超える一撃が魔獣の犬の魔獣に受け止められる。
「くうんうぬうううぅぅぅぅ~~~~~ん…………」
コロコロと転がる犬の魔獣が弱ったように……絶命しそうになりえる。
「待ってくれ…………死ぬなよ死ぬんじゃない……ほら水だよ受け取れよ……」
ひとてきの水を生み出す……しかしそれだけではだめのようだ……ならばどうする……
「そうだ……この前うさぎを狩ったんだ……その時の燻製肉の残りがある……から喰ってくれよ……」
「くううううん? く~ん……」
犬の魔獣は涙を流していた……でもそれはこの前の世界では嘘だったのだ。
自分に餌を与える人間は自信を虐待していた……だから犬は人を信用しなくなった。
犬はこんな酷い飼い主など滅びてしまえと願った瞬間、魔獣と化した。
それでも人を信用したかった……でもそんな人間居るはずない……でもでも生きたいと願った。
だからこそそのまま野生に還りたかぅた。嘘でもいい……でも死なないとダメなのか……でも生きないと死ぬ…………そんな感情の暴発により……糞みたいな世界でも生きていたい。
犬はこの人なら許せるという奉仕心が目覚めた。
夢なら冷めて欲しいと願う……なんでこの人は俺を殺そうとしたのに助けてくれるんだ……
でも何故にこいつは…………………………いや、違う? いやそうだ……でも……いやもういい。
暗闇の天から降り注ぐ黒い稲妻が犬に魔獣に降り注ぐ……黒雷の扉から波瀬参上したのは犬の人外の魔人だった。
「ご主人……先ほどの無礼は許してくれないか……お主なら自身の手綱を任せられる……」
「君は……犬なのか……その顔は殆ど犬みたいなでも人間らしさもある……けどほぼ犬みたいな……でもかっこいいよ君……」
「イスカ様!! あなたに一生ついていきます……わん!! さあここは危険です我に覆いかぶさってください」
「そうなのか……」
「もう少しで幻獣どもが……崩壊の殲滅の波動をぶつけてきます……だから逃げましょう……」
「わかった……逃げようでもどこに行く……」
「刈宮市に生きましょうここからあまり離れていないから……行きましょう!!
」
「わかったでもたぶん10時間はかかるだろ……ここからだと」
「ならば星獣状態になりましょうか?」
「星獣状態なんだそれ??」
「星の獣です……文字通り獣ですが……星のように煌びやかで体力がいつもの何倍にもなります……」
「やってみろ……」
「はいっ!!」
犬の魔人は星獣となりて……狼のような巨大なトラックのようにデカくなる。
「これが星獣……凄い巨大だな……」
「乗ってください……イスカ様!!」
「ああ……ええと名前つけてないよな……」
「なんでもいいです……つけてください」
「ワルゲルス……君の名前だ咄嗟に……速攻で考えた」
「ワルゲルス……いい名前だマスター……じゃあ行くぜっ……!! 振り落とされんじゃねえよイスカ!!!」
疾走するワルゲルスはイスカを載せて刈宮市に集合するように合わせる……
セカイを取り戻すのは君たちだ……さぁ選ばれしこどもたちよ今こそ力を
合わせるんだ。
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