「兎に角走るのが楽しい」この一文で、ヴァロトンが好きになってしまいました。
今までにないタイプな気がします。
やっている事は許せないのですが、純粋に走る楽しさが伝わってきて、爽やかさまで感じてしまいました。
倒すべき相手ですが、一方でこのままずっと走り続けて行くのを、見ていたいとも感じてしまいました。
「希少種なんてどうでもいい」この言葉にも、物語の構造に縛られない思考を感じて、あぁ……こう言う宇宙獣人生もあるのだなあと、思ってしまいました。
そんな気に入ってしまったヴァロトンに、猫の形をした死が迫る。
もうこの時点で私の心は、どっちを応援していいのか迷子になってしまいました。
私は今、どっちにも感情移入しながらハラハラしておりますっ。
そして最初は姿を見せない詩の攻撃が、静かな駆け引きをしている様でかっこいいですっ。
宇宙獣から見る詩の戦闘スタイルは、まじアサシンのようで、ヒヤリとしたものを感じてゾクゾクしてしまいます。
冷徹な殺意が形作る巨大な曼珠沙華が、とても美しく印象に残りましたっ(・v・)
作者からの返信
うちはとはつんさん、いつもお読み下さり、ありがとうございます。コメントもいただけて嬉しいです(o゚v゚)ノ
宇宙獣たちにも個性があります。攻撃的な面よりも自分のやりたいことを全力でやるヴァロトンを好きになってくれてありがとうございます(* ´ ▽ ` *)
彼に覚えてはいないかも知れませんが、寄生体として長い時間宇宙船の中で過ごしてきましたから解放感を満喫しているのかもしれません。
姿を見せずに罠にはめていく詩の戦闘スタイルは、敵にとっては恐怖でしかないと思います。
詩は4人の中で一番威力、瞬発力はないですが組み立て方次第では厄介な相手になると思います。殺意マシマシで咲かせる花たちにヴァロトンもピンチに陥っています。
ここからの駆け引きも楽しんでもらえればと思います(*´ω`*)
ヴァロトンは、ただただ走るのが楽しかったのですね。
確かに長い距離を走るのに適した体をしているようですし、楽しいのもわかりますが……他者を巻き込まないで欲しいものです。そうでなくても、ただ走るだけで破壊行為に繋がるのですから。
しかし、そんなヴァロトンも年貢の納め時が近いでしょうか。地面に沈み、閉鎖花に囚われ……詩の作戦成功でしょうか? それともこれ以上の進化を見せて来るのか。
次回も楽しみにしています!
作者からの返信
長月そら葉さま、いつもお読み下さり、ありがとうございます。コメントもいただけて嬉しいです(* ゚∀゚)ノシ
ヴァロトンは、生きてる実感を走ることで感じているのかも知れません。
ただ体も大きいですし、ついでに人間も踏み潰しているようなので、迷惑なことには違いありません。
詩の罠にはまりピンチを迎えるヴァロトン。ここからの彼の活躍があるのか、閉鎖花に囚われ生涯を終えてしまうのか、その結末を見届けてもらえれば嬉しいです(*´ω`*)