二章 向かう心①

──小春。母様と約束をしましょう。……自分のせんたくこうかいしないように、努力することだけは決しておこたらないで。そして、どうか……最後まで人を救うことをあきらめない──そんな医師になってね……。

 脳内で何度もり返されるのは、たおれた母がさいの力をしぼるように小春へと告げた言葉だ。今まで、何度も心の中ではんすうしては、母が望んだ医師になるためにがんって来たというのに、その想いはあわくだけ、崩れてしまった。

 母が呪禁師だったという真実を告げられた小春の心には、もやがかかったままで晴れることがない。

 ……母様はどうして……あの言葉を私にのこしたんだろう。

 医師を目指す小春をおうえんする言葉だと思っていたが、母が呪禁師だったことを知り、今となってはその真意も分からなくなってしまう。

 小春は頭を軽く振ってから、重い足取りのまま、目的地に向けて歩みを進める。

 小春のもとへと先日、助けためのわらわの母親からお礼がしたいとのふみが送られてきたため、待ち合わせ場所であるだいの後涼殿へとおもむいていた。

 後涼殿の西にしびさしの北側のきざはしで待ってくれていたによにん女郎花おみなえしいろからぎぬまとっており、としは二十代半ばに見える。おだやかで優しげなおもしは矢代と少しだけ似ていた。矢代の母、若狭はみかどが居住する清涼殿で、身の回りの世話をするにようぼうとして勤めているらしく、その所作やことづかいはとてもゆうで気品があった。

「先日は娘の矢代を助けて頂きまして、ありがとうございました。こちら、矢代がお借りしていたくみひもと……お礼のこうです。よろしかったら、し上がって下さい」

 若狭から小春にわたされたのは貸していた桜色の組紐だけではなかった。布に包まれた重いものが小春の手にせられたため、おどろいてしまう。

「そんな……。私は自分に出来ることを行っただけで、お礼を頂くほどのことでは……」

「どうか、えんりよなさらないで下さい。……矢代は私にとって大事な娘です。その娘に対して、ていねいに接して頂いたのですからお礼を受け取って頂けなければ、私の気が済みませんわ」

 そこまで言われたならば、受け取らないわけにはいかないだろう。これ以上、遠慮するのは相手にも失礼である。

「……では、ありがたく頂きますね」

 小春の返事に若狭はやわらかな笑みをかべながら頷き返す。

 若狭は失礼しますと告げて、その場から去って行った。ものごしが柔らかく、丁寧な人だったなと思いつつ、小春は組紐をふところい込み、もらったばかりのこうの包みをかかえ直した。

 鼻をかすめていくのはさわやかなかおりだ。一人で食べるにはもつたい無い気がして、あとで雪路にも分けたいとそんなことを思いながら、典薬寮にもどるためにきびすを返そうとした時だ。

「──半人前で女のくせに、さっそく清涼殿の女房に取り入るなんて、ずいぶんしつを振るのが上手うまいようだな」

 まるで氷のとげのような言葉が背後から響き、驚いた小春はゆっくりと振り返った。視線の先には小春よりも三、四歳ほど年上の青年が三人、にらむようにこちらを見ていた。

 ……あ、この人達は……。

 無位であることを表すあさいろほうを制服とし、黒のきんかぶった青年達は同じ典薬寮のせいだ。彼らは小春がにゆうりようした当初から冷めた視線を向けてくるため、その顔をよく覚えていた。

 医生達も何かの用事で内裏に来ていたのかもしれない。彼らとはあまり関わり合わない方が良いだろうとだんけているのだが、ここ数日は母がじゆごんだったことにどうようし、心ここにあらずの状態が続いていたため、気付くのがおくれてしまった。

 今にもせまって来そうな三人のあつを感じ取った小春は、思わずかたふるわせてしまう。後ろに下がろうと思っても、そこには後涼殿の階があるため、簡単にげることは出来なかった。

「薬を届けるだけのおつかい程度のことしか出来ないくせに、入寮したばかりの見習いの分際で、随分と調子に乗っているみたいだな?」

 典薬寮には女人のくすのことを快く思わない者がいると聞いていたが、目の前の彼らは小春に対して明らかに敵意のようなものを向けて来ていた。

「わ、私は……。ただ……」

「女が口答えするな。どうせ、頭がかたくてわいげがないからって、まともなえんだんが来なかったんだろ? 婿むこ探しなら他所よそでやってくれよな。こびを売っているみたいでざわりなんだよ」

 あざけるような言葉を浴びせられた小春の胸を冷たくするどいものがつらぬいていった。まさか、自分がそのように見られていたとは思わず、小春はあわてて首を横に振った。

「ちっ……ちがいます、私は医師に……なりたくて……」

 だが、自分でつぶやいた言葉に疑問を感じ、小春は小さく動揺する。

 ……私は本当に、医師に……なりたいのかな……。

 自分のことなのに、分からないのだ。言葉にまった小春はそれ以上をつむぐことが出来ず、くちびるを結んでしまう。

 小春が動揺したことを医生はかんちがいしたのか、鼻で笑ってから冷めた言葉を続けた。

「女人の医師なんて、たいしたことなど出来ないだろうに。典薬寮には不要なだけだ」

「医師は男の職なんだよ。どれだけ知識と技術を得ようがしよせんは男の医師のごとだ。覚えるだけさ」

「っ……」

 嘲りとべつえるように、小春はいている柑子の包みをきゅっとにぎめてしまう。

 ……どうしよう、こわい。こんな時、どう返せばいいのか、分からない……。

 威圧的な人間は父と重なってしまうので苦手だ。それでも以前までならば、からまれてもじようでいられる自信があった。今、その自信がないのは、自分の中で医師になるというおもいが揺らいでしまっているからだ。だからこそ、医生達に反論する言葉が思い浮かばなかった。

「それに入寮試験も本当は裏で根回しでもして合格したんじゃないのか? お前、さっきの女房みたいにだれかに取り入るのが上手そうだもんな」

「ほら、俺達にも尻尾を振ってみろよ。色々と丁寧に教えてやるぜ」

「ははっ、どうせまともに教える気なんてないくせに」

 そのちようしように対して、小春は唇を小さくんだ。どうして、これほどまでに言われなければならないのだろうか。自分はただ、あこがれていたものを求めて典薬寮に入っただけだというのに。

 くやしさとおそろしさが入り混じり、小春はとうとう顔を下に向けてしまう。

「──何をしているの」

 小春のひとみなみだが浮かびかけていた時。りんとした声がその場にひびき、いつしゆんで意識をうばわれる。振り向いたのは小春だけではなく、医生達も同じだった。

 声がしたのは後涼殿の階を上った先のすのからで、視線の先には数人の女人達がこちらを見ていた。その中心に誰かが立っているのか、二人の女人がちようかかげて、他者からの視線をかくしているようだ。つまり、几帳の内側にいる女人は並の身分の者ではないのだろう。

「あなた方があまりにも大きな声でお話ししているから、となり殿でんしやまで聞こえていましたよ」

 二十歳はたち前後の女人が一歩、前へと出て鋭い声でとがめる。ただならぬふんを纏っている女人達を前にした小春と医生達は、されるようにその場にひざを折った。

「……話はすべて聞こえていました。あなた方は典薬寮の者なのでしょう」

 几帳の内側に隠されている女人の声は決して大きいものではないというのに、その場をしようあくする力を持っているようだった。

「そっ……そうでございます」

 医生は青ざめながら、引きったような声で返事をしていた。

「そして、そこのむすめは典薬寮に入ったばかりの新人だとか」

「……さようでございます」

 問いかけられた質問に対して、小春は声を震わせながら答える。相手は恐らく、こうきゆうの女房などではない。それよりももっと身分が上の者に違いないと自身の直感が告げていた。

「随分と棘のある言葉でついきゆうしていたようですが……おのれの意思で典薬寮へと入寮した彼女の存在とそれまでの努力をおとしめる資格があるほど、あなた達は尊く、えらい立場なのでしょうか?」

「っ……」

 凜としたこわいろの中には丁寧さとともに、口答えが許されない静かな威圧が感じられた。

「そこのあなた。……あなたは医師になりたくて、典薬寮に入ったのよね?」

 直接的な問いかけに小春は一瞬だけ驚いた表情を浮かべそうになったが、掠れかけた声で「はい」と返事をした。

「それならば、胸を張って堂々としていなさい。顔をせることは己の意思を自分で否定していることと同じよ。……あなたは自分の力で、今の場所に立っているのでしょう?」

 さきほどまでの力強い口調とは違い、柔らかなやさしさがふくまれた言葉だった。そこにしんが通っているものを感じ取り、はっとした小春はすぐに背筋をばした。

 几帳のすきから小春の様子が見えているのか、女人の声は再び、医生達へと向けられる。

「……自分の意思で目標に向かっていつしようけんめいに努力している人をあざわらうのは楽しいですか」

 ぜひ教えて欲しいと言わんばかりに女人の声色は低いものへと変わっていく。

「他人の努力を笑っている者が、自分の望むものになれるとお思いで? そして誰かを貶め、嘲笑した者が、ほかの誰かに自身が信用されると思っているのですか」

「……」

「もし、心からそのように思っているのならば、それは改めるべき行いだと思いますよ」

 女人の言葉に、医生達は顔を青白くしたまま、額にあせを浮かべている。呼吸が出来ているのかかくにんしたくなるほどに、彼らは石のように固まっていた。

 一方で小春は心の底からおどろいていた。まさか、自分のような見習いの身の上の者をかばう人がいるとは思っていなかったからだ。男ばかりの仕事場で、によにんが同じように仕事をすれば嘲笑や悪意などは付き物だと分かっていた。耐えることが出来ないのは自分が悪意や敵意に慣れていないからで、そして実力を人に認められていないからだと思っていた。

 ……でも、違う。この方は……こうていして、尊重してくれているんだ。私の、意思を。

 高貴な雰囲気をまとった女人は、見知らぬ自分を守ろうとしてくれている。庇ってくれる理由は分からないが女人の言葉は小春の胸の奥へと響き、温かいものでおおわれていくここがした。

 医生達は先程までの勢いを失ったまま、うなれている。誰も言葉を発しようとはせず、ちんもくだけがその場に流れていた。

 一つ、小さなためいきが響く。その溜息に、医生達は肩を大きく震わせているようだった。

「そこのあなた。……き物を持って、こちらへいらっしゃい」

 几帳の隙間から、細く白い手を出した女人は小春へと手招きしていた。

「へぁっ? あっ……は、はいっ……」

 女人の言葉に従うように膝を折っていた小春は慌てて立ち上がり、ぞういだものを空いている手でかかえつつ、足音を立てないように気を付けながらきざはしを上った。

 小春が階を上り切ると、几帳の内側へと隠すように周囲の女人達に押し込まれてしまう。だが、驚いたのは几帳の内側に隠されていた女人が目の前にいたことだ。

 こきむらさきひとえに、表があわい紅梅色からおういろうちぎを重ねたうめがさねかさねうすいろうわ、そしてあさむらさきいろからぎぬまとい、を引いている女人は桜の絵がえがかれているおうぎを広げている。顔半分は扇で隠れていたが、思わず溜息が出てしまうほどの美人がそこに立っていた。


◆◆◆◆◆◆◆


 高貴な女人は小春をいちべつすると周囲の者達にうなずいてから、きびすを返して歩き始める。彼女に付き従っている女人達は再び几帳を掲げてから、貴人の姿を周囲から隠しつつ歩き始めた。

 何が起きたのか分からなかったが、立ち止まることも出来ず、小春は女人達の中に交じって、その場を去るように歩くしかなかった。

 去りぎわ、少しだけり返った小春は、膝を折ったままのせい達の方へと視線を向けたが、彼らはいまだに顔色を悪くしたまま、動くことはなかった。

 高貴な女人によって、医生達の前から連れ出してもらった小春だったが、この足がどこに向かっているのかは分からない。ただ、無言のまま、付いていくことしか出来なかった。

 ……先程のお礼を言いたいけれど、身分が下の者から声をかけるのははばかられるし……。

 声をかけることも出来ず、ただ歩くだけだ。それでも、小春は雪路に教えてもらっていただいの内部について思い出そうとしていた。

 ……ええっと、後涼殿とつながっているこのわたろうの先は……。

 確か、この先にあるのはふじつぼと呼ばれているぎようしやうめつぼと呼ばれているぎようしやかんなりのつぼと呼ばれているしゆうほうしやの三つの殿舎があったはずだ。

「……ごめんなさいね、つい口を出してしまって」

 それまで無言で歩いていた女人がぴたりと足を止めてから、小春の方に少しだけ振り返る。

「でも、どうしてものがせなかったの。あなたがふるえているように見えたから……」

「っ……。あの、見ず知らずの自分を助けて頂き、ありがとうございました」

 小春は頭を深く下げて、女人へとお礼を告げる。だが、お礼は不要だと言わんばかりに女人は扇の裏で笑っていた。

「いいのよ。……けれど、わたくしが出しゃばったことであなたの立場をさらに悪くしてしまったら、ごめんなさいね」

「いえ、そんな……」

 小春がお礼の言葉を続けようとした時だった。

 とつぜん、女人の身体からだがふらり、と前のめりにれたのである。

によう様!」

 その場にいた他の女人達があわてたように、「女御様」と呼んだ女人の身体へと手を伸ばす。

 幸いにも女人の身体がゆかうえたおれることはなかったが、小春は突然のことに反応がおくれてしまったため、見ていることしか出来なかった。

「ああ、もう……。熱が出ているではありませんか」

「いくら気分が良いとは言え、無理をしてはまたむことになりますよ」

 恐らく、女人達はにようぼうなのだろう。そして、少し呼吸をくずしている女人は女御だったのだ。

 現在、みかどには三人の女御がじゆだいしている。殿でんの女御、じようねい殿でんの女御、そして──藤壺の女御。つまり、藤壺へと続くこの渡廊を通っている彼女こそが、藤壺の女御なのだと気付く。

 想像以上に尊い身分の女人を目の前にして、小春は瞳を丸くしてしまっていた。

「だって……。主上おかみあさがれいのつぼせんざいを整えたから見に来ないかと、せっかくおさそいを頂いたのよ? 少しくらいの無理はするわ……」

 先程と比べると、女御の口調が弱々しくなっており、身体がつらいことがうかがえた。

「はい、はい。ですが熱が出ては主上に心配をおかけしてしまうでしょう。庭はげませんので、まずは体調を整えましょうね」

「……そうね、分かったわ。主上には後でふみを出すわ……」

 どこか残念そうに女御はつぶやく。それから小春の方へと振り返り、女御は小さくしようした。

「見苦しいところを見せてしまったわね」

「い、いえっ、そのようなことは……。あの……」

 自分が具合をましょうか、とその言葉を告げることを小春は躊躇ためらってしまう。今の自分のうででは、かんじやが内服する薬を作ることは許されていないからだ。

 小春は伸ばしかけた手をぐっと引っ込めてから、別の言葉を告げるしかなかった。

「お熱があるとのことですが女医処のくすをお呼びしましょうか……?」

「心配してくれるの? ……ありがとう。……けれどだいじようよ、いつものことだから」

 そう言って、女御はっすらとみをかべつつ断ったが、顔色は悪いように見えた。

「あなた、時間は大丈夫?」

「えっ、あ、はい……」

「それならば内裏の北にあるげんもんまで遠回りしてから典薬寮へともどるといいわ。……先程の者達があの場に居ては帰る際にはちわせしてしまうでしょうから」

 女御は自身の身体が辛いにもかかわらず、小春のことを静かに案じてくれている。小春を思いってくれる心遣いに、なんと優しい人なのだろうと胸を打たれた。

「それでは、またね」

 女御は女房達に支えてもらいながら、渡廊のさらに奥へと進んでいく。小春はその後ろ姿をながめつつ、深々と頭を下げた。

 ……女御様のようならしい心根を持った方が苦しんでいたのに、私は──何も出来なかった。典薬寮に身を置いているのに、何てないんだろう……。

 医師として未熟な自分を実感し、それがとてつもなく歯がゆく感じられた。小春はくちびるを一文字に結びつつ、奥歯を強くめる。

 目の前で苦しんでいる人がいても、今の自分では助けることは出来ないのだ。「医師」ならば、患者を見逃すなど、絶対にあってはならないというのに。

 ……もっと、技術と知識を身に付けないと、私は何も出来ないだけの人間になってしまう。

 小春はゆっくりと顔を上げる。すのにはもうだれもおらず、どこか遠くから女人の話し声のようなものがかすかにひびいていた。自分が立ち入ることが出来ない空間がこの先には広がっているのだろう。入れないのは、自分が「によ」ではないからだ。

 ……女医としての力量を認められれば高貴な人を診ることだって、出来るようになるはず。

 むしろ、それこそが女医処に勤める者としての本質であり、意義だ。

 今度はうつむくことがないように、小春は背筋をばしていく。女御からもらった言葉は、自分にとっては支えとなり、そしてほこるべきものとなっていた。

 ……私がこれまでやってきた努力は自分のためのものであったけれど、その努力が辿たどり着く先は「女医」として、患者となる人達と向かい合うためだもの。

 今も母とじゆごんに関することは割り切れないままもやがかかるような心地をいだいているし、じゆんすいに心から「医師」になりたいかどうかは分からないままだ。

 それでも、心には新しいおもいが生まれていた。

 ……今みたいに、自分の不甲斐なさになげいたり、こうかいしたくない。私は──自分だけの力が欲しい。自分の力で、人を救えるようになりたい。

 荷物を持つ手に力を込める。さきほどまで冷え切っていた指先には新しい熱が宿っていた。

 目の前で苦しんでいる人を助けられないのはいやだと強く思った。ならば自分は、助けたい人を助けられる力が欲しい。それを自覚した小春は止まっていた足を一歩ずつ、進めていく。

 ……真っぐ、前を向かなきゃ。私を助けてくれた女御様にじない自分になるために。

 高貴なによにんである女御と再び、会えるかどうかは分からない。それでも、いつか女御と会うことがあれば、胸を張った自分でいたかった。

 小春はいどむような表情のまま、教えてもらった玄輝門に向かうために簀子を歩き続ける。

 自分は今、求めるものが得られる場所に立っている。それならば、立ち止まっているひまなどなかった。

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