ごきげんよう、残された竜の娘さんの優しさが、思い遣りが、痛いですね。
でもハンターさんは、恐らく「人を襲って食べる異形が、柵のこちら側にいた」から撃った、それは今の社会の常識に照らしてみれば、正義でしかないのでしょう。
陸奥さんが死んだ竜のために、残された娘さんのために涙を流せるのは、アサヒさんとエルさんという、あちらとこちらの橋渡しがあったから。
それがない陸奥さん以外の人類は、優しい楓さんでさえ、きっと銃を撃つのでしょう。
それが悲しくて、痛いですね。
アサヒさんの痛みを堪えた表情。
どれだけの時間、苦しんできたのか、彼女は。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
そうなんです、人間サイドからみれば、ハンターは凶暴な異形を倒してくれた英雄。でも異形サイドからすると、ただ仲良くしたかっただけなのに撃ち……という悲しいすれ違いが起こってますね。
だけどこの真実を人間はずっと知らない。今までもこれからも悲劇は続いていくのでしょう。
陸奥さんの優しさが心の叫びとなった回ですね……。読んでいて泣けてきました。
現代の社会にも通ずる“自分と違ったものへの排斥”が陸奥さんには感じたのかもしれません。異形達はそのまま人間に置き換えても話が成り立つ作品だなぁ、と改めて思いました。
私は心が弱いのできっと打ちのめされそうですが……異形さん達は強いなぁと毎回感じます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
少し自分と違うだけ。違うことって悪いことなんですかね?
そういうこともあるよね、と認めることができたら、きっと世界は優しくなるんじゃないかなと思います。でもそれが難しいんですけどね汗
異形たちはいろんな想いを抱えていると思います。続きも見届けていただけると嬉しいです。
エルちゃんの言葉、悔しいけれど、これが現実なんですね……。
誰もが、誰もの気持ちを分かっているからこそ――の、前回、だったんですね。
辛いです。
花をくれた娘さん。陸奥さんじゃないけど、本当に、どうして、そんなふうに笑えるのでしょう。
彼女に限らず、異形さんたちは皆、そんなふうに笑っている気がします。
ラストのところで、陸奥さんが気づいたこと。
アサヒさんの深く傷ついたような過去は、たぶん、いえ、きっと、そういうことなんですね……。
陸奥さん、どうしよう?
作者からの返信
コメントありがとうございます!
感情の思うままに動きたいのはあるのですが、動いてしまうと……というのがありますからね。難しいところです。
異形たちの優しい心を知れば知るほどに胸が苦しくなると思います。この現状を早く変えたいのですが、ここで気がついてしまったアサヒの過去。悟ってしまった陸奥は今後どうするでしょうか。見届けていただければと思います。
いつも応援ありがとうございます!
陸奥さんが見ていることは確かにに事実ですが、世界にとっては異形は危険で排除するべき存在なんですよね。
しかも長く続いてしまった因習。それを変えるのは本当に難しいことだと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
形を決めてしまっている世界。これを変えるのはなかなか難しいことでしょうね。
そもそも本当に変えることが出来るのかも分からない問題であります。
物語はもうすぐラストを迎えます。どうぞ最後まで見届けていただければ嬉しいです。