応援コメント

(29)全てに優先する」への応援コメント

  •  拝読しました!

     浄禊氏の底意、棋の平等分配! 社会主義的な平等思想は高みにある「誰か」がお情けで皆に分配するもの、本当の意味で平等にはなりえませんね! しかしそう思い至った理由が修司くんパパ、竜司氏の卓越した実力に対する妬みと不平等感ゆえというのは、やはり修司くんが斬り伏せるべき因縁。あらゆる勝負は真摯に競い合うことで互いを認め合う心が芽生えるもの、浄禊氏の言葉はそのあたり真剣勝負に対する冒涜ですね! 闇の棋将としてはこの態度も言動も当然、いかにもラスボスの風ですが、決して認めたくはないところです。

     これまで多くのひとを犠牲にしてきたにもかかわらず自分は幸せな世界を求めているのだという浄禊氏、なにか言葉に矛盾を感じると思うままに棋力が吹き付けてくるなか、力を貸してくれる雫さん! そしてその雫さんの想いにさっぱり全然気づくことのない修司くん! 雫さんのひとこと、本当の狙いは自分が棋の神になることという、浄禊氏のエゴイズムの極致。ボスキャラだけに棋力だけでなく、エゴの強さもすさまじそうです。浄禊+四十禍津日vs修司くん+香織さんと雫さん、2対3の勝負、香織さんと雫さんの想いは時空を超えてあらゆる戦法を備えているヨガッピ(原本)を凌げるか!?

    いよいよ今章もあと1話、少し寂しいものもありますが、最後まで楽しみにさせていただきます!

    作者からの返信

    遠蛮様、本日もお読み下さり誠にありがとうございました!ヾ(*´∀`*)ノ

    遂に明らかになった真の目的!それは平等棋界の実現でございました!
    仰る通り、社会主義の思想に近いものがあります。が、浄禊の場合は利己心が根底にあるのでした。自分より強い者が存在する世界が許せない。竜司への嫉妬心は根深く、己の精神を蝕む程に強いものでした。
    競争の中で芽生えるものもありますよね!修司には勝って欲しい所ですが……。

    昨日の敵は今日の友。雫の参戦で棋力差は埋まるのか否か。将棋は意志の強さが勝敗に左右します。究極の利己に対抗できる程の強い意志とは──。

    いよいよ後1話で本章も完結します。でも、引き続き第十二章を連載中ですので、またすぐにお会いできると思いますよ!(多分)
    ではでは。今回も本当にありがとうございましたm(__)m