第7話 2020 11 15(パソコンが嫌いだったと言う話し 2)
どこまで書いたんだっけな…
あぁ、そう、おでん社長の家で催された、おでんパーティーのお誘いを受けてね。
行ってきたんだよね。
おでん社長の娘たちは可愛い。奥さんは上品。
一番下の娘が3歳なんだけど、ポニョみたい。
3歳児なんて皆んな天然なんだろうけど、あの子はね、本当に天然な感じがする。
人が人になる前の、素のままの命がトテトテ歩いているのを見た気がした。
人が何か作ったら、それは人工物と呼ばれるのだろうけれど、
もしも、あの子が何かを作ったら、それは天のものなる何かになると思う。
ウチの子も天然だけど、あの子は何と言うか、野生的な要素が強い天然だ。
平たい車のオーナーの子も3歳。
この子はね、すでに人としての知性を感じさせる。
3歳なのにって、言い方は3歳を知らな過ぎなのかもしれないけど、
もうすでに気を使ってくれているのが伝わってくる。
「まちびらきに行ってきた話し」でもしたけど、階段を昇る時、彼女はまだ1人で昇れない。
なので、手を握ってと、小さな手を伸ばしてきたときのこと。
私の手が冷たくて、彼女はそれが嫌だったらしい。
でも、手が冷たくてイヤ。とは率直に言わなかった。
一段昇ったところで、突然止まって、
手が冷たい。と言うと私を傷つけてしまうのではないか?
もしくは、手を握ることを必要としているのは自分なのに、手が冷たくてイヤと言うのは我儘なんじゃないか?
そんな困った顔をして、「わたしの手であったかくしてあげる」と彼女は言った。
手が冷たい。そう言うと私を傷つけてしまうのではないか?
もしくは、〜 我儘なんじゃないか?は、後から追いついてきた理解であって、
当時は、唐突に立ち止まられて「わたしの手であったかくしてあげる」と突然言われたので、
最初は???となった。
彼女の視線を追って、(あぁ、僕の手をあっためてくれるのか)となり、それから(あぁ、僕の手が冷たくてイヤなのか)と理解した。
子供と大人の温度は思っている以上に差がある。
子供はできたてで、ホカホカだ。
そんなホカホカの3人の3歳児。+ 幾人かの多感な年頃の子供たち。
(おでん社長の近所の子が入れ替わり来ていたので、小・中・高の子供たちが一通りいた)
&5人の中年。
あ、平たい車のオーナーの奥さんは中年ではないかな。
怒られてしまうかもしれない。
2組の夫婦と、一人やもめ。
あのキラキラ楽しそうに歓談しているのを、遠巻きに見ているのが面白いんだよね。
皆の知らない間にその様子を動画に納めて置くのが楽しい。
ちゃんと、後で撮っていたことを報告して、共有してるから安心してね…
皆んなよく喋る。
話の輪に、参加しようと思えば参加できて、気が向かなければボーッと、その歓談の様子を見ていられる。
あの、独りなんだけど、孤独ではないってくらいの感覚が心地いい。
自分はスタバとか行かないけれど、ああ言う所に一人で行って、なんか本を読んだり、PCを打ったりしてる人は、一人なんだけど、周囲が多少ガヤガヤしてて、耳に入ってくる話題に対して、無責任に物を思えたりするのが良いのでは無いだろうか。
やっと、PCと言うワードが出て来たけれど、まだ、話は続くのだ。
でも今回はここまで。
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