第3話 2020 11 01(懸垂をしていると言う話し)
最近、懸垂をしています。部屋の中で。
築浅の部屋の作りだと、ぶら下がれるところが無いので、懸垂バーを買いました。
昔の部屋の作りだと、ぶら下がれるところがいっぱいあったのにね。
買ったのは、あの、突っ張り棒みたいなやつです。
きっと、その内、洗濯物干しになったり、衣紋掛になったりしそうなので、
そうならないように薄暗くて服を干したり、保管するのに適さない場所に突っ張りました。
最初は信用できませんでした。突っ張り度?突っ張り強度?
最初って言うか、買うときから信じていませんでした。
信じていなかったので、僕たちの世代で言う、ぶら下がり健康器を買おうかとも思ったのですが、あれはスペースを取るし若干高い。
騙されたと思って、突っ張り棒の方を買ったんだけど、棒君は結構、誠実で信用のおけるヤツだった。
棒君なのか、棒さんなのかわからないけど、棒だから男の子だと思う。
可愛い弟は、立派にオッさんになりました。
朝起きて懸垂。夕飯を食べる前に懸垂。お風呂前に懸垂。
感謝の正拳突きではないですが、徐々に回数は増えていき、今ではトータルで100回は行っているのではないでしょうか?
若くないので無理はしません。
けれど協会の会長が音を置き去りにしたのは、自分くらいの歳だったと思います。
やがて自分も質量のある残像を作れるくらいのスピードで懸垂ができるかも知れない…
……バカで良かったと思う。
分かりますか?「感謝の正拳突き」
もしも分からないなら、昔はあんなに漫画が好きな姉さんだったのに…と、遠くの空の下で嘆きます。
漫画、読んでますか?
この手紙は2020年11月の話しなので、流行は「鬼滅」とかかな?
鬼滅は自分も読んでいません。
漫画の話しはきっと長くなってしまう。
今日は懸垂の話し。
彼は…棒君は信用のおけるヤツだったので、懸垂だけじゃなく、足を引っ掛けて…、足って言うか、膝?を掛けて、逆さまになってからの腹筋も最近はしています。
けれど、いつか裏切られる日が来ると思う。いや、来る。
それが懸垂をしているときなのか、腹筋をしているときなのか、それは分からないけど、腹筋をする時はいつもドキドキしています。
裏切られるのは嫌だけど、なんかドキドキして止められないのって、やっぱりどっかに欠陥があるのかしら?
人間関係でも性別を問わず、なんか裏切りそうな人に魅力を感じてしまう。
そう言う気持ちって分かる?
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