遠い不安より目先のことを(スチーム×マギカ)
「いずれ
魔導士とは思えない発言をしたユーナは、目の前で
「
「そう……なのか?」
「絵が
「才覚の問題は……まあ、確かにそうだが……」
代わりに
「わたくしでさえ、時折困ることがありますわ」
それは説明が長い
むしろ理解できないことが多いが、ユーナの説明は貴重なものだ。
世界で七人しかいない最高位魔導士の説明だ。大学で
ただ相手に理解させようという
「それに科学の発展、
「魔法は
「完成されてしまっているのです。
未完成だからこその可能性。
それを黄金律の
白、赤、青、緑、黄――この五つによって、魔法の体系は完成したとも言われている。
それを打ち破ろうとして、数え切れぬものが
「ユルザック王国での
「私としては精霊というものがピンとこないが……」
「そういう人が多かったため、何度かおばあ様が留学してますわ。わたくしも一度……」
遠い思い出が
その色を宿した王子も、今や過去の人間だ。
真実を確かめようにも、その国は遠く
「ユーナくん?」
呼ばれて、意識を現在に
失ったものが多く、それ以上に得た。
それでも少しだけ
「ごめんなさい。ぼーっとしてましたわ。話を変えましょうか」
「そうだな。では早速だが……」
そして新しい事件が始まるのであった。
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