アイラブクッション(バシリス・クライム)
「
いやもう好きに買えばいいじゃないか。
俺――
「
「犬じゃないのか?」
猫も好きだが、犬もいい。
クッションとかだと犬系が好みだったりするんだが、そこら辺は個人差か。
「こう……黒くて小さくて……左目の上あたりに傷があるといいなって」
「売り物に傷がついたらダメだろ」
何故、俺を見て言うのか。
傷ものを買うんじゃない。それにマニアックすぎるだろ、それ。
「
急に会話に入ってきた
うん、悪くない。ペンギンはむしろセンスがあるかもしれないな。
「クルリは?」
「……
話題を
そんなクッションがあるのか。
「鮫……いいな」
大きさも色々あるらしく、人気だとか。
この体がすっぽり入るのも、気持ちよさそうだな。
まあどう見ても食われてる図なんだがな。それがまたいい。
「じゃあヤマトは?」
「俺は
そういえば
妹目線で考えられるいいお兄ちゃんだな。
俺はあのわがまま妹ズのことなど、なるべく気を
「次はヤクモー!」
「わ、私か!? ふむ……王道のテディベアだろうか」
「無難」
「
枢クルリと多々良ララのコンビネーションが、
まあ、ありきたりと言えばそうだけど、俺は悪くないと思うぜ。
ただ
「シュウは?」
「お兄さんはあまりそっちに
ずっと話を聞いていた
まあ
「けど最近妹に
「どんなのだよ?」
「アニメキャラクターらしい。もちもちしてるんだとか」
よーし、それ以上はやめよう。
なにかに引っかかりそうだからな。
そうしてぬいぐるみ談義は少しずつ横に
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